三菱一号館美術館 PARISオートクチュール展

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丸の内の三菱一号館。
手を掛けて残された往時の外観と、その前の小さなお庭は、
皇居のお堀までの間に林立するビルの間の、
小さなオアシスです。
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気候の良いお天気の日のお昼休みともなれば、
休憩するサラリーマンやOLの方々でいっぱい。
その混雑度は、まるでNYのユニオンスクエアみたいです。

でも、賑やかな広場から一歩建物のなかに入ると、
なぜか懐かしさを感じる内装と、漂う静けさに、
心がスッと落ち着きます。
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しかしながら今回は、心躍る展覧会が催されていました。
PARIS オートクチュール展。
2103年にパリ市庁舎で開催された展覧会を再構成したものだそうですが、
着られる芸術をメインテーマに、ガリエラ宮パリ市立モード美術館所蔵の
美しい品々を、沢山拝見することができました。
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シャネル、ディオール、ジヴァンシィ、
サンローラン、ゴルチェ、ラクロワ、
カルダン、ランバン、パコラバンヌ・・・
シルエットはもとより、織布や、
クリスタル、ラインストーンやビーズをふんだんに使った見事な刺繍は、
うっとり眺めているだけで、時の経つのを忘れそうです。
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そもそもオートクチュールというのは、高級とか高いなどという意味の
Hauteと、縫製、仕立てるという意味のCoutureを合わせた単語。
19世紀後半のパリで誕生し、パリクチュール組合が承認したブランドだけが、
顧客の注文に応じてデザイナー主導で仕立てる高級なお洋服のことです。
プレタポルテ主流になった今でも、シャネルやディオールはその伝統を
守り、オートクチュールを創り続けています。

ドレスだけでなく、ストールやお帽子、手袋などの小物類や、
デザイン画、それから、オートクチュールを世に送り出す巨匠の
御手の写真なども展示されていて、総数は130点あまり。
展示室を巡りながら、年代を追って流行は変わっても、
変わらない職人の技に魅了され続けました。
(一部の展示室で、写真撮影が許可されています。フラッシュはNGですが。)




usakoのおまけのお話>
良いものを見て、すっかりご機嫌で美術館を出ました。
東京駅方面に行くか、有楽町方面に行くか、一瞬迷ってふと歩みを止めた瞬間、
“すみません、ニジバシ駅ってどこですか?(英語)”
と、声を掛けられました。
振り返ると、旅行者と思われる外国人さんたち(ヒスパニック風と
白人の男女混合チーム5人組)が立っていました。
“ニジュウバシマエ駅ですか?(英語)”
“はい、そうです。その駅は、どこですか?(英語)”
“その駅は、この道をまっすぐあちらの方に行ってください。(英語)”
“あちらですか?あちらの角で尋ねたら、女性がこちらだと言いました(英語)”
“いいえ、私はその駅から来ました。駅はあちらです。(英語)”
“なるほど(英語)”
“この道をまっすぐすすみます。そして、あの歩行者信号のあるところで、
道を一回渡ります。そしてまたまっすぐ少し進むと、左手に駅の入り口が
あります。(英語)”
“わかりました、どうもありがとう(英語)”
“どういたしまして、良い旅を!(英語)”

三菱一号館の脇での出来事だったので、
♪三菱地所を見に行こ~♪
という、ちょっと前のTVCMが、頭を過りました。

普段、道を聞かれることは、あまりないのですが、
不思議なことに、最近良くこんな具合に、外国人観光客に、
道を尋ねられます。



-
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by oomimi_usako | 2016-04-07 17:05 | 展覧会 | Trackback | Comments(10)
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Commented by tabi-to-ryokou at 2016-04-07 22:49
こんばんは
外国人への駅案内、お疲れさまでした。
でも、相手が話す会話が英語なら、usakoさんは
疲れないでしょうね。
最近は銀座で、たどたどしい英語で道を聞かれることが
ありますが、私の場合は、マジで英語が下手なので、
冷や汗をかきながら答えてます(笑)

三菱一号館の企画展は本当に、よく頑張ったなという
展覧会が多いですね。
私も、昼休みによく歩く場所なので、面白そうな企画展は
観てますよ。
観たあとは、東京ビル・TOKIAで食べて帰るのが、
昼休みのお気に入りのコースです。

♪三菱地所を見に行こ~♪の歌詞は、設定に無理があるような
気がするのですが、そう思うのは私だけでしょうか。
私の職場の大家さんなので、悪口は言えないのですけどね(^。^)
Commented by oomimi_usako at 2016-04-08 16:47
☆tabiさま、
労ってくださいまして、ありがとうございます、恐縮です。

銀座も多いですものね~。
でもtabiさまのそれは、御謙遜だわ~(^m^)
質問される外国人の方が、お気をつかってくださるのか、日本語のちゃんぽんで話されたりもするので、こちらもつられて英語アクセントの日本語が飛び出しちゃったりして、コントみたいになることもありますよ。

三菱地所の歌、好きとかいうのではなくて、妙に頭に残るCMだと感じていましたが・・・
なるほど!
tabiさまのおっしゃるように、設定に無理があるからかもしれません。

お昼にTOKIAまで遠征されることもあるのですね。
あの界隈、トンと疎いので、ランチのお勧めのお店など
ありましたら、教えてくださいませ。
Commented by suzu-kinako at 2016-04-08 18:03
usakoさんの趣味は奥が深い。目の保養にこのような展示を見る事もいいですね。
どうせなら、外国の方との会話も英語で載せて下さったら私も勉強になりましたのに・・・・・
Commented by marucox0326 at 2016-04-09 16:07
素敵な展覧会にお出かけだったのですね。

そして道を尋ねた外国人の方も、いい方に出会えて
よかったと思われたことでしょうね。ダメダメと手を
振ってそそくさと立ち去る日本人もいますもの。

そして私もちょこっとシミュレーション・・・・

上記の方と同じく、私もぜひ英語の原文ママで
載せていただきたかったですう^^
Commented by oomimi_usako at 2016-04-10 11:27
☆きなこの母さま、
かなり手を掛けた、丁寧な作りのお洋服ばかりで、
特に刺繍が素敵。
こういうお洋服、着たいなぁ~。
どこかよそのお国の方が、ふとこのブログをご覧くださるようなことがもしあったらと思い、右欄外のブログパーツで翻訳ツールを載せています。
どうぞそれを使ってみてください!
・・・と、思って試しに自分で使ってみて、気づきました。
翻訳ツールで正しい(=自分が意図する)英訳を表示してもらうためには、それ用の日本語の文章の書き方があるんだな~と!

Commented by oomimi_usako at 2016-04-10 11:43
☆marucoxさま、
こんなお洋服いいなあ、欲しいなあとつぶやきながら、
じっくり見入ってしまう展覧会でした。
女性のあこがれが詰まったようで、東京以外でも、開催されるといいですねぇ。

今回は“御題(?)”が簡単でしたので、ご案内出来ましたけれど、もっと話が難しくなってくると、身振り手振り、メモや鉛筆、総動員しないとだめでしょうねえ。
自分が海外の都市に出掛けた時には、道を尋ねることはほとんどなくて、地図やガイドをチェックすれば不自由しないので、もしかしたら、東京は、わかりにくい場所なのかもしれません。
ご参考に、右欄外の英訳ツールを使って下さい・・・と書こうとして、ふと自分で使ってみました。
そうしましたら、“部分的”に唖然としました。
翻訳ツールで、正しく翻訳してもらえる日本語の文章の書き方があるように思います。


Commented by peko-nanamama at 2016-04-11 11:58
なかなか皆様のブログにお邪魔する余裕なく過ごしています(^_^;)
↓のタルト美味しそう!
私さくらんぼって一番好きな果物です。

教科書の英語と英会話にも違いありますものね。
私は読売新聞にのっている子供向けのポケモン英会話くらいが調度いいわ(^_^;)
Commented by oomimi_usako at 2016-04-11 21:48
☆nanamamaさま、
お忙しいなか、お越しくださってありがとうございます。
さすが千疋屋さんのさくらんぼは、ひと味違いました。
可愛くて美味しいチェリーの季節は、もうすぐ!楽しみですね。

私が移動するエリアは、特に外国人の旅行者急増中。
道を聞かれることが、増えてきました。
もっとしっかりご案内出来るように、ブラッシュアップしなくては!と思います。
Commented by まりりんまま at 2016-04-13 18:45 x
うさこさま、素晴らしい!
銀座は中国人が多くて英語で道を訊かれたことはないです。
他のエリアでも・・・ないかな。
基本的に不思議と道を訊かれることが多く、ロンドンで東洋人の私になぜきくかな~と思ったことも。
突然話しかけられてこんなにスマートに道案内できるかしら・・・
うさこさまに声をかけた方はラッキーでしたね。
私も心を入れ替えて英語の勉強します。
三菱一号館、ご無沙汰しているので、近いうちにいきます!

Commented by oomimi_usako at 2016-04-15 11:28
☆まりりんままさま、
ちっともそんなことないの。
これなら、中学生位の英語ですもの。
耳が慣れればなんてことありませんよ!
まりりんままさまこそ、きっとスマートにご案内なさることでしょう~♪
この展覧会、刺繍が素敵なので、是非是非お出かけになってみてください。
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