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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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2007年12月 歌舞伎座 夜の部

ー 時は師走も半ば過ぎ
  観劇前の銀ブラも
  はかなき夢のせわしなさ
  銀座の地下を走り抜け
  大阪寿司を手にしたら
  ホッと飛び込む客席に
  澄んだきのねが響きけり ー
・・・チョーン

f0039281_10165250.jpgということで、今月の歌舞伎座は“十二月大歌舞伎”。
夜の部を観劇しました。
一幕目は、“菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)”より“寺子屋”。
見所の多いひと幕です。
武部源蔵を海老蔵丈が演じて似合うようになるとは・・・と、最初からちょっと感激。
もう少し重厚感が出れば上々吉です。
それにしても彼を拝見していると、役者さんの目は大きくないとね!と、改めて思ってしまいました。
お若い役者さん方が奮闘する古典の幕は、これからの進化の兆しが見えて、楽しいものだと思いました
f0039281_10181987.jpg二幕目は初めて見る舞踊。
踊りといえば・・・のお二人、三津五郎丈と橋之助丈がつとめる“花競俄曲突(はなのほかにわかのきょくづき)”の“粟餅(あわもち)”。
幕末の江戸。
縁日や寺社のお祭りなど人の集まるような賑やかな場所で人気のあった“粟餅売り”による、お餅の曲搗きや、曲投げなどの様子を踊りにしたものです。
小道具の粟餅が、妙にヤワヤワと美味しそう~!
お二人の踊りはいつも通りキビキビと気持ちよく、さらに目新しさも相まって、楽しく拝見できました。
f0039281_10194514.jpgそしてお待ちかね三幕目は、坂東玉三郎丈主演,有吉佐和子氏作“ふるあめりかに袖はぬらさじ”。
歌舞伎座で上演されるのは、初めてです。
今年は、歌舞伎座に出掛けながらも、いわゆる歌舞伎風でないお芝居を幾つも観られた年でした。
その締め括りに相応しいお芝居です。
私が中学一年生の時に、文学座の杉村春子さんのお芝居を始めてみて、素人目にも素晴らしい女優さんだとはっきり認識できたそんな杉村氏ゆかりのお芝居を、こうして歌舞伎の舞台で、さらに大好きな玉様で拝見できたことは、とても嬉しく思いました。
非常に見応えがあります。
綺麗な玉様、可憐に踊る玉様も良いですが、演劇人としての底力を再認識させられるお芝居に、極上々吉!!
“来年も、良い舞台にたくさん出会えますように”そういう思いも込めながら、下がり始めた緞帳の向こうの玉三郎丈に、大きな拍手を贈ったのでした。
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Tracked from ドンカンはツミである at 2007-12-24 10:58
タイトル : 十二月大歌舞伎『菅原伝授手習鑑 寺子屋』@歌舞伎座
見たいと思ってたんだけど、時間がなかなか取れなくて、なんとか今日、立見で見てきました。 勘三郎と海老蔵だから、札止め覚悟してたけど、滑りこめて良かった! ・松王丸:中村勘三郎 ・武部源蔵:市川海老蔵 『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』と並ぶ三大名作として歌舞伎で有名なこの演目。「すまじきものは宮仕え」というセリフを、海老蔵がこの上なく美しい声と節回しで、詠うように発していました。聞いてた私は立ちながらトランス状態(笑)。これを聴くだけでも、1時間半、立ちっぱなしで観る価値があるというもの...... more
by oomimi_usako | 2007-12-18 10:14 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback(1)