四谷坂町 ジュードゥマルシェ(Jour De Marche)

曙橋から程近いところ。
防衛省のいかつい建物をながめつつ、靖国通りから路地を入ったところに、このお店はあります。
フレンチレストラン、ジュードゥマルシェ。
シェフは女の方で、リヨンの“ニコラ・ル・ベック”や“テラス・ド・リヨン”などといった星を冠したレストランで、六年間修行されたという榎本奈緒子氏です。
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全部で16席というこじんまりとしたお店ですが、それゆえ、細かいところにまで目が行き届き、心地よい雰囲気のなかで、お昼のひと時を堪能できました。
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ごぼうのフリットが添えられた、ごぼうの温かいスープ。
冷える日だったので、この始まりの、小さなガラスの器を手のひらで包みながらいただいたら、すっかり身体が温まりました。
滋味溢れるというのは、まさにこういうことだと感じて、コースの初めから良い気持ちになります。
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前菜には、つぶ貝と旬のお野菜を綺麗に盛りあわせたサラダ仕立てのひと皿。
軽い酸味をライムで加えて、すりおろした皮も軽く振りかけてあり、
旨みと軽い塩味と、そしてさっぱり感を、一体にして味わえます。
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古代米のリゾットは、可愛らしいココットで供されました。
太っちょの釜揚げしらすと、グラナパダーノというチーズをクロッカンにしたのものと、
小さくちぎったトレビスを、器の中でザクザク混ぜて頂きます。
いろいろな食感が楽しめました。
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一緒に出して下さる自家製パンが、これまた美味で。
外側はカリッと、中はふんわりもっちりと焼き上がっていて、
これで、ワンプレートと言われても、思わず納得してしまいそう。
美味しいソースがたくさん続きましたので、
それらと併せても、楽しめました。
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お魚のプレートは、香ばしく焼き上げられた平鱸。
立派な春菊のフリットが添えられていて、ソースも春菊。
全てを絡めて頂くと、ほのかな苦みが、アクセントになっていました。
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お肉は蝦夷鹿。
これがまた、なんと柔らかく美味しかったことか。
添えられた根菜やりんごのソテーとのお味の組み合わせも絶妙です。

ワインは、お料理の内容や進行に合わせて、ソムリエの方に三種類を選んで頂きました。
アルザスの白と、ギリシャサントリーニ島の白、そして、赤はミュスカデだったかしら?
日本酒のようには詳しくないので、間違っていたらごめんなさい。
でも、ぴったりのセレクトで、お料理の美味しさが際立ったことは間違いありませんでした。
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デザートは、二種類。
鎌倉街道七国峠のたまごで作られた自家製プリンは、すっきりとしたたまごのお味に、
程よい焦がし具合のカラメルが、これまた絶妙なバランスで美味ですし、
栗と黄粉のムースとキャラメルアイスに、安納芋のスープが添えられたひと皿も、
こっくりほっこりした秋の味覚が、ギュッと詰まった甘いお皿。
ご一緒したお友だちとともに、最後の感嘆の声を上げました。
スポイトに入っているので、自分で量を調整して加えられるのは、りんごのブランデーカルバドスです。

帰り際には、榎本氏とソムリエの方がお店の御玄関まで出ていらして、見送ってくだって、
まるで、お友だちのお家におよばれしたときの、去り際のような心持になりました。


始まりからおしまいまで、お味そのものの美味しいことはもちろんでしたが、
素材やお味のバランスの絶妙さや、一つ一つのお皿を仕立てるときの細かいご配慮、
感じの良いおもてなしなど、すべてが嬉しいひと時が過ごせるフレンチレストランでした。

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by oomimi_usako | 2016-11-20 17:49 | おそとでお食事 | Trackback | Comments(8)
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Commented by marucox0326 at 2016-11-21 12:00
今回も溜息しかありません。
私も以前、京都のカジュアルフレンチレストランでいただいた
ゴボウのポタージュの味がすごくおいしくて
家でも再現してみたんですが全然違っていて・・・。

ここのもきっとこっくりと
心と体に染み渡るお味だったんでしょうねえ。
鹿肉の見事なロゼ色・・・ジビエ系は苦手なんですが
最近のは匂いが殆どないそうで(向こうの方には
それが美味しく感じられるそうなのですが)
美味しくいただけると聞いています。

そしてそして欠かせないワインは素敵な組み合わせ。
ミュスカデやカルバドスの味は、夫がフランスのナントに
仕事で居たころ覚えて今もよく飲んでいますよ。

きめ細やかなサービスと満たされた時間・・・・。
ああまたもや溜息・・・。
Commented by ぷう at 2016-11-21 16:55 x
これはこれは!
またしてもグルメなusakoさん、素敵なお店を見つけられましたねえ。
いったいどうやって、セレクトなさるのか、一度ご指南いただきたいなんて思っております。
メモしました。
女性シェフの細やかなお仕事を、私も味わいたいです~
Commented by mituamikko109 at 2016-11-21 18:55
ごぼうのポタージュ、香りが良さそうで美味しそうです。
どれもこれも、うわぁ〜!美味しそう!しか声が出ないです^^
素敵なお店で素敵な食事の時間が幸せ(^^)
Commented by suzu-kinako at 2016-11-22 07:49
usakoさんが行かれるレストランはいつもお洒落ですね。
私、緊張してしまいそうです。
牛蒡が美味しい季節、温かいポタージュ系は体がポカポカになりますね。
スポイト付きのデザート・・・・・???創作って面白いね。
Commented by oomimi_usako at 2016-11-22 18:18
☆marucoxさま、
初めのこのゴボウのスープで、もう虜にされてしまいました。
お料理のお味や盛り付けが素晴らしいばかりでなく、お選びいただくワインもぴったり。
心配りも感じられて、おもてなしをしていただいている気持ちになりました。
蝦夷鹿だからでしょうか、それともやはりシェフの腕でしょうか…ジビエとは思えない、頂きやすい美味しいお肉でしたよ♪
また行きたいと思うお店でした。
ご主人さま、ナントにいらしたのですね。
美味しいもののたくさんある、美しい街!
私も、訪れてみたい場所です♪


Commented by oomimi_usako at 2016-11-22 18:21
☆ぷうさま、
ご一緒してくださる友人からは、“鼻が利く”と言われます。
が、全部満点のお店ばかりというわけには、やはり参りませんよ(^^;)
でも、こちらは、久し振りに出会ったとても素敵なお店でした。
時季を変えて、また伺いたいと思っています。
ぷうさま、ご一緒していただけます~??
Commented by oomimi_usako at 2016-11-22 18:24
☆みっこさま、
そうそう本当に、しあわせ~な時間でした。
大満足!
本当はナイショにしておきたいけれど、
でも、みなさんにどうしてもお伝えしたくなる・・・
そんなお店です。
Commented by oomimi_usako at 2016-11-22 18:28
☆きなこの母さま、
緊張が、ほぐれていくようなおもてなしのお店ですから、大丈夫!!
スポイトをお料理に挿すというのは、時々見かけていましたが、
実際に自分のいただくお皿に、挿されていたのはこれが初めてです。
カルバドスというブランデーがそのまま入っていたので、
きなこの母さまのように、アルコールがお得意でない方は、使わなければよいし、お好みで加減ができるという計らい。
私は・・・最後の一滴まで楽しみました♪
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