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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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2006年6月23日 六月歌舞伎座昼の部

とてもとても嬉しいことに、迷った挙句諦めた六月歌舞伎昼の部を、観ることが出来ました。
それも、桟敷席!!です。
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普通の座席より一段高いところから、見渡すように観劇できる桟敷席は、いわゆるBOXシートです。
二人で一区画になっていて、専用の出入り口がついています。
改修してもなお、座席の前後左右が窮屈な歌舞伎座の一般席から比べると、1人当たりの占有面積(?)が広い分、ゆったりとした心持ちで観劇することが出来るのです。


f0039281_22132885.jpgさて、今月の歌舞伎座昼の部は夜と違って、短い演目のラインナップです。
ひと幕目は、舞踊『君が代松竹梅(きみがよしょうちくばい)』。
10分足らずのとても短い幕です。最初から、お目当ての愛之助丈が“梅の君”でお美しく舞っておられるのを拝見できて大満足です。

次は、『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)角力場』。
お相撲さんが主人公のお芝居で、幸四郎丈と染五郎丈の親子競演。染五郎さんが二役を務めています。
お二人の台詞回しはメリハリがあって聞きやすいので好きです。

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ここでお昼のお食事休憩。
せっかくなのでお席までお食事を運んで貰いました。
デザートに、草まんじゅうもついています。
そうそう桟敷では、お茶もサービスで付きます。

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三幕目は『藤戸(ふじと)昇龍哀別瀬戸内(のぼるりゅうわかれのせとうち)』。
これは新作歌舞伎舞踊で、つくられたのはごく最近の平成10年の初夏。
厳島神社で行われた宮島歌舞伎で初演されたものだそうで、歌舞伎座では今月が初めての上演となるものでした。私は普段あまり吉右衛門丈の舞踊を拝見しないのですが、この方の舞い方って何だかとても
決っていて気持ちが良いものだと感心しました。
全体的に現代舞踊らしい流れのよさが感じられ、特に龍との闘いの場面は、宝塚歌劇の和物レビューの群舞を見ているようで素敵でした。
そうそう、悪龍になった時の吉右衛門丈の龍を模った冠が、珍しくて目を引きました。
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最後の幕は、『江戸絵両国八景 荒川の佐吉(あらかわのさきち)』。
真山青果作の世話物です。
両国橋のたもとの即席小料理屋のある景色から始まるこのお芝居も、夜の部『暗闇の丑松』同様に、江戸の情緒と景色を楽しむことが出来ます。
明け方に満開の桜の花見をするという最後の場面は、舞台と客席の照明が徐々に明るくなってくる演出により、観客も一緒に夜明けの桜を楽しむ気分にひたれます。
お目当ての愛之助丈は、仁左衛門さんそっくりのお姿でカッコ良く登場されてますが、あっという間に敵の刃にかかってしまいます。少々出番が短すぎるのが残念でした。

今まで、桟敷席は場所柄、お芝居が観づらいのではないかとずっと敬遠していました。
でも、今回座ってみて、スペースが広い分、観易いように姿勢を自由に変えられるということに気が付きました。結果的に観やすいのです。
年に一回位贅沢してここで観るのも良いものかもしれません。
…と、すっかり味をしめてしまった今日の観劇だったのでした。
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by oomimi_usako | 2006-06-23 23:59 | 歌舞伎やお芝居見物