2010年4月 火の国にて~肥後の旅 第一日目

四月も半ば過ぎなのに、東京は、朝から寒くて小雨模様。
夜には雪に変わるところもあるでしょうと、天気予報が伝えていた日。
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午後の便で羽田を飛び立ち、一路、阿蘇くまもと空港へと向かいました。
機長の高橋さんが、気流の影響で少し揺れるかもしれないと、アナウンスで伝えてくれましたが、見渡す限りの雲海の上は、お日さまがいっぱいに降り注いでいました。
降下する飛行機の窓のそと、雲の切れ間から見えたのは、阿蘇の山々。
外輪山を持つ阿蘇の山は、予想以上に大きくて、富士山とも、桜島とも違う雄大さを見せていました。

いよいよ始まる肥後の国の旅。
正味二日ばかりですが、市内と、そして美味しいものをめぐった旅の記録に、
どうぞお付き合い下さいませ。

<この日見たもの>
空港から市内までは、リムジンバスで移動。
今回は専ら市内観光に専念することにしたので、便利な中心地のホテルに連泊しました。
“絶対に、キャッスルビューがいい!”
と主張する殿が選んだのは、こちらのホテル
確かに良い眺めです。
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ただ、もうお日さまも傾き始める頃だったので、観光は取りあえず見られるものを。
通町筋(とおりちょうすじ)から、上通(かみとおり)アーケードを経て、途中から昭和の町並みの残る上乃裏通り一昔前の吉祥寺裏通りのようでした)を抜けて、徒歩で藤崎八幡宮まで向かいました。

◎藤崎八幡宮(ふじさきはちまんぐう)
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935年、平将門・藤原純友の乱の時、九州一円が、平らかに治まるようにと建立されたという1000年以上の歴史を持つ、熊本の総鎮守様。
まずは、旅の無事をお願いします。
当時は藤崎台(現在熊本城の西側にある藤崎台球場のあるあたり)にあったそうですが、西南の役で焼けてしまったので、明治17年に現在地に移ったそうです。
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(神社に奉納されている樽を見ると、その土地の有名な蔵元がだいたいわかります。)
◎吉田司家
藤崎八幡宮へと続く参道に、相撲の神様として有名な吉田司家があり、モダンな石碑が建てられています。
“後鳥羽天皇が宮中での相撲儀式を復活した際、相撲の故実例式に詳しい越前の吉田家次が、相撲行司官に任じられ、「追風」の号と団扇を賜ったことが、相撲司吉田家のはじまり。
十四代追風のとき、第四代横綱谷風に横綱免許を与えて以来、第四十代横綱東富士欽壱まで吉田家による横綱免許状授与式が続いた。”と、とても解りやすい説明が石碑に書かれていました。
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◎夏目漱石第六番目の旧居跡
漱石くんは、引越し好きだったようです。
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◎熊本電鉄を走る懐かしい車両
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このつり革広告に、見覚えのあるあなた!
そう、そこのあ・な・たのことですよ。
懐かしいものをお見せしましょう。
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熊本電鉄の、上熊本駅~北熊本駅間のみを今でも走っているのは、懐かしの東急東横線緑色の車両。
通称あおがえる
と呼ばれていたものです。
子供の頃から夫婦揃ってお馴染みの、東急東横線に会えるというので、せっかくだからとほんの少し迂回してこの車両に乗りに行きました。
藤崎宮前駅から北熊本駅へ乗り、そこで乗り換えてあおがえるちゃんにご対面。
乗ってびっくりのつり革広告に、イッキにテンションが高まりましたが・・・。
こんな写真を撮る私たちに、乗客の方々が奇異の目を向けないところをみると、結構ここで大騒ぎをする観光客もおいでになるのではと、拝察いたしました。
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usako補足>念のため申し上げておきますが、私は、鉄子ではございません。

◎熊本の市電
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熊本市内には、今でも市電が走っています。
現在残っている路線は、二号線と三号線の二系統(元々一号線から七号線までありました)ですが、かなりの充実度を見せるバス路線とあわせると、その交通網は立派なもの。
もちろん、郊外では事情は変わってくるのかもしれません。
でもたとえ市内中心部でも、ちょっとどうか?と思われる交通事情の地方都市を、いくつか旅で体験してきた身としては、“あのお殿様”さすがっ!と、思わずにはいられませんでした。
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市電の車両も、以前松山で乗ったようなレトロ感溢れるタイプが有ると思えば、
オランダで乗った、二両編成のスマートで現代的な低床車両タイプ(ドイツADトランツ社)もあって、
次に来るのはどのタイプ?と眺めて待つのも楽しいひと時でした。

usako補足>繰り返し申し上げますが、私は、鉄子ではございません。

<この日食べたもの呑んだもの>
旅の美味しいもの情報は、あらゆる手段を駆使して収集します。
今回は、まず銀座の熊本館で、地元のフリーペーパーを数冊入手。
友人からも情報を仕入れ、さらに、その友人を介して、熊本が気に入ってしまったので移住されてしまった!というかつての会社の先輩にも情報をいただいて、旅にのぞみました。(Rちゃん、O先輩、ありがとうございました。)
◎味の波止場
美味しいお魚料理をいただきました。
熊本は、天草の海の幸に恵まれているところです。
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(がらかぶのお造りと、そのあとアラでお味噌汁を作って下さいました)
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(天草地たこ、きびなご)
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(天草地鶏)
いわゆる郷土料理もいただいてみました。
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(ひと文字ぐるぐる。ヒトモジというあさつきを棒状にまとめて、酢味噌をつけていただきます)
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(辛子レンコン。こちらでは、揚げ立てを出してくれます。お店によってお味付けもだいぶ異なります。)
美味しいお料理には、自慢のお米で作った日本酒と米焼酎をあわせれば、鬼に金棒、熊本に熊本城・・・?
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日本酒は、瑞鷹(ずいよう)の“熊本城”。
熊本県の酒造好適県産米、神力(しんりき)100%使用。歩合65%。
神力は、五百万石のもとにもなっている酒米です。
球磨焼酎は、大石、鳥飼、倉岳(天草、しもん芋使用)、武士者(むしゃもの)などをいただきました。

◎スイス
ごついイメージのある熊本にも、ラブリーな洋菓子店があります。
スイス。
1962年創業当時からの看板ケーキは、緑の銀紙で有名な“リキュールマロン”。
リキュール(多分ブランデー)をたっぷりしみ込ませたふわふわなスポンジをスコーンのように半裁して、間に刻みマロンたっぷりのバタークリームをサンドしています。
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もちろん、フレッシュケーキや、焼き菓子クッキー、ジェラートもあります。
阿蘇の恵みの乳製品や、県産フルーツをふんだんに使ったデザートは、素材の良さが如何に大切かということを、しみじみと感じながら味わうことができます。
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どことは申しませんが、銀座の真ん中や、
どなたとは申しませんが、自由が丘や白金界隈で、
店舗のロケーションと電波に顔が乗っただけで超一流になったと勘違いしているパティスリーに行列を作ることが、如何に愚かなことかが、良く解ります。
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あまりの美味しさに、いっきに食べてしまい写真に残せなかったアイスクリームは外袋のみで失礼!
少し柔らかいのを召し上がるのがポイントです。

さて、翌日は毎度お馴染み“大人の修学旅行強行軍”です!
二日目も頑張ってまとめます。
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どうもありがとうございます。
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by oomimi_usako | 2010-04-16 22:00 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(8)
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Commented by emiemi at 2010-04-25 17:58 x
待ってました!!!毎年楽しみにしている旅行記。
熊本城は姿が美しいですよね~好きなお城です。二度行きましたが、「キャッスルビューのお宿に泊まる」というアイディアは思いつかず、今更ながら後悔後悔・・・
ここのところおいしい日本酒に再び目覚めてきたので、その情報も楽しみです。
Commented by coed at 2010-04-25 21:31
待っておりましたよ、旅行記!!!
時間をかけて、ゆっくり見せていただくのが私流。
とりあえず、ご挨拶も急ぎで失礼いたします。
楽しみは、これからです!
Commented by oomimi_usako at 2010-04-26 11:46
☆emiemiさま、すご~い!熊本城に二度もいらしていらっしゃるとは。
是非キャッスルビューのホテルを目指して、三度目の城攻めをなさってくださいませ♪
楽しみにしてくださってありがとうございます。
二日目も頑張ってまとめますので、お時間のあるときにどうぞお読み下さい。
Commented by oomimi_usako at 2010-04-26 11:46
☆coedさま、嬉しいです~ありがとうございます。
とりあえずとおっしゃるコメントまでいただけると、usakoますます頑張っちゃうぅ♪
ますますたくさん書いちゃうぅ♪♪
Commented by suzu-kinako at 2010-04-26 21:04
usakoさんの旅行記は行った気分にさせてくれるので嬉しいわ。
でも美味しい物が味み出来ないのがちょっとね・・・
Commented by oomimi_usako at 2010-04-26 21:28
☆きなこの母さま、ありがとうございます。
この長い長いブログにお目を通していただいて本当に感謝!
問題はやはりそこですか・・・。
はやく“画面をこすると美味しいものが出てくる”PC、開発されないかしらね。
Commented by yukkolin at 2010-04-26 22:52
usakoさん、“大人の修学旅行”記、じっくり拝見させていただきました♪
東横線が走っているのにはびっくり!!
しみじみ見ると味があって素敵ですね。
“一文字ぐるぐる” 作っているのをテレビで見た事があります。
慣れた手つきで器用にくるくる巻いていました。
お魚もスイーツもおいしそう~~
続きを楽しみにしていますよ♪
Commented by oomimi_usako at 2010-04-27 17:33
☆yukkolinさま、この長い長い記事にお目を通してくださいましてありがとうございます。
本当の修学旅行の折には、お友達と旅行をすること自体が楽しかったので、何を見たんだか聞いたんだか?と言う状態でしたことが、今更ながら悔やまれます・・・。
そのせいか、怒涛の修学(^^)v
二日目も、頑張って書きます、また見てくださいね・・・お暇な折に。
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