K's Sweet Kitchen ksweetk.exblog.jp

日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
プロフィールを見る

2008年4月 歌舞伎座昼の部

まだ四月だというのに、この日の東京は初夏のような少し暑いお天気となりました。
もう少し春を楽しみたいのに・・・と思いつつ、銀座を歩いて歌舞伎座に入った瞬間、そこはまだ春四月。
エントランスの額絵は桜木、客席をぐるりと囲むお飾りは桜の小枝です。
そんな今月は“四月大歌舞伎”。
華のある人気役者が揃いました。
f0039281_21324583.jpg
一幕目は、“本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)”の四段目の切りにあたる部分“十種香”、義太夫狂言です。(ちなみに三段目の切りは、“勘助住家”というのです、山本勘助のことです)
季節が違うお芝居なのですが、すっきり男前の橋之助丈演じる武田勝頼や、春のお花のように可愛らしい時蔵丈の八重垣姫に免じて許してあげちゃいます。
そうそう、八重垣姫は、私が先日桜の花びらを見ながら思い出した“雪姫”と並ぶ、歌舞伎“三姫”のうちの一人です。
時蔵丈が、赤い振袖を畳にスリスリして恥らう仕草が特に可愛くて、是非真似してみたいと思いました、機会が有れば。(←そんなものありませんっ!)
それから、久し振りに入道スタイルの謙信を見て、ちょっと安心したのは、私だけかしら?(昨年某TV番組で見ていた謙信は、ウツクシ過ぎましたから)
f0039281_2134923.jpg

二幕目は、“熊野”。
“ゆや”と読みます。
平宗盛の愛妾である人の名前です。
長唄にのせてのお能仕立ての舞踊で、私ははじめての観劇。
これを見たくて昼の部を取り、そしてまた花道の脇のお席を確保しました。
今回は玉三郎さまが、花盛りの舞台の上、静かな舞いで熊野の心境を表しています。
お召しになっている全体に刺繍の入った見事なお衣装も見ものです。
共演の仁左衛門丈、錦之助丈、七之助丈皆様の優美な雰囲気も調和して、至福のひと幕を堪能しました。

三幕目は、“刺青奇偶(いれずみちょうはん)”という、下総行徳や品川界隈を舞台にした世話物のお芝居です。(ちなみに当時、品川は、江戸の範囲には含まれていなかったのですよ)
常夜燈の寂しげな灯りが印象的な幕開け。
そこから一気に観客を引き込んで行きますが、暗転が少々長いのが残念。
舞台転換中に、幕前か花道で繋ぎのお芝居していただけると気が散らないんですけれどね。
でも相変わらず、玉三郎さまと勘三郎丈のやりとりが、見るものを飽きさせない魅力的なお芝居でした。

今月の昼の部は、配役、演目ともに三幕のバランスが良くて、充実感のある観劇となりました。そして・・・やっぱり玉さま素敵だわぁ~
[PR]
トラックバックURL : http://ksweetk.exblog.jp/tb/7916680
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by al17 at 2008-04-26 11:53
初めまして〜あきと申します^^

江戸料理に 嬉しいお言葉を戴きまして有難うございます♪
とっても素敵なブログですね〜感動しちゃいました!!
歌舞伎は未だ一度も観た事は無いのですが 憧れです。
色んなカテゴリを持っていらして多才ですね。
時間の有る時にゆっくりと 拝見をさせて下さいね。

出世魚のイナダくんは 若魚で本当にプリプリで美味しい
のにお値打ちですよね。丸ごと使えるのも嬉しいですね。
とっても美味しそうですよ〜^^

これからも どうぞ宜しくお願い致します。
有難うございました。(*^_^*)
Commented by oomimi_usako at 2008-04-27 12:57
☆あきさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
遅ればせながら拝見した江戸料理の記事には、とても感動いたしました。
歌舞伎のお芝居の中にも、お料理(と言っても非常に簡略化しています)の演技があったりするもので江戸好きとしては見逃せずワクワクしながら拝見させていただいたのです。
こちらこそありがとうございました。
いなだくん美味しそうですか?わあ嬉しい!
お料理上手のあきさまにそうおっしゃっていただけるととても嬉しいです。
また是非お時間があればお立ち寄りくださいませ。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by oomimi_usako | 2008-04-24 21:25 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback | Comments(2)