2008年3月 出雲の旅 第三日目

いよいよ城攻め(?)の日です。
松江城を見た後、御城下を観光しました。
観光用ループバスも走っていますが、とてもこじんまりした静かな街ですので、お散歩がてら歩いても充分回れました。
大勢固まっての観光の方はあまりなく、皆さん個々にゆったりと、お好きな場所をお好きなように歩いている、そんなおっとりした雰囲気の漂う観光地松江でした。

<この日にみたもの>
◎興雲閣(松江郷土館)
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松江城二の丸内にあり、明治36年に明治天皇の行幸を願って建てられた木造二階建ての洋館です。
函館や神戸の異人館を彷彿とさせます。
◎松江城
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堀尾吉晴が、慶長16年(1611年)に四~五年の歳月をかけて完成させ、以来堀尾氏三代、京極氏一代、松平氏十代、計234年にわたる居城として、千鳥城とも言われるその美しい姿で松江の地を見守り続けてきたお城です。
天守閣は、国内に現存する12の天守のうちの一つで、高さは30m。
天狗の間と呼ばれる五層六階構造となっています。
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日本全国の主要なお城は、是非とも足腰の元気なうちにクリアしておかなければなりません。
ゼイゼイしながら上った天守閣で、松江城下、宍道湖を見渡すときの気持ちよさ。
歌舞伎の“天守物語”(あれは姫路城が舞台ですが)を体感できる瞬間です。
◎普門院(小豆とぎ橋)
門前にある普門橋は、怪談“小豆とぎ橋”の舞台。
どんな怪談かは・・・小泉八雲がまとめたもの(“日本の面影”)を是非お読みください。
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古い古いお茶室“観月庵”があり、その建物の大きさにそぐわないほど大きい中窓は、東に上る月を眺めるためのものであったそうです。

◎小泉八雲旧居
どうしても武家屋敷に住みたかったそうです、ラフカディオハーンくんは。
“もちろん庭付きでね!”という彼の望みにピッタリだったこの住まいで、静かな落ち着いた日々を過ごしたことでしょう。
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八雲が、家の中でも特に気に入った場所であったという位置に座ってみると、心地よい風が、明るい庭から畳の上を通り抜けて行くのが感じられ、彼の気持ちがよくわかりました。
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小泉八雲記念館この記念館では、小泉八雲に関する資料が丁寧にまとめられています。
日本における八雲のひととなりが、よくわかります。

◎武家屋敷
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城下町らしい佇まいを残すのは、塩見縄手と呼ばれる通り沿い一帯です。
そこに残っていた武家屋敷を公開しています。
深い緑色のお堀と、堀端の松と、そして、お屋敷の板塀は、なんとも情緒があるのですが、交通量の多い道路が、まったくもって無粋でありました。
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“古いもの”が観光の目玉である土地の憂鬱は、いずこもこれですよね。
◎明々庵
松江城が正面に見える、松平不昧公好みで建てられた茶室。
床の間の奥行き幅が浅く作られていたり、二畳台目の席の中柱をなくし、向切りの炉にするなど、いわゆるお茶の決まりごとにこだわらず、自らの好みを優先していたことがわかります。
お茶席で一服も出来ます。
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◎月照寺
松江藩主、松平家の菩提寺。
初代直政公から九代斎貴公までの廟が杉木立の中にゆったりと点在しています。
個々の廟門の彫り物には、それぞれの藩主ゆかりのものが彫られています。
初代直政公は、徳川家康の孫。
不昧公は七代目治郷公
廟門には、“西の左甚五郎”と言われた小林如泥の手により、葡萄の透かし彫りが彫られています。
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その廟門を入ってすぐ。お墓の前で振り返ると・・・そこには遠く松江城を見ることができるのです。
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八雲も興味を持って記している夜な夜な歩き回る大亀は、六代宗衍(むねのぶ)公の廟門内にある大亀の寿蔵碑(じゅぞうひ)。頭を撫でると長生きするとかで、なでなでしてまいりました。
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お酒大好きだった八代斉恒公の墓所の廟門は、瓢箪柄!
境内には、江戸時代の名力士、雷電の碑もあります。

◎蔵しっく館 國暉酒造(こっきしゅぞう)
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東茶町に、松江の造り酒屋さん “國暉酒造”があります。
店内には、お酒造りに関する資料なども展示されていますが、何と言っても魅力は、カウンターを併設した試飲コーナー。なにしろ銘柄すべて試飲OKなのです。
当然ながら30ml位の小さなカップですが、あれもこれもとお願いすれば、快く次から次へとお注ぎくださる太っ腹!
島根のお酒は、やはりどちらのものも本当に軽くて、後味もすっきりとしています。
もちろん試飲だけしてご馳走様!なんてヤボなことはいたしませんよ。
まとめて購入して、空輸していただきました。(購入品は、また別途ご紹介いたしますね!)
◎島根県立美術館
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宍道湖に沈む夕陽は、松江を代表する景色の一つです。
第二日目に、宍道湖大橋を渡りながら綺麗な夕陽をみました。
それゆえ、第三日目はもっと欲張って、夕陽鑑賞のために造られたともいえる島根県立博物館から、本格的に夕陽鑑賞をしようと企んでみました。
ところが・・・西の空低く雲があって、思ったより早くお日さまは沈んでしまいました、残念。
変わりに、美術館のレイクサイドにある“宍道湖うさぎ”のオブジェを記念撮影。
ウサギの飛ぶ姿をコマ送りのように配置したオブジェであらわしています。
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<この日食べたもの>
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◎木次飲むヨーグルト
これ実は、お馴染みのOISIXさんで取り扱っているものなのですが、ここにきたら飲まなきゃねっということで、観光途中休憩タイムにいただきました。
お膝元で頂くと美味しさ倍増!?
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◎ぼてぼて茶(二の丸茶屋にて)
不思議な食べ物?飲み物?
番茶とその花を煮出して、それを専用の茶筅(通常の茶筅より長い)でボテボテとかき混ぜて泡を立てます。その中に、小豆ごはんや、お漬物のみじん切りなどを入れ、お箸を使わず、お抹茶を頂くようにしてズズッといただくのです。
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狩猟の際、゛小腹は空いたが食事はサッサと済ませたい”というお殿様のご所望により、出来上がったそうです。見事なファストフード的発想。
f0039281_2236329.jpg◎鯛めし(庭園茶寮みな美にて)
これもまた不昧公好みの食べ物。
御飯の上に、鯛そぼろ、卵の黄身の裏ごし、白身の裏ごし、小ネギの小口切り、海苔、大根おろし、わさびを載せて、おだしをかけていただきます。
鯛が乗るところが一応“お殿様仕様”ではありますが、結局不昧公ったら、お汁かけ御飯が好きだったというわけですね。
◎出雲そば(神代そばにて)
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出雲界隈のお蕎麦は、その粉の状態から、黒っぽい色をしているのが特長です。
出雲のお酒を使ったという旨みの効いた秘伝のそばつゆが、また美味しい。
◎しまね和牛のコロッケ
ホテルから程近いところに、フツーのお肉屋さんを発見。
玉造温泉の旅館でいただいた美味しい“しまね和牛”がとても気になっていた私は、もしや!と思ってお店のガラスに鼻をくっつけて(いつものこと)覗いてみると・・・やはり有りました、しまね和牛。
そしてそれを使ったコロッケが!
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『揚げ立てを召し上がれますよ』とのお店の方の優しい誘惑に、お夕食前の前菜(!)としていただいてしまいました。ホクホクで美味でした。
◎お夕食(すし割烹井津茂にて)
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宍道湖温泉に程近い末次町にあるこちらのお店。
割烹料理屋さんで旬のお魚のおすしが美味しいと聞いて伺いました。
おすしの前に、美味しい地酒と一緒にお刺身も・・・と思いましたが、さすがに魚真さんのようには行かず、お品書きに書かれていても“もう終わってしまいました~”とのお返事が多くてちょっと残念。
でも、こちら名物のそばの実薯蕷蒸しは、食感といいお味といいまた食べたくなる美味しさでした。
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こちらでいただいた日本酒
“玉鋼 大吟醸”(簸上清酒合名会社
日本国内で唯一島根で生産される日本刀の原料である玉鋼(たまはがね)から名付けられたそうです。日本酒らしいお味で、島根のお酒の中では後味も強いように感じました。
“深山の香 純米吟醸”(簸上清酒合名会社)
いわゆる純米酒らしいとろんとしたこくよりは、きりりとした印象が強いお酒です。
“やまたのおろち 辛口純米”(李白酒造有限会社
辛口ですが、後を引きません。あっさり白身のお魚ともよくマッチしていただけます。 
このお酒は酒米は、五百万石を使用しています。
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そして旅は最終日へと続きます。
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by oomimi_usako | 2008-03-22 22:15 | 旅とおでかけ | Comments(2)
Commented by 岡安 at 2008-06-15 18:06 x
 玉鋼は安来に泊まったときに、飲ませていただきました。なかなか手に入らないそうで、ものすごくおいしかったです。
Commented by oomimi_usako at 2008-06-16 10:35
☆岡安さま、コメントありがとうございます。
安来にいらしたのですね。私は今回は石見に行くのが精一杯で、周辺を回りきれませんでした。
また機会があったら安来にも足を伸ばしたいと考えております。
玉鋼、美味しいお酒ですよね。最初から最後まで香りも高く、そして島根のお酒にしては後味が濃くて思わず“おおっ”と感歎しました。
先週の日本酒フェアの島根県ブースで、その大吟醸が試飲出来たのですよ~!
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