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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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2007年3月 春の瀬戸内 備後と安芸の旅 第二日目

お城のある土地に出かけたら、天守閣からの眺めを確かめずには居られない私たち。
自分達が訪ねたところは、どんな場所かを確認するには高い所からの見物が一番手っ取り早いのです。
お城がなければ、迷わずタワーに上ります。
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福山では、ホテルのお部屋も“お城ビュー”を取りました。
朝日に照らされ綺麗な福山城です。
手前は福山駅のホームなのですが、お屋根の雰囲気がお城とマッチしているような・・・。
気のせいでしょうか?

この日は、午後からはJR山陽本線に20分程乗って、尾道へ。
尾道は瀬戸内海の島々を眼前にした、こじんまりした坂のまちでした。
いろいろな邦画の舞台にもなり、撮影したポイントなどもありましたが、私たちは、ひたすら古刹名跡をめぐりました。
古い木造の家々の間を、狭い階段と坂が、くねくねと結んでいる町並みは、独特の情緒を醸し出していました。
途中、オートバイに乗った郵便屋さんを見かけました。
胸突き八丁の坂道をガガーッと登る様子は、モトクロスレースに出たら絶対優勝しそうな勇姿でした。

この日訪ねたところ>>>
福山城と福山城博物館
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さかのぼれば、1619年。
水野勝成が備後10万石として築いたお城が福山城です。
廃藩置県での廃城後、第二次世界大戦での戦火にも見舞われて焼失した天守閣や月見櫓は、現在は再建されています。
天守閣は博物館として使われており、今に伝わる福山藩の資料をみることができます。
焼失を逃れた伏見櫓と筋鉄御門(すじがねごもん)は、重要文化財。
なんと、江戸時代の築城の際に京都の伏見城から移築されたものが、今に残されているのです。
約400年前のものということです。

広島県立歴史博物館
福山だけでなく、瀬戸内の文化と歴史の変遷を学ぶことが出来る博物館です。
綺麗でよく整理されていて見やすい博物館でした。
福山では、草戸千軒町(くさどせんけんちょう)遺跡という平安時代の末期に成立し、中世室町時代に繁栄した町の遺構がみつかっています。
かなり大きな遺跡で、それをメインに取り上げた展示も、すばらしいものでした。
お城と同様、見逃せない博物館です。

(ここから尾道)
◎浄土寺
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616年聖徳太子が建立したといわれています。
足利尊氏が戦勝祈願をしたというこのお寺には、足利氏の家紋のついた重要文化財の山門もあります。そして現代では、小津安二郎監督の“東京物語”の舞台になったところでもあります。
多宝塔がとても綺麗な姿でした。

◎海龍寺
文楽寺とも呼ばれ、境内には文楽の供養塔なるものがあります。
それを撫でると、手の芸事が上手になるとか・・・。もちろん、ナデナデしましたよ。
お菓子もお料理も刺繍ももっと上手になりたいからね。(←これって芸事??)

◎西郷寺
1353年建立の本堂は、鳴竜(なきりゅう)天井となっています。
本堂に上がって静かに手を合わせた後、主人と二人揃って(ほかに観光客なし)セーノで一拍!
うわぁぁ~~~~ん・・・・
確かに竜は鳴きました。

◎西國寺
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八世紀前半の開基といわれるこのお寺の仁王門には、巨大な藁ぞうりがかかっています。
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足の病気に霊験あらたかなのだそうです。
境内では桃の花の盛りでした。

◎千光寺
806年開基。
千光寺山の上にあるので、行きはロープウエイで。
竜宮造りという形の鐘楼があったり、岩の上に光る玉が乗っていたり(今は似せて作った球体がのっています)ちょっと散策しながら面白い物が見られます。
そして、ここ千光寺山公園は、尾道の桜の名所。
まだ少し早かったので、彼岸桜が咲いていました。
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尾道水道や、瀬戸内海に浮かぶ向島も見渡せます。

◎天寧寺
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海雲塔と言う名を持つ、和唐折衷様式の三重塔があるこのお寺は、十四世紀に二代将軍足利義詮が建立したもの。
ほの暗い中に静謐さの漂う羅漢堂では、五百羅漢を見ることが出来ます。

◎海福寺
江戸時代に、尾道には三人の義賊(富めるものから盗みそれを貧しいものに施す泥棒)が出没したそうです。捕らえた彼らを処刑したものの、その首を葬って厚く供養したのがこのお寺。
お参りすると首から上の病気にご利益があるそうです。

◎持光寺
珍しい石造りの山門があります。
ここでは、“にぎり仏”といって、手のひらで粘土をぎゅっと握って小さな仏様をつくるということをさせてくださるそうです。(私たちは作りませんでしたけれど)

◎林芙美子旧居
“放浪記”で一躍有名となった昭和の女流作家林芙美子氏は、山口生まれの尾道育ち。
いまでも当時住んでいた旧居が残っています。

この日食べたもの>>>
宮徳 せいろ寿司と穴子寿司
江戸時代天保年間から続くせいろ寿司の老舗です。
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独特の形をした漆器の蓋を開けると・・・
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ふぅんわりと立ち上る湯気の中に、小海老のそぼろの美味しそうな朱色が覗きます。
その下は、卵焼きと椎茸。
更にその下には、きざみ焼き穴子を混ぜ込んだ寿司飯が~。
清潔感のある綺麗な店内には、カウンター席の向こうで職人さんが3人もキビキビ働いておられました。一緒に頼んだ穴子寿司も絶品。
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丁寧なお仕事が感じられるお店でした。

◎茶房COMMON ワッフル
散策中に偶然見つけたワッフル専門店。
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テイクアウトのお店と茶房が別々にありましたので、休憩も兼ねて茶房でティータイム。
バニラの香り豊かなワッフルをいろいろなトッピングで食べられます。
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カトラリーの下敷き用の紙にも、カトラリーが描かれていて可愛い!






◎千光寺山頂駅前売店 みかんソフト
ご当地物のソフトは、見つけたらすかさずトライしようと決めています。
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豊富な柑橘類の産地瀬戸内と来たら、みかんソフト!
ワッフルを食べたすぐ後でしたけれど、デザートのデザートと言う事で・・・??

喫茶からさわ 手作りアイスクリームもなか
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昭和14年創業のお店。
たまごたっぷりのアイスクリームは、八角形の“もなか”で挟んでいただきます。
お家で作るアイスクリームにちょっと似ている優しいお味が美味でした。

◎海鮮料理旬彩 
地元のお魚屋さんの経営するお店。
ここで頂いたのは、尾道のお酒“潮の響(純米)”と、三原は“酔心”の“ぶなのしずく”
合わせたお肴は、メバルの唐揚げ、サヨリのお刺身、章魚の山葵和えでした。
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◎尾道あかとら お酒とお肴
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観光案内所で頂いた、地元で作られているグルメマップからみつけたお店でしたが、これが大当たりでした。開店してまだ9ヶ月ばかりの新しいお店でしたが、腕の良さそうな料理人さんが手早く注文の品を作ってくれます。
お家の近所にあったら、たぶん夜な夜な通ってしまう、そんなお店でした。
ここで頂いたのは、“天宝一(しぼりたて生酒)”“賀茂金秀(特別純米)雄町米使用”“天宝一(純米吟醸)山田錦袋吊り”
私たちは日本酒をいただくときには、たいていお水を一緒にお願いするのですが、こちらでは、あわせて出していただいたのが天宝一の仕込み水でした。
美味しい日本酒になるお水だけあって、爽やかな美味しいお水でした。
合わせたお肴は、しらさえびと貝柱のお造り、穴子のたたき、しゃこの南蛮漬け、鯛の塩辛。
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しらさえびの頭は、後から焼いてくれました。
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たくさん歩いて、たくさんのものを見て、そしてたくさん美味しいものをいただけて、この日も嬉しい旅の一日でした。
三日目へと続く。
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by oomimi_usako | 2007-03-17 23:59 | 旅とおでかけ | Comments(0)