持ち歩きやすい文庫サイズの本は、どこでもいつでも読めるので、次々と読み進めていくことが出来て便利です。気がつくと毎月4、5冊以上は読んでいます。
そんな中で、今月、特に気に入ったのがこの2冊です。 『ザルツブルクの小径-ヨーロッパ「音楽と食彩」の旅』(知恵の森文庫:光文社)は、駐ドイツ日本国大使館公使やケルン日本文化会館館長などを務められた小塩節氏による紀行とエッセイです。 最近とかく話題となるモーツァルトの生まれたザルツブルクを始めとしたオーストリア、赴任されていたドイツ、そしてその他ヨーロッパ各地をめぐる旅の中での、様々な見聞や想いが綴られています。 副題通り、音楽と食べ物に関する記述は、特に詳細で、読んで学ぶところが多い本です。 そして、もう一冊は『イギリス的「優雅な貧乏暮らし」の楽しみ』(集英社Be文庫)。 これは吉谷桂子氏とそのご主人様の共著で、イギリスでの生活を綴られたものです。 イギリス物には、私は目が無いので、こういうタイプの本は見つけるとすぐ購入してしまいます。たくさん散りばめられた写真は、見ているだけで嬉しくなってくるイギリス色の濃~いものです。読むのにそれほど時間がかかる内容ではありませんが、何度でも繰り返し眺めたくなる本でした。 知恵の森文庫も集英社Be文庫も、巻末の既刊一覧の中に、他にもいろいろと面白そうな本が見られましたので、それらを今度また、本屋さんで探してみようと思いました。
by oomimi_usako
| 2006-05-29 09:06
| 読書
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