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2010年4月 目に青葉 お口にも青葉

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薄紅色をしていた桜の木も、
いまやすっかり青葉を纏いました。
荒天のあとの、眩しいお日様の光を受けて
つややかな緑色が目にも鮮やかに映ります。
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蜀江錦とかいう名前のついたお庭のもみじは、
葉の出始めから初夏にかけて、綺麗な紅色の葉を茂らせます。
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まわりの木々の青葉との、色のコントラストがとても鮮やかで
その様子は、眺めているだけでも楽しいものです。
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今の時期、旬を迎えるのがクレソン
以前、ブログの先輩が、クレソンがたくさんお手に入ったと
いろいろなお料理を作られていました。
フレッシュなままいただいたり、
炒めたり、
いろいろに使えるクレソン。
私の一番の憧れは、クレソンの冷製ポタージュです。
軽井沢のホテル鹿島の森のダイニング。
そちらのグランドメニューでいただけるクレソンのポタージュは絶品で、
行けば必ずオーダーするもの。
でも、いざ自分で作るとなると、三本程で一束200円というクレソンをとても使う気にはなれませんでした。
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ところが、このたび手に入ったクレソンの大束。
40本近くが一束で、たった200円。
さあ、いよいよ憧れを実行に移すときがやってまいりました。(ちょっと大袈裟?)
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柔らかく蒸すように茹でたクレソンに、じゃがいも半個をこれまた柔らかく蒸したものをあわせてフードプロセッサで粉砕。スープストックを少し加えて、冷やしたら、頂く直前にミルクと生クリームで好みの濃さに調整していただきました。
もったいないので漉したりせず、濃厚なクレソンスープに仕立てましたので、鹿島の森ホテルのポタージュとは、ちょっと違う(とっても違う?)usako風。
でも、初夏の気候には、このほろ苦さが良く似合いました。


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by oomimi_usako | 2010-04-29 22:30 | おうちでお食事 | Trackback | Comments(6)

2010年4月28日  あと一時間

昨日、用事があって銀座に行きました。
四丁目の交差点に立った時、
晴海通りをそのまままっすぐ進んで、歌舞伎座を見に行きたい衝動に駆られました。
でもそこは、グッと我慢。
だって、私はもう、
今月の初日でサヨナラを済ませたのですから。(へんなところでがんこもの)
見れば見るほど
寂しくなるだけです。
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そんな私にも、昨日今日は否応なしに
歌舞伎座のことを伝える新聞記事やニュース報道が
アクの強い、でも馴染み深いあの建物を
みせてくれました。
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今月の歌舞伎座は三部制なので、第三部の終演は夜10時前くらいになります。
あと、一時間弱で、
最後の千秋楽が幕を閉じます。

みとせのちの
   ひのきのかほり おもいつつ
      こびきのはるの ちりゆくをみる
         (かぶきざずきの うさぎいちわ よみけるうた)

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by oomimi_usako | 2010-04-28 21:03 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback | Comments(4)

2010年4月 その名はシェリー

紫色のジャガイモ。
その名も、シェリー
面白そうなので、ちょっと購入してみました。
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フランスのパリっ子に、人気・・・と言う説明書きがあります。
本当でしょうか?
このジャガイモを愛したパリっ子が、モンシェリ(仏語訳=私の恋人)と呼んだから、シェリーと名付けたということなのでしょうか?
残念なことに、私の周囲にはパリっ子さんはおいでにならないので、真偽の程は不明です。
まあ、それはさておき。
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粘質で煮崩れが少ないため、ポトフやカレーなど煮込む物に適しているそうです。
皮を剥いてしまったら、当然ただのジャガイモ。
煮込んだら、皮の色が褪せてしまうかもしれず、これまた、ただのジャガイモ。
それゆえ、皮つきのまま、色の様子を見ながら蒸かしてみました。
蒸し上がったら、やはり皮の色はいまひとつ。
でも、そのままお味見してみましたら、とっても旨みがあって美味しいことがわかりました。
ということで、
北海道産シェリーと長崎産新玉ねぎのマリネ風サラダを作りました。
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by oomimi_usako | 2010-04-26 21:28 | おうちでお食事 | Trackback | Comments(12)

2010年4月 寒い日のお夕食には・・・

まだまだ続く、ジェットコースターのような気温の変化。
今日の東京地方は、また、真冬に逆戻りしたような寒さの上に雨模様でした。
風雨と寒さが防げるように、バーバリーの裏付きステンカラーコートに皮の手袋。
首元にはマフラーをしっかり巻いて外出した帰り道、今夜のお夕食は絶対に“鰤しゃぶ”だと、なぜか堅く心に決めてお買い物。
お目当ての鰤は、お刺身用柵が100g弱で500円でした。
これは、平日のお夕食には、少し不適切な投資額です。(我が家は、メインのお魚やお肉は、一人当たり100gが基準)仕方なく鱈ちりに変更しようかと、あたりを見渡して・・・
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見つけましたのは、イナダくん。
実家の近所のマーケットでは、ちょくちょく見かける彼ですが、うちの近所ではなかなか珍しい出会いです。
何となく似ている・・・ただそれだけの理由でしたが、イナダくんを一尾おろして、“鰤しゃぶもどき”のお夕食となりました。
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冬のこってりぽってりの鰤とは異なり、さっぱりふっくらした美味しさは、春にぴったりと言う感じです。
春の香りのセリもたっぷり。
お大根は、みぞれではなく、繊維に沿った千切りにして、シャキシャキ感を残しました。
さらにちょっと春らしさを添えたかったので、桜の花の塩漬けを、軽く洗って添えました。
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軽くしゃぶしゃぶしたイナダくんも、何だかほんのり桜色。
湯気の中に、春の香り立つ、お夕食となりました。
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by oomimi_usako | 2010-04-22 22:24 | おうちでお食事 | Trackback | Comments(10)

高松 菓子工房ルーヴ

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こちらのお菓子、“讃の岐三(きさん)みるくつつみ”
と申します。
高松市のお菓子屋さん菓子工房ルーヴが手がけられ、2009年かがわ県産品コンクール最優秀賞を受賞したもの。
香川と言えばの、和三盆と、あずき、白餡で作ったミルク餡を包んで焼いた、優しい甘さのお菓子です。
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全体の形も、高松の屋島を模した台形にしたというこだわりよう。

現在、熊本の旅のまとめに四苦八苦しておりますが、
讃の岐三(きさん)みるくつつみをいただきながら、
しばしの間、数年前の春旅行で訪れた、高松・琴平・小豆島界隈に
思いを馳せておりました。

Special thanks to Ms.NM !

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by oomimi_usako | 2010-04-20 22:26 | あまいもの | Trackback | Comments(6)

2010年4月  東京會舘 ドゥミセック 

季節によって、デコレーションが変わる東京會舘の半生菓子ドゥミセック。
例えば、2月はこんな感じ
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まさに春を思わせる、優しい薄紅色のお菓子は、
見ても
食べても
楽しめます。
お紅茶と一緒にお茶の時間にいただきました。

熊本城の城攻めをしている間に、皆さまには応援をたくさん頂戴いたしましてありがとうございました。
お蔭さまで、現在一等賞キープ中です。
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by oomimi_usako | 2010-04-19 21:56 | あまいもの | Trackback | Comments(10)

2010年4月 火の国にて~肥後の旅 第三日目(最終日)

阿蘇くまもと空港を離陸したJAL機は、大きく左へ旋回していきます。
島原半島を、機体右側の窓に見てから、更に旋回を続けたあと、
大分との県境の山々の上を飛び、国東半島のあたりから九州を抜けて、
一路羽田へ向かうのです。

緑多き熊本市中心部は、建物も、白川も、上・下江津湖も
春のうららかな日差しを受けて、キラキラと光って見えました。

旅の初めと終わりには、飛行機を利用するのが好きです。(目的地での移動は電車やバスです)
これから歩くその街を、まず空から眺め
そして、巡り歩いたその街を、最後に空から目に焼き付ける。
まるで儀式のようなその瞬間は、
それまで、地図の上でしか見てこなかったその街を、
確かに存在するものとして、しっかり認識出来るような気がします。

“そういうの、好きですか?”と、確認して結婚したわけではありませんが、
幸い夫婦揃って、同じ趣向。
こういう点では、趣味が似ていて良かったと、旅行のたびに思います。

というわけで(どういうわけ?)、最終日は軽い観光で終了です。
離れ難い熊本城の、周りをうろうろいたしました。

<この日見たもの>
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◎熊本美術館 永青文庫
熊本城二の丸公園にある、県立の美術館です。
収蔵品は、約5,400点。
また、平成20年4月に、永青文庫所蔵品の一部を常時みることができる「細川コレクション永青文庫展示室」を開館しました。
その一部が現在上野にて特別展開催中ですが、私たちが訪れた時には現地では、「細川一門ー宇土・高瀬・茂木の細川家ー」が開催されていました。
江戸時代、細川家は、他の大名家と同じように家を絶やさないために分家を行い、熊本以外の宇土、高瀬そして茂木の地にそれぞれ大名家を置いていて、そのゆかりの品々を見ることが出来ました。
さすが細川家。底力が違います。
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 *永青文庫 1950年に設立された財団法人。
       細川家に伝わる美術工芸品や歴史資料等の保存研究を目的として、
       第16代細川護立氏が文京区目白台に開設。
       「永」の字は、細川家の始祖とされる南北朝時代の武将細川頼有から、
       8代目元常までの墓がある京都建仁寺の「永源庵」から取り、また
       「青」は、近世細川家となってからの初代細川幽斎が、奪還した旧領である
       京都西岡の「青龍寺城」から取って、護立氏が命名したもの。
       所有する文化財9万点。
       うち、国宝8点、重文31点。

 
◎熊本市立熊本博物館
こちらなかなか充実した博物館です。
16mドームのプラネタリウムもあります。
展示しているものも、じっくり見出すと止まらない感じの、とても勉強になるものが多く、分野ごとに見やすくまとめられています。
子供も大人も楽しみながら、熊本に関する自然や人文が学べます。
一時間弱しか掛けられなかったのが非常に残念でした。

◎維新群像
須戸口門から出て、熊本城稲荷神社の前にある高橋公園には、横井小楠、坂本龍馬、勝海舟、松平春嶽、細川護久の銅像が五体セットで建てられています。
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少し離れたところには、西南戦争の熊本鎮台司令長官だった谷干城(たにたてき=この方土佐のご出身)の像も建てられています。
一応記念に、見てまいりました。
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(お帽子の上・・・ハトさんが、どうしても退いてくれなかった!)

◎可愛い熊本城
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熊本県庁の入り口には、こんな可愛い熊本城が建っています。
県庁なのに、お城が見えない場所にあって、職員の皆さまがお寂しいから作ったのでしょうか?
何だかとても微笑ましくて、でもいい感じ。
空港に向かうリムジンバスから見えます。

<この日食べたもの>
◎熊本ラーメン 

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熊本ラーメンは、とんこつの白濁したスープに、ストレートの中細麺をあわせにんにく風味を利かすというのが、基本なのだとか。
一応食べておかないとということで、リムジンバスの時間とにらめっこしながらも上通町の山水亭にていただいてみました。
とんこつといっても、割とあっさりいただけて、なかなか美味でした。
こちらのお店は店頭の肉まんも有名なのだそうです。

<この日見たもの:番外編>
羽田空港は、現在拡張工事中。
新しく建設した国際線のターミナルもそろそろ完成に近づいているようです。
いつもは、京急で帰宅するのですが、今回は珍しく
「モノレールで帰る」
と、殿。
なぜかと不審に思ったら、こんな見学が出来ました。
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まだ停車しないけれど、新しく出来た国際線ターミナル駅をモノレールは通過します。
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こちらは、新しい軌道に切り替えたため、使われなくなった旧軌道
・・・何度も申しますが、私たち、鉄男でも鉄子でもありませんよ・・・念のため。

肥後の旅の記録は、これにて終了。

毎回の長文に、お付き合いくださいましてありがとうございました。
記念におひとつお願いいたします。
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More  ココから先は、最近忘れっぽいusakoの覚書です。
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by oomimi_usako | 2010-04-18 23:40 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(12)

2010年4月 火の国にて~肥後の旅 第二日目

旅行に出た時には、朝のNHKニュースを見るのがまた、一つの楽しみです。
全国放送の合間にある、地元局の時間帯に興味津々。
ご当地版天気予報は、これがまた雰囲気が全く違って面白かったり。
最近見かけないなあと思っていたアナウンサーの方を、お見かけして、異動されたことを知ったり。
その土地ならではのイベント情報なども、偶然入手出来たりもします。
少し汗ばむ位の良い陽気に恵まれ、巡った二日目の肥後の御城下
坂本龍馬に関わりのあるところにも行ってみました。
また、お昼間&トワイライトタイム、そして夜へと移りゆく、熊本城の様子も楽しみました。

<この日見たもの>
◎加藤清正公像
“まずはやっぱり御挨拶しなくちゃ”
と、ウチの殿が申しますもので・・・。
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櫨方門近くにお座りになっている、加藤清正公にお目にかかりました。
“きよまさこう”と、私たちは読みますが、熊本では、“せいしょこ”さんと呼んでいます。
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◎本妙寺
日蓮宗、加藤清正の御廟所。
1585年、加藤清忠(清正公の父)の菩提寺として大阪に建立したものを、清正の肥後入国にともなって熊本城内に移し、さらに清正公の死後、現在ある場所に移建したもの。
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「胸突雁木」と呼ばれる、176段の急勾配の石段は、中央部分に数百基の石灯篭がベルト上にずらりと並んでいます。
それを登り切ったところに、あるのが清正公を祀る浄池廟
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さらにそこから300段の石段を登ったところに、
  ・・・とっ殿ぉ~、おまちくださいませ~・・・
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片鎌槍を持った清正公が、お城と熊本の御城下を、ハッシと睨んで立っておられました。
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◎本妙寺宝物殿
浄池廟の境内には宝物殿があり、清正公の遺品や加藤家細川家に関するものを約1400点を収蔵し、一部を展示しています。
かなり貴重な品々を、レプリカでなく展示していて、見る側にとっては、嬉しいものでした。

◎横井小楠記念館(四時軒) 市電の終点健軍(けんぐん)から、歩いて20分程の沼山津というところにあるのが、四時軒という、横井小楠(よこいしょうなん)が開いた教育塾(小楠旧居でもある)です。
横井小楠は若い頃、肥後の藩校時習館に学び、のち江戸末期には越前藩の松平春嶽に、また岩倉具視にも頼りにされ維新後は明治政府に、それぞれ招かれて活躍した、幕末の思想家です。
旧居は復元され、また併設の記念館では、小楠由縁の資料や幕末の資料などが展示されています。
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横井小楠は、NHK大河ドラマ“龍馬伝”にも、5月半ば頃にちらりと登場します。
ただ、ドラマ中の扱われ方からは図り難い、大人物であることを皆さまご承知置きください。
勝海舟は“氷川清話”の中でこういっています。
“おれは、今までに天下で恐ろしいものを二人みた。それは横井小楠と西郷南洲(隆盛)だ。”と。
勝海舟と共に、熊本へ滞在した龍馬は、勝先生のお使いで、この四時軒を訪ね、小楠先生と語り合ったと言います。
“日本をいま一度洗濯いたしたく候”
という龍馬くんのお馴染みの文章も、実は、横井小楠がお話したことだそうで。
世が世なら、さながら著作権争いってことになったのでしょうか??
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ただこのご立派な小楠先生、実は大酒飲み。
お酒の上での失敗は、どうやらご愛嬌の域を超えて、結構笑えないことばかりだったようです。

◎旧細川刑部(ぎょうぶ)邸
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細川刑部家は、細川家三代(肥後藩初代)忠利公の弟興孝(おきたか)公が、1646年に興した家です。
もともとは別の場所(子飼)にあった興孝公の下屋敷を、4年がかりで三の丸に移築復元して公開しています。
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趣のある武家のお屋敷の佇まい。
唐破風のお玄関を入り、長いお廊下を歩いているうちに、なぜかだんだん摺足になってしまいました。
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◎熊本城
このお城をみて、
“築制他城の比にあらず。外周最大なり。郭城高く、堅牢おもうべし。”
と驚嘆したのは、勝海舟。
加藤清正の築いた名城として、もうどなたでもご存知だと思います。
日本三名城のひとつで別名銀杏城(大銀杏が本丸にあります)。
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城郭の広さ、約98万㎡、築城当時のその周囲は約9km。
自然の地形を利用した独特の築城がされています。
難攻不落と言われ西南の役でも、西郷隆盛が率いる薩摩軍に対して籠城戦を耐え抜くも、総攻撃の前日に原因不明の失火により一部を残し焼失しました。
現在の大天守も小天守も、もちろん復元されたもの。
でも、復元しても、街のシンボルとして大事に守っていこうとする地元の方々の姿勢と心意気が、ずっしり伝わってくるような気がします。
熊本一のデパート鶴屋の、ルイヴィトンのディスプレーからふと視線を動かすと、どーんとお城が見おろしている・・・って、なんだか良いと思いません?(そんな変なことに感動するのはきっと私だけね)
地方によっては、
・・・ほおって置かれて裏ぶれている感じのお城もあれば
・・・整備はされているけれど、周りはお役所街で市民からは遠い感じのところもあり、
これはやっぱり、昔からの、ご城主とご城下の人々とのつながりの違いや、もちろんそのご当主家の力や伝統の違いからくる結果かもしれません。
Noblesse oblige的思考は東西を問わず、ということでしょうか。

築城は1601年から7年かけてといわれています。
天守は、千鳥破風で、外観三層内部六階地下一階。(小天守は、外観二層内部四階地下一階。)
内部は博物館になっていて、一階加藤家時代、二階細川家時代、三階西南戦争の資料展示があります。
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大天守からは、午前中に行った本妙寺の屋根や加藤清正公の像がみえました。
そういえば、細川忠利が肥後藩主として、初めて入城したとき、この大天守から本妙寺に向かって頭を下げたという話が残っているそうです。
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二様の石垣
熊本城の石垣は、武者返しと呼ばれる急勾配に特徴がありますが、加藤清正の時代のものと(右側)細川忠利の代に積み増したもの(左)とでは、その工法が異なるため、勾配にも違いがあります。
美しく切り出された石が積まれているさまは、芸術的とも言えるほど。
でも、そっと手のひらを当てると、ほんのり温かい石垣なのでした。
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天守御殿の「闇り通路(くらがりつうろ)」といわれる地下通路や、「昭君の間」などの見事な障壁画やふすま絵、格子天井の絵画などは見事。
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◎熊本城の夜間開園
熊本城は、日没から23:00まで、ライトアップされて街の中に美しく浮かび上がっています。
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さらに、4月から5月にかけての金・土曜日、夜間開園を行っています。
熊本の街の夜景色を、天守閣から見渡す機会もなかなかないでしょうということで、日が落ちてから再登城。
春の宵の風に吹かれながら見下ろす街の明かりは、なんとも風情のあるものでした。(日中は確認しづらい阿蘇くまもと空港も見えました)
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帰り道は、すっかり世闇に包まれた頬当御門(ほおあてごもん)から、提灯の灯りの続く行幸坂をぶらぶら歩き。
ここでも春の宵の風が、桜の青葉の香りを乗せて吹いていました。

◎ホテルからのナイトビュー
キャッスルビューということは、こういう楽しみもありました。
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<この日食べたもの>
◎太平燕(たいぴーえん)
中華菜館中華園にて。

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このお店の先代店主が福建省の家庭料理を日本の食材で作ったのがその始まりだそうです。
いまでは熊本では、このお店以外でも太平燕が食べられます。
麺は緑豆春雨。
薬膳の香辛料で煮込んだと言う煮卵は、独特の風味があって美味でした。

◎いきなり団子
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熊本名物のおやつといえば、いきなり団子です。
お店によって、構造(?)もお味もバラエティに富んでいるので、いろいろ食べ比べるのも楽しいもの。
基本は、蒸かしたサツマイモを輪切りにしたものと餡を、もっちりした皮で包んで蒸し上げます。

◎桜肉
菅乃屋 上通店にて

菅乃屋は、国内でも唯一、自社牧場(千興ファーム)のある桜肉の専門店。
美味しい馬刺しをいただきました。
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赤身、霜降り、レバー、コーネ(たてがみの根元でコラーゲンがたっぷり!)などなど、部位によってお味も食感も違いますが、いずれも驚くばかりの美味しさで、地元の米焼酎がピッタリと合いました。
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usakoの裏話>この日上った石段は、いったい合計何段だったのでしょう。
本妙寺476段に加え、熊本城大天守には二度上がりました。
日頃平地をウロウロするのに使っているのとは、全く違う筋肉を使ったようで・・・両脚の妙な部分が筋肉痛になりました。
「国内旅行は歳をとってからゆっくりと・・・」なんて考えている方、お有りでしょうか?
バリアフリーでは、だいぶ遅れを取っている日本ゆえ、国内旅行の方を先にしておいた方がよろしゅうございますよ。

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by oomimi_usako | 2010-04-17 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(6)

2010年4月 火の国にて~肥後の旅 第一日目

四月も半ば過ぎなのに、東京は、朝から寒くて小雨模様。
夜には雪に変わるところもあるでしょうと、天気予報が伝えていた日。
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午後の便で羽田を飛び立ち、一路、阿蘇くまもと空港へと向かいました。
機長の高橋さんが、気流の影響で少し揺れるかもしれないと、アナウンスで伝えてくれましたが、見渡す限りの雲海の上は、お日さまがいっぱいに降り注いでいました。
降下する飛行機の窓のそと、雲の切れ間から見えたのは、阿蘇の山々。
外輪山を持つ阿蘇の山は、予想以上に大きくて、富士山とも、桜島とも違う雄大さを見せていました。

いよいよ始まる肥後の国の旅。
正味二日ばかりですが、市内と、そして美味しいものをめぐった旅の記録に、
どうぞお付き合い下さいませ。

<この日見たもの>
空港から市内までは、リムジンバスで移動。
今回は専ら市内観光に専念することにしたので、便利な中心地のホテルに連泊しました。
“絶対に、キャッスルビューがいい!”
と主張する殿が選んだのは、こちらのホテル
確かに良い眺めです。
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ただ、もうお日さまも傾き始める頃だったので、観光は取りあえず見られるものを。
通町筋(とおりちょうすじ)から、上通(かみとおり)アーケードを経て、途中から昭和の町並みの残る上乃裏通り一昔前の吉祥寺裏通りのようでした)を抜けて、徒歩で藤崎八幡宮まで向かいました。

◎藤崎八幡宮(ふじさきはちまんぐう)
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935年、平将門・藤原純友の乱の時、九州一円が、平らかに治まるようにと建立されたという1000年以上の歴史を持つ、熊本の総鎮守様。
まずは、旅の無事をお願いします。
当時は藤崎台(現在熊本城の西側にある藤崎台球場のあるあたり)にあったそうですが、西南の役で焼けてしまったので、明治17年に現在地に移ったそうです。
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(神社に奉納されている樽を見ると、その土地の有名な蔵元がだいたいわかります。)
◎吉田司家
藤崎八幡宮へと続く参道に、相撲の神様として有名な吉田司家があり、モダンな石碑が建てられています。
“後鳥羽天皇が宮中での相撲儀式を復活した際、相撲の故実例式に詳しい越前の吉田家次が、相撲行司官に任じられ、「追風」の号と団扇を賜ったことが、相撲司吉田家のはじまり。
十四代追風のとき、第四代横綱谷風に横綱免許を与えて以来、第四十代横綱東富士欽壱まで吉田家による横綱免許状授与式が続いた。”と、とても解りやすい説明が石碑に書かれていました。
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◎夏目漱石第六番目の旧居跡
漱石くんは、引越し好きだったようです。
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◎熊本電鉄を走る懐かしい車両
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このつり革広告に、見覚えのあるあなた!
そう、そこのあ・な・たのことですよ。
懐かしいものをお見せしましょう。
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熊本電鉄の、上熊本駅~北熊本駅間のみを今でも走っているのは、懐かしの東急東横線緑色の車両。
通称あおがえる
と呼ばれていたものです。
子供の頃から夫婦揃ってお馴染みの、東急東横線に会えるというので、せっかくだからとほんの少し迂回してこの車両に乗りに行きました。
藤崎宮前駅から北熊本駅へ乗り、そこで乗り換えてあおがえるちゃんにご対面。
乗ってびっくりのつり革広告に、イッキにテンションが高まりましたが・・・。
こんな写真を撮る私たちに、乗客の方々が奇異の目を向けないところをみると、結構ここで大騒ぎをする観光客もおいでになるのではと、拝察いたしました。
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usako補足>念のため申し上げておきますが、私は、鉄子ではございません。

◎熊本の市電
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熊本市内には、今でも市電が走っています。
現在残っている路線は、二号線と三号線の二系統(元々一号線から七号線までありました)ですが、かなりの充実度を見せるバス路線とあわせると、その交通網は立派なもの。
もちろん、郊外では事情は変わってくるのかもしれません。
でもたとえ市内中心部でも、ちょっとどうか?と思われる交通事情の地方都市を、いくつか旅で体験してきた身としては、“あのお殿様”さすがっ!と、思わずにはいられませんでした。
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市電の車両も、以前松山で乗ったようなレトロ感溢れるタイプが有ると思えば、
オランダで乗った、二両編成のスマートで現代的な低床車両タイプ(ドイツADトランツ社)もあって、
次に来るのはどのタイプ?と眺めて待つのも楽しいひと時でした。

usako補足>繰り返し申し上げますが、私は、鉄子ではございません。

<この日食べたもの呑んだもの>
旅の美味しいもの情報は、あらゆる手段を駆使して収集します。
今回は、まず銀座の熊本館で、地元のフリーペーパーを数冊入手。
友人からも情報を仕入れ、さらに、その友人を介して、熊本が気に入ってしまったので移住されてしまった!というかつての会社の先輩にも情報をいただいて、旅にのぞみました。(Rちゃん、O先輩、ありがとうございました。)
◎味の波止場
美味しいお魚料理をいただきました。
熊本は、天草の海の幸に恵まれているところです。
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(がらかぶのお造りと、そのあとアラでお味噌汁を作って下さいました)
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(天草地たこ、きびなご)
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(天草地鶏)
いわゆる郷土料理もいただいてみました。
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(ひと文字ぐるぐる。ヒトモジというあさつきを棒状にまとめて、酢味噌をつけていただきます)
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(辛子レンコン。こちらでは、揚げ立てを出してくれます。お店によってお味付けもだいぶ異なります。)
美味しいお料理には、自慢のお米で作った日本酒と米焼酎をあわせれば、鬼に金棒、熊本に熊本城・・・?
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日本酒は、瑞鷹(ずいよう)の“熊本城”。
熊本県の酒造好適県産米、神力(しんりき)100%使用。歩合65%。
神力は、五百万石のもとにもなっている酒米です。
球磨焼酎は、大石、鳥飼、倉岳(天草、しもん芋使用)、武士者(むしゃもの)などをいただきました。

◎スイス
ごついイメージのある熊本にも、ラブリーな洋菓子店があります。
スイス。
1962年創業当時からの看板ケーキは、緑の銀紙で有名な“リキュールマロン”。
リキュール(多分ブランデー)をたっぷりしみ込ませたふわふわなスポンジをスコーンのように半裁して、間に刻みマロンたっぷりのバタークリームをサンドしています。
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もちろん、フレッシュケーキや、焼き菓子クッキー、ジェラートもあります。
阿蘇の恵みの乳製品や、県産フルーツをふんだんに使ったデザートは、素材の良さが如何に大切かということを、しみじみと感じながら味わうことができます。
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どことは申しませんが、銀座の真ん中や、
どなたとは申しませんが、自由が丘や白金界隈で、
店舗のロケーションと電波に顔が乗っただけで超一流になったと勘違いしているパティスリーに行列を作ることが、如何に愚かなことかが、良く解ります。
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あまりの美味しさに、いっきに食べてしまい写真に残せなかったアイスクリームは外袋のみで失礼!
少し柔らかいのを召し上がるのがポイントです。

さて、翌日は毎度お馴染み“大人の修学旅行強行軍”です!
二日目も頑張ってまとめます。
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by oomimi_usako | 2010-04-16 22:00 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(8)

2010年4月 東京緑ヶ丘 コルニーチェ

“今日ママは、13歳の時から仲良くしているお友達に会いに行くのよ~、と言ったら息子が一瞬引いたわ。”
笑顔でそう話す友人に、みんなで大笑いしながら
美味しいものを頂戴したのは、
自由が丘から程近いところにある、
こじんまりしたイタリアンレストラン、コルニーチェです。
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お家のことや、お仕事などで、なかなか会えないお仲間ですが、
久し振りの休日に、顔を合わせることが出来ました。
折りしも、今月先陣切ってお誕生日を迎える友人に贈る、デザートプレートのサプライズ。
お店のかたが、快くお引き受けくださいました。(イタリア語で、おめでとうと書いてある・・・そうです)
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会うごとに、
それぞれの置かれた状況はどんどん変わっています。
卒業してから歩いてきた道は、全く異なるけれど、
でもこうして会えばまた、
セーラー服で階段を駆け上ったあの頃と、同じ時間が流れます。
楽しいひと時は、
春の陽光のように、優しく過ぎていくのでした。
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by oomimi_usako | 2010-04-15 17:57 | おそとでお食事 | Trackback | Comments(10)


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