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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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しおかぜにのって 讃岐と伊予の旅 第一日目

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陽射しも夏めいて来た、五月の週末。
一泊二日の駆け足ではありますが、久し振りに旅に出ました。
今回は、四国讃岐から伊予へ小さなお城を訪ねます。
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羽田から、空路で約1時間20分。
眼下に小豆島を見ながら、飛行機がぐっと高度を下げ、
姿の良い小山と溜池の点在する、特徴のある地形が見えてきたら、
もうそこは高松空港です。
高松界隈・・・琴平や屋島、小豆島などは、2004年(ブログを始める前)に一度、旅をしました。
そのため今回このあたりは、通過するだけ。
でも、ちょうどお昼時ということもあり、せっかくなので讃岐うどんを食べました。
お腹の落ち着いたところで、JR高松駅から予讃線サンポート南風リレー号に乗り、
目指したのは今回の旅の最初の目的地、丸亀です。
江戸時代初期に完成して現存するお城を訪ねました。
そして夕方、予讃線の特急しおかぜに乗り、この日の宿泊地、今治へ向かいました。

<この日見たもの>
丸亀城
予讃線の列車の北側の窓から、美しいフォルムの瀬戸大橋が見えにくくなる頃、
反対側に姿を見せるのが、こじんまりと可愛らしい丸亀城。
天守閣は、1660(万治3)年に完成したもので、
現存する木造天守閣の中では、一番小さいものとして有名なお城です。
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標高66mの亀山という土地を利用して築かれた平山城ですが、
大手門から三の丸へ向かう“見返り坂”などは、胸突き八丁。
そのあとも、ひたすら登りが続きます。
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三の丸の東、月見櫓跡からは、正面に讃岐富士が望めます。
まさに、昔も今も、お月見には絶好のビューポイントでしょうね。
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ご天守は、急な階段を昇って到達しますが、とてもこじんまりとした造り。
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見渡せば、瀬戸内海の島々に、行き交う船の姿が望めます。
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広がる讃岐平野には、小さな山々と金色の畑が点在し、
京極家、高和(たかかず)から朗徹(あきゆき)まで七代続いたお殿様たちは、
御城下の人々の営みを、どんな風にご覧になっておられたのだろうかと、
思い巡らして楽しみました。

丸亀城は、“石の城”とも呼ばれています。
石垣は、どの部分も美しく見事。
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特に、一番高い、三の丸北側の石垣は、算木積みされた“扇の勾配”です。
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これらの石垣の上に、かつてはぐるりと塀が巡り、
櫓や多聞が配されていたことを想像すると、
小さなお城とはいえ、やはりその優美さは格別のものだったことでしょう。

丸亀市立資料館 
丸亀城、戌亥櫓から見下ろすあたりに、丸亀市立資料館があります。
こちらの二階には常設展示室があり、“生駒、山崎、京極の歴史と文化展”と題して、
天正時代の生駒親正以降、三つの御家によって治められてきた丸亀のことを
学ぶことが出来ます。
非常に簡潔でわかりやすい良い展示内容です。
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生駒氏は、播磨赤穂から。
山崎氏は、肥前天草から。
そして京極氏は、出雲隠岐から播磨龍野を経て移封しておいでになりました。
そうそう、初代京極高和のお嫁ちゃまは、藤堂高虎のお孫ちゃまです。

◎丸亀のご城下
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駅からお城へ向かうアーケードは、土曜日の午後なのに、人が殆どおいでになりません。
いわゆるシャッター商店街なのでしょうか、それとも定休日?
しかしながら、この驚くほどの静けさが、
石積みの上に、数百年前から変わらぬ姿で建つお城に、
とても良く似合っていると思ってしまうのでした。

◎JR四国 特急しおかぜ
一時間に一本ですが、予讃線沿線を旅するには不可欠な特急です。
丸亀から今治へは、この特急を利用して86分かかります。
瀬戸内海の水際ぎりぎりのところを走る区間もあれば、
金色の小麦畑を眺めながら、
あるいはまた、山あいを抜けていく区間もあります。
途中、伊予西条駅に列車が止まると、隣接した展示施設“四国鉄道文化館”の中に、
引退したあの懐かしい東海道新幹線ゼロ系を覗き見ることができます。
新幹線建設に尽力した、第四代国鉄総裁十河信二氏が現在の新居浜市ご出身であるため、
氏の記念館などと共に、鉄道歴史パークinSAIJOを形成しているのです。

<この日食べたもの>
◎讃岐うどん
JR高松駅近くの一代にて。
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こちらは、セルフのお店ではなく、注文後の待ち時間に、
相席になった地元で工務店をしているという初老のおじさまから、
讃岐うどんのお話あれこれを伺うことができました。

丸亀みどりや本店 福福餅
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この地域では、ガラダチと呼ばれる植物の葉で包んだ麩餅です。
ガラダチは、サルトリイバラとも、サンキライ(山帰来)とも、呼ばれます。
クリスマスの頃に良く見かける、赤い実の付いている蔓、サンキライは、
美味しい御餅のお伴のお役目もしていたのでした!、
お日持ちしないので、保冷剤をつけてもらって、ホテルで夜のデザートに。
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骨付鶏 一鶴 丸亀本店
丸亀では、骨付き鶏が有名です。
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駅の観光案内所には、お店を紹介するマップが置かれているので、
骨付き鶏をいただけるお店がたくさんあるのはわかります。
しかし、町中を歩きながら見つける店々は、いずれもなにやら非常に入りにくい雰囲気。
結局、有名店である一鶴へ行きました。
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こちらのお店は、横浜にも出店しているので、
まあ、わざわざここで入らなくても良かったのですが。
焼きたてアツアツ、ちょっとスパイシーな骨付き鶏です。
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◎銘菓かまど
その昔、雨の少ない気候であるために、田畑の豊かな恵みをなかなか受けることの出来なかったご城下の民のため、お殿さまは、製塩業をお勧めになったそうです。
以来、海水を沸かして塩を取るためのかまどが、浜辺に作られ、煙が行く筋も立ち上るようになった・・・ことに因んで作られた、この地方の銘菓かまど。
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かまどちゃん、などとも呼ばれているちょっとユニークで可愛い姿のお菓子です。
季節柄、お新茶味が出ていました。

◎今治 旬彩いまむら
お夕食にと第一候補のお店を訪ねたら、丸亀同様人影を殆ど見かけない今治の町なのに、なんと満席。
決して狭くないお店が超満員で、この人々は一体どこから?と驚きました。
ホテルからは少々遠い第二候補のお店へ。
創作和食を謳っているとおり、ひとひねりもふたひねりもされた綺麗で見目良いお料理が、
いろいろ楽しめました。
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山丹正宗の、バリイさんの寝ざけという妙なラベルの日本酒もありましたが、これは駅の売店でも買えるものなので、ちょっと残念。
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もっと、地のものをシンプルに、かつ地のお酒(もっと!)で楽しみたかったと、ちょっと心が残りました。


さて二日目は、再びしおかぜに乗って、松山を目指します。

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Commented by june_h at 2013-06-09 12:49
丸亀城は、石垣が素晴らしいですね!
私は四国は、1度しか行ったことがありません。高知に住んでいる友達のお宅に遊びに行って、四万十川で泳ぎました。
今度、四国に行ったら、うどんの食べ歩きをしたいです(^^)
麩餅もやわらかくてみずみずしくておいしそうです♪
Commented by oomimi_usako at 2013-06-09 22:12
☆juneさま、長文お読みくださいましてありがとうございます。
丸亀城の石垣の高さは日本一なのですって!
小さいけれど、とてもお品があって美しいお城でした。
四万十川で泳がれたのですか!それは素敵~。
気持ちよかったでしょう?
高知も、良いところですよね、食べものも美味しいし。
四国はこれで4回目ですが、狭いようでとても広いので、まだまだ見るところが残っています。
そうそう、お麩餅、本当にとても柔らかくて美味でした。
Commented by doremi730 at 2013-06-10 00:48
3年前を思い出しながら、なつかしく拝見しました!
Commented by oomimi_usako at 2013-06-10 16:37
☆doremiさま、そうそう!
私は逆にdoremiさまの旅行の記事を拝見して、以前の旅を懐かしく思い起こしておりました・・・。
相乗効果で楽しいですね!
前回、琴平に行く時に眺めるだけだった丸亀城に、念願叶って登城して(?)来ました。
Commented by yukkolin at 2013-06-11 00:27
丸亀城、とても美しいお城ですね!
お城めぐりは若いうちに・・・って本当ね。
私も階段を登れるうちにお城巡りをしたいわ^^;
こちらにある「丸亀うどん」のお店も美味しいそうで、一度食べてみたいと思います。
また、福福餅の美味しそうなこと~♪
サンキライの葉に包まれているんですね!!
Commented by oomimi_usako at 2013-06-11 22:10
☆yukkolinさま、長い旅行記にお目を通していただきましてありがとうございます!
丸亀城は、石垣と天守閣のバランスがとてもよくて、小さいながらおっしゃるとおり美しいお城でした。
いくつかお城を巡っていますが、バリアフリーなのは改装中の姫路城位で、どちらも足腰がポイントだと感じています。
現存天守閣を先に巡ろうと計画していますが、私などは特に運動オンチでもあるので(降りる時が転げ落ちそうで怖いのです!)、あと十年以内に残り6つを城攻めしないといけません。
ご一緒に頑張りましょう~!
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by oomimi_usako | 2013-05-18 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(6)