2007年6月 歌舞伎座夜の部

今月歌舞伎座は、昼の部で市川染五郎丈のご長男が初舞台を踏んでいます。
それにも少し惹かれたのですが、演目のラインナップを見比べて私は夜の部を選びました。
一幕目 元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)真山青果(まやませいか)の作品で、今回は御浜御殿(おはまごてん)の場が上演されました。
忠臣蔵のあの物語を、別な視点から描いたお芝居です。
徳川綱豊役の片岡仁左衛門丈、気持ちもスッとするような凛々しさがとても素敵
染五郎丈と、仁左衛門丈の二人だけの長いお芝居が続きますが、セリフのやり取りは思わず引き込まれるような展開でした。
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二幕目 盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめのかがとび)江戸の華である火消しと小悪党の按摩のお芝居。
河竹黙阿弥の作品で、江戸の人々の様子が生き生きと描かれています。
見た事のない時代の様子にあれこれ思いを馳せられるので、私の好きなお芝居の一つです。
今回は私の好きな片岡愛之助丈も出演中。
ちなみに、最初の“本郷木戸前勢揃いの場”では、私の席のすぐ横が、中村吉右衛門丈の花道上での立ち位置だったので、口上の間中、しげしげとお顔を眺めさせていただいてしまいました~♪
カッコイイ火消しのお兄さんたちが勢揃いするこの場面、若手の役者で揃えれば、宝塚花組の男役さんの群舞に匹敵するはず!・・・なんですが、それは私だけの儚い夢です。
次の場面は、山奥の秘境?かと思える書割り(=手書きされた舞台背景のこと)ですが、実は御茶ノ水という設定。
歌舞伎の中では、今では想像もつかない昔の東京(まだその呼び名もない頃ですね)の姿も垣間見ることが出来たりするのです。
最後の場面も、加賀藩の赤いご門前での捕り物ですが、これまた今の東大赤門前のことなんですよ。
松本幸四郎丈の梅吉と、中村吉右衛門丈の松蔵の掛け合いは息もピッタリで(ご兄弟ですからね)、話のどんでん返しも楽しいお芝居でした。
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三幕目 新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)これも黙阿弥作で、長唄にのせての舞踊です。
静御前と平知盛の霊は、ハスキーボイスがちょっと気になる染五郎丈で、弁慶はお父様の幸四郎丈。
重厚な松羽目ものの踊りが最後の幕で見られると、歌舞伎見物をきちんと締め括れるような気がして、なかなか良いものだわ☆と、思いながら東銀座を後にしたのでした。
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by oomimi_usako | 2007-06-18 23:23 | 歌舞伎やお芝居見物 | Comments(6)
Commented by soleil at 2007-06-19 07:59 x
ちょっと気になるハスキーボイス・・・とは・・・?
「今ひとつ良くないぞ」という評価なのでしょうか?
それとも、風邪でもひいてるのかしら?という心配から出たお言葉でしょうか・・・?
ちょっと気になります(笑)
Commented by doggy at 2007-06-19 13:00 x
染五郎さんのご長男って…、おいくちゅなんでしょう?
まだ小さいですよね?

花道のすぐ横の席だったんですか?うらやましい!
吉右衛門さんはusakoさんの熱い視線にドキドキしてしまったのでは?(笑)

私も愛之助さん好きです。お顔立ちが…。

ひとつ質問があります。
歌舞伎役者さんのお名前の後ろにつく“丈”というのは、どんな意味があるんですか?
こんな質問したら恥ずかしいでしょうか?
Commented by oomimi_usako at 2007-06-19 22:24
☆soleil様は染ちゃんファンでしたね。気になる表現で申し訳ございませんm(--)m
以下、私の感想の変遷です。
①元禄忠臣蔵の富森助右衛門での台詞→気持ちの良いくらい切れ味よろし!で感激する
②船弁慶の静での台詞→あれ?声枯れちゃったの?もう後半だからお疲れ気味かしら?と心配する
③同、知盛での台詞→さすが迫力有って大きいお声!と感激するも、それでは静の声は何??と首をかしげる
④帰宅途中の車中→以前同演目の静を玉様が演じた時に、お声を低くしていたような記憶が思い出される
結果→あのハスキーボイスがどうしてなのかとても気になって現在に至る。
・・・と、まあ、こういうわけなのでございますよ。
真相わかったら教えてください。
Commented by oomimi_usako at 2007-06-19 22:26
☆doggy様、たぶん、ふたちゅ、みっちゅ位だと思います~。彼が舞台で活躍する頃、自分は・・・?と考えると恐ろしいです。
今回の演目は花道を良く使うものだったので、傍のお席を確保したのですよ。
素敵な愛之助さんは、傍を通られたものの立ち位置は遠く、ちょっぴり残念でしたけれど。
それから“丈”というのは、主に役者さんに対して使う敬称です。
“仁左衛門さん”“仁左衛門さま”とお呼びしたい時に“仁左衛門丈”と呼ぶといった感じですね。
昔はどうかわかりませんが、話す時より書く時に使うことが多いように思います。
Commented by coed at 2007-06-19 23:43
usakoさまの歌舞伎シリーズは、コメントまでしっかり読ませていただいて、いろいろお勉強させていただいています。
そっかぁ、演目に合わせてお席を確保するのねぇ・・・、立ち位置、ふんふん。
歌舞伎はお話も深いけど、観劇する側も深いのねぇ。
Commented by oomimi_usako at 2007-06-20 18:03
☆coed様、美味しい物がお料理の仕方や頂き方でますます美味しくなるように、歌舞伎も見方によってますます楽しめるようになるものです♪
わが家にも、まったく歌舞伎を観なかったのに機会が有れば行きたがるようになった人が若干1名。
大きな声では申せませんが、作戦勝ちです、うふっ!
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