横浜フィリアホールにて、ことばと音色でクララ・シューマンを堪能。

ロベルト・シューマンの妻となったクララは、自身も幼い頃から父親の薫陶を受け、才能をピアニストとして開花させていました。
シューマンとの出会いは、クララ・ヴィークがわずか11歳の時。
父親のところに、弟子入りして来たシューマンは、その時20歳頃でした。
最初は、遊んでくれる優しいお兄さん的存在であったはずが、いつしか恋心が芽生え、やがて、父親の猛反対にも屈することなく、二人は結婚することになるのです。
二人の想いが結実するまでのあいだ、往復した書簡(つまりラブレター)は300通以上。
そこでは、言葉で表現される想いに加えて、強く美しい旋律で表現された想いが楽譜となって、二人の間を行き来していました。
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横浜青葉台のフィリアホールで、クララとシューマンの往復書簡と、その時に作曲されたピアノ曲を、同時に楽しめるコンサートがありました。

音楽は、ピアノ演奏で、松本和将氏。
ラブレターは、朗読で、松平定知(元NHKアナウンサー)氏と好本惠(元NHKアナウンサー)氏。
時の流れを追う形で舞台は進行されます。

まずは、シューマンとクララが魅かれ合っていく時期の書簡が朗読され、同時期の曲“クララ・ヴィークの主題による10の即興曲作品5”の演奏。
次に、父親に結婚を許されず苦悩する時期の書簡の朗読に続き、“クライスレリアーナ作品16”から三曲と“三つのロマンス作品11”から二曲。
結婚に漕ぎつけた頃の書簡の朗読と、最後は“子供の情景作品15”と“幻想小曲集作品12”を組み合わせた形で“シューマン追憶のトロイメライ、スペシャルヴァージョン”と名付けて七曲。

実のところ、クララシューマンの曲については、ほとんど知識がありませんでした。
でも、背景と共に音楽を楽しむと、その曲をより深く感じることが出来るものなのですね。
置かれた状況を打破しようと、強い心を持って臨む彼女の想いが、そのまま反映された素晴らしい曲の数々にこころを打たれました。

また、今回は松平氏と好本氏というお二人のハイレベルな朗読と、優しくもあり力強くもあるピアノを奏でられる、松本和将氏の演奏で楽しめたことも、至福の時をより一層、極上のひとときにしてくれたのだと思います。


アンコールの時間には、一曲のほかに、一話(?!)もありました。
松平さんは、終演後なんと翌日放送分の“下町ロケット”の収録があるので、絶対頑張って行かなければならないとおっしゃっていました。
素敵なラブレターの冒頭が全て、“その時歴史は動いた(NHK番組)”の冒頭に聞こえて、より劇的に感じてしまったのは、私だけかもしれませんけれど・・・。


usako補足1>この演奏会、シリーズ化されているようで、先の公演日程が決まっています。
次回は、クララとシューマンの続きにブラームス登場!となるようなので、また拝聴しに伺ってみようかしらと思っています。

usako補足2>クララシューマンの曲がとても気に入り、CDを手に入れようと検索中。
でもなかなか良いものが見つかりません。それだけ珍しいのでしょうか?


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by oomimi_usako | 2015-11-15 15:45 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
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Commented by marucox0326 at 2015-11-15 20:01
こんばんわ。

とても興味深いコンサート・・・・
まるでお芝居を見るかのようですネ。

クララはドイツの旧紙幣(マルク札)にも印刷されて
いるくらい本国では愛されているらしいですね。
若いころの肖像を見てもとても奇麗な方・・・・。
世が世なら才能に溢れた女性作曲家としての活躍が
間違いなく約束されていたことでしょうに。
そして彼らは、ブラームスを見いだして
クララとのロマンスも(真偽のほどは定かでは
ありませんが・・・・)

で私、シューマンと言えばまず思いだすのは
{流浪の民」という歌曲・・・・高校時代に聞いて
大好きで、歌詞を見て口ずさんでいたのですが
「慣れし故郷を放たれて~」と言う歌詞の部分が
気になって気になって・・・。
「鼻たれて~」でないことはわかってても。
Commented by 鬼藤千春の小説・短歌 at 2015-11-16 08:21 x
はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
Commented by oomimi_usako at 2015-11-16 15:42
☆marucoxさま、
とても良い曲ばかりで、本当に驚きました。
その上、実際のお手紙を拝聴して、クララとシューマンの二人の心のうちがわかって聴くと、さらにさらに素晴らしい響きに聞こえてきました。
ブラームスのお話も、どうやらお手紙が残っているようで、
それが次回解き明かされるそうです!!

名曲には、“空耳アワー”はつきものですv
Commented by oomimi_usako at 2015-11-16 18:39
☆鬼藤千春さま、
初めまして。
お目に留めていただきまして、その上、わざわざお立ち寄りくださいましてありがとうございます。
せっかくコメントを書いてくださったのですから、
ご自身のブログの宣伝だけでなく、みなさまのコメントのようなご感想をぜひどうぞ~。
Commented by kumama47 at 2015-11-16 22:34
こんばんは(*^^*)

往復書簡(ラブレター♪)の朗読と演奏の組み合わせとは、素敵な企画ですね。
母がクラシックとかお能好きで、一緒に行こうと言われても、ついつい途中で睡魔に襲われるので遠慮ばかりの私です。
しかしこういう企画なら面白そう。しかも松平アナとは!

我が息子「シューマンのピアノ協奏曲イ短調」が好きでよく聞いています。
もしやクラシック音楽好きと思ったら、きっかけは小さい時大好きだった「ウルトラマン」で使われていて良い曲だと思ったそうです。>_<
Commented by oomimi_usako at 2015-11-17 10:07 x
☆kumamaさま、
なになにウルトラマン?!
私も小さい頃大好きだったのですが、シューマンの協奏曲が使われているなんてまったくわかりませんでしたよ~ご子息さま、すばらしい!!!あ・・・もちろんオンタイムでご覧になったわけではないですよね???
それでね、早速調べてみましたら、ウルトラセブンの最終回なのですね。
youtubeで探しだして、じっくり懐かしく鑑賞いたしました。
ご子息様に、シューマンの他の曲もいいですよ~とささやいてくださいね。
今回のコンサートも、睡魔に襲われて、頭から食べられているかたが、多数おられました。クラシックは、そういう作用がある音楽だから、そうなるのは自然なことなのだと聞いたことがあります!!

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