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by oomimi_usako
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国立劇場 三月歌舞伎公演ー歌舞伎座再開場まであと25ヶ月ー

昨年四月に、歌舞伎座での歌舞伎観劇を見納めてから、はや、ひととせたちました。
下座音楽や文楽など、歌舞伎にかかわる周辺知識を勉強しようと試みている日々は、意外にあっという間に過ぎているような気がします。
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先月、ぽっかり春めいた陽気の日に、近所の路地を歩いていたら、
どこからかお三味線の音色が流れてきました。
私の住む地域には、ちょっと不釣合いな音ながら、
案の定、私自身の耳にはススーッと溶け入り。
“湯島境内”の早瀬主税とお蔦の場面に流れる“お三味(おしゃみ)”の音を思い出しながら
“あ~歌舞伎が観たい!”
と、心底思ってしまったのです。
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   (↑ 国立劇場HPよりお借りしています)
そして私は、今を盛りと白梅の咲く半蔵門国立劇場に、歌舞伎観劇に出かけました。
一年ぶりのリハビリ観劇にしては、ちょっと強気な、四世鶴屋南北の通し狂言。
演目は“絵本合法街衢(えほんがっぽうがつじ)”です。
今回は、片岡仁左衛門丈と中村時蔵丈がコンビを組んでおられますが、前回上演時(1992年3月新橋演舞場)には、片岡孝夫(現、仁左衛門丈)と坂東玉三郎丈のゴールデンコンビ。
私は観ておらず、今となっては大変に残念です。
見逃したのは惜しいこと。
ですが、こういうときに助けとなってくれるのが“良く書かれた劇評”なのです。
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国立劇場での歌舞伎公演には、公演パンフレット(歌舞伎座で言う筋書き)の他に、上演資料集(国立劇場調査記録課編集)というものがあり、その代々の劇評やら当時の役者さんの芸談、作品自体の研究論文、果ては舞台セットのスケッチなどまでも読むことが出来るので、以前の上演の様子を垣間見ることができるというわけなのです。
ちなみに、台本も売っています。
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作品自体は、南北らしいと申しましょうか、テンポが早く流れるように話が進みます。
本水を使ったり早変わりがあったり、そして、南北特有のジツハ、ジツハ・・・を繰り返しながら、どんどん人が出てきて、どんどん殺されていく・・・。
“まあ、近頃まれに見る悪いやつだわねえ・・・”と観ていてため息が出るほどの悪の華が、仁左衛門丈の上に見事に咲いて行くのです。
どっぷり南北の世界にひたりたい向きには、もってこいのお芝居でした。

そうそう、久し振りに左団次丈のカッコイイお姿を拝見できたのも嬉しかったのですが、ラブちゃん(片岡愛之助丈)はちょっとまだ構えたような硬さが感じられました。
まあ初日五日から、まだ4日目でしたからね、いいのよ~この先頑張ってね。 ・・・って誰に言ってる?

usakoの補足>
人間、歳をとってくるとだんだんわがままになってくるようですが・・・
ココへ来て、私の歌舞伎観劇の状態も、かなりわがままになってます。
実は、
未だにワイドショーネタを提供してるE蔵丈や、
お気の毒に病気休演中のKK郎丈、
そして、
元気なあまりTV出演、執筆活動、あっちこっちの舞台出演などに大立ち回りのKJ郎丈、
これらの方々の舞台は、出来ればコストを掛けてまで見たくないのです。
単に、好きではないという理由ですが。
そのため、このお三方を避けて演目を選り好みしていたら、一年過ぎてしまったというわけ。(彼らがどれだけご活躍だったかがわかります)
現時点では、最後の方にだけ気をつけて(!)いれば、
私にとっては絶好の、快適観劇ライフを楽しめる日々です。
・・・ファンの方、ごめんなさい。

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by oomimi_usako | 2011-03-09 23:27 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback