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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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2007年6月 市川團十郎先生

卒業した大学で、学科の学会大会がありましたので、お友達と一緒に、久しぶりに母校に出かけました。
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今年は大会の中で、歌舞伎役者の市川團十郎丈が講演をなさったので、“私は”とてもとても楽しみに参加いたしました。
今年客員教授となられた團十郎丈は、来る9月には同学科で、一ヶ月集中の特別講義をなさる予定もあります。
今回は、ご本人曰く“プレ講義”のつもりで・・・とのことだったようですけれど、すぐにお話に引き込まれてしまう魅力的な御講義でした。
一応講演のタイトルは“歌舞伎の伝統と創造”とつけられていましたが、結局、お話してくださろうとすることが泉のように湧き出てきたご様子で・・・かなりの通好みの内容(=裏話的な薀蓄)多数。
私(=在学中近世江戸文学専攻かつ研究ネタが歌舞伎)が伺って、“ほ~っ”と面白がる内容ですから、歌舞伎の“花道”を知らない学生が半数以上(←これにはかなり驚きました。ちなみに外国の大学ではございません。皆日本人です・・・たぶん)では、團十郎丈のお話の面白さが判った方は30%居るか居ないかだったのではないかと、ちょっと心配になってしまいました。
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まあ、そういう方々のために9月の講義が有ると思えば、救われます。
もともと今の学長先生(=私のお世話になったゼミのM先生)が、高校までこの学校で学んだ團十郎さんと懇意にされていたこともあって実現された、この素敵な9月の講義!
出雲阿国から始まった歌舞伎の歴史や、荒事和事について、オペラと歌舞伎の比較、浄瑠璃ものと松羽目ものについて、明治以降の歌舞伎、歌舞伎の楽器類についてなどに、さらに歌舞伎座での幕見実習(?)とバックステージツアーまであるという、垂涎もの。
『聴講出来るなら授業料プラス寄付金払ってでも参加したんですけれど~』と、M先生にチラリとお話すると、なんと現時点で200人もの受講希望があるそうで・・・。
花道すら知らない学生さん方が、團十郎丈の講義を聞いて、ミーハーでも何でもいいから歌舞伎ファンになってくれるのなら、お姉さん(=わたくし)が聴講させていただけなくても“良し”としましょうか。
そのかわり、しっかり勉強しないと、ただじゃ置かないからねっ!
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大会後学内で、お目にかかるのは今年の新年会以来となるM先生としばし立ち話。
銀杏並木を通り抜ける夏の風に吹かれながら、“そういえば、在学中もこんな風に試験のお話やら卒論のご相談をさせて戴いたこともあったような・・・”と、思い起こしつつ、楽しく懐かしい母校での午後のひとときが過ぎていったのでした。
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Commented by coed at 2007-07-01 00:27
usakoさま、いつも歌舞伎のブログできっちりお勉強をさせていただいていて、もしや、聴講費をお支払いしなければいけなかったかしら・・・。
専攻が近世江戸文学なんて素敵!ますます憧れてしまいます(私はバリバリの理系ですから)。
遅ればせながら歌舞伎の楽しみを知ってしまった私も、今なら多少の寄付金出せると思うので、そういう大人な我儘が通るものなら、9月の学生になりたかったです。

Commented by oomimi_usako at 2007-07-01 22:08
☆coedさま、逆にバリバリ文系の私は、バリバリ理系の方への大きな憧れがあります。
わが主人もバリバリばりっの理系で、人間の種類が違うのじゃないか?と思うことすらあります。
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Commented by soleil at 2007-07-02 08:13 x
なんと!こんなことが!!
私も9月の講義・・・行きたいです(TT) って、会社が・・・
それ以前に200名か・・・
歌舞伎ファンが増えるなら・・・ですね。うん、うん。
Commented by oomimi_usako at 2007-07-03 00:03
☆soleilさま、團十郎さんは本当にお話上手です。こういう方には“よもやま話”的にいろいろな歌舞伎話を伺いたいものだと思いました。休日や平日夜の社会人向け講演もしていただければいいのにね。
それにしても200名には、私も驚きました。歌舞伎(OR團十郎さん)に興味のある方がこんなにおいでになるとは!潜在的な数値を考えると『株式会社歌舞伎座さん、もっと頑張ってみませんか?』といいたくなります。
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by oomimi_usako | 2007-06-29 23:48 | 歌舞伎やお芝居見物 | Comments(4)