2006年12月 歌舞伎座昼の部観劇

今月は、菊之助丈の女八重桐、時蔵丈の滝夜叉姫と屋体崩し、そして菊五郎丈の政五郎を観たかったので昼の部に決めました。
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お席はめずらしく、二階の桟敷。
脇から観るような角度になるので少し観にくいかとも思ったのですが・・・一階桟敷で観劇したときと同様、目の前がひらけているというのは、とても観やすいものでした。
テーブルもあるし、席はゆったりしているし、ここもまた少し、お気に入りの席となりそうです。
さて、一幕目は、近松の八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし)です。
ぽってり可愛いおちょぼ口の菊之助丈の八重桐が、身の上話を語り続ける“しゃべり”は、長丁場ながら引き込まれてしまう楽しさ、可愛さです。
その後、坂田金時(さかたきんとき)さんが生まれる前のちょっと面白い伏線(?)があります。
まるで弁天小僧を観ているようで、父子揃ってこういうお役が良くお似合い♪と、観ていて嬉しくなりました。
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二幕目は、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)将門(まさかど)です。
時蔵丈の度量で楽しめたひと幕でした。
そういえば、今月の歌舞伎座の演目は“強い女のひと”が主人公になっているものが多いようです。
偶然かしら・・・?
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今回、席の関係で思いがけずまた、興味深く楽しめたのは、滝夜叉姫が、すっぽん(=花道上で舞台寄りにある穴のこと。お約束として、妖怪変化に扮した役者さんは、ここからせり上がったり下がったりします)からせり上がる様子を真上から観察できたこと。
今日の席は、舞台の袖や、後ろの様子も覗くことが出来て、舞台を見ながらバックステージツアーも、して貰っているようでした。
観劇歴27年でも、まだまだ新鮮な発見は尽きません!
これと、四幕目、梅玉丈の粋なお姿が拝見できる勢獅子(きおいじし)が、舞踊で、両方とも常磐津でした。
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三幕目は、芝浜皮財布(しばはまのかわざいふ)。
三遊亭円朝さんの人情噺を舞台化したもので、解りやすいお芝居です。
江戸の人々の生活を垣間見ることが出来るこういうお芝居は、私は大好きです。
相変わらず世話物の似合う菊五郎丈でした。
酒呑みのダメ亭主とそれを支える優しく賢い女房との物語で、ある意味お勉強になりますよ~!

劇中、『良い年を迎えなさいよ』という菊五郎丈のセリフは、お客様皆様への暮れのご挨拶。
私も、これで2006年の歌舞伎見物はおしまいです。
今年も良いお芝居が沢山観られました。
ほぼ月に一度の木挽町通いは、私にとって日常を少しだけリセット出来る大切なひとときなのです。
来年の初芝居では、大好きな玉様を観られるのが今からもう、楽しみです。
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by oomimi_usako | 2006-12-18 22:35 | 歌舞伎やお芝居見物 | Comments(0)
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