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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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今年も初芝居見物は、歌舞伎座へ。

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初芝居の時のロビー吹き抜けには、毎度壽の凧がかかります。
斜めに渡された白い幾筋もの凧の糸や、周りのお飾りが華やかで、
一年のうちで、この時期が一番好き。
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そして、今月は、壽初春大歌舞伎と題して、高麗屋さんの三代揃っての襲名披露を観られました。
九代目松本幸四郎丈が二代目松本白鸚に、
七代目市川染五郎丈が十代目松本幸四郎に、
そして、松本金太郎丈が八代目市川染五郎に、それぞれ名を改めました。
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観たのは口上のある夜の部を、ひと幕目と四幕目は自主的に端折って、
私的に見逃せない二幕目の口上と次の三幕目の勧進帳を観劇しました。

口上は、坂田藤十郎丈から始まって、
上手側が魁春、歌六、扇雀、愛之助、七之助、孝太郎、又五郎、左団次、吉右衛門。
反対側は下手から、
梅玉、東蔵、鴈治郎、弥十郎、高麗蔵、勘九郎、芝翫、雀右衛門、秀太郎。
皆さま、楽しいエピソードを上手に挟みながら、お祝いの言葉を順々に述べて行かれて、
いつにも増して、たっぷり楽しめた口上のひと幕でした。


八代目幸四郎丈が初代松本白鸚と名乗られた時や、
九代目幸四郎丈が染五郎から襲名された時のことが、うっすらと思い出され、
なんとまあ、時の流れるのは早いものかと感慨深さもひとしおでした。


三幕目の勧進帳では、新幸四郎の弁慶に、新染五郎の義経。
富樫が吉右衛門で、四天王に従えるのが鴈治郎、芝翫、愛之助、歌六というすこぶる素敵な面々。
“勧進帳の弁慶が、歌舞伎の中では何よりも一番の憧れ”だと自著にも書いていた新幸四郎丈は、
渾身の弁慶を務めていました。
お父さまの先代幸四郎丈や、おじさまの吉右衛門丈の重厚な感じとはまた異なって、
都会的でシャープな弁慶という印象。
新染五郎くんは、まだまだ伸びしろ充分。
もっともっと“たっぷり”やってくださいという感じですが、
何しろ最初の義経を観られたのは嬉しいこと。
どんな役者さんになっていくでしょう、これから先がとても楽しみ。
吉右衛門丈の富樫も、とかくスタイリッシュ?な印象を作られがちなこの役に対して、
安宅界隈というちょっと田舎のお侍さんという本来の土臭い感じがあって、
それがとても良かったと思います。
なぜか、今まで見た勧進帳のどれともまた雰囲気の違う、
新しいものを見たという印象でした。

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二月も引き続き襲名興行。
三月は、久し振りに玉さまご出演なのでそれを観たいと思っています。


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# by oomimi_usako | 2018-01-21 23:45 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback