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くず餅は、発酵食品。

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くず餅の老舗と言えば、亀戸の船橋屋。
ということは、東京界隈にお住まいの方ならどなたもご存じのことと思います。
では、くず餅と言えば、発酵食品。
ということを御存知の方は、どのくらいお出でになるでしょうか。
かく申す私は、最近このことを、とある勉強会で初めて知りました。

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時は1805年(文化二年)。
亀戸天神の境内で、船橋屋の初代勘助さんが、その故郷である下総船橋の小麦粉を使って作ったくず餅を売り出したのが、始まりとか。
小麦粉を仕込み水で練り、杉の樽に450日(!!)寝かせて発酵させた小麦澱粉を蒸し上げて出来るのが、このくず餅。
450日という気の長い製造過程は、当時何十軒もあったくず餅屋さんが、やがて廃れていく原因にもなったとか。
そんな中、200年以上、伝統の和菓子を作り続けている船橋屋さんに、江戸っ子の心意気を感じます。

たっぷりの黒蜜と黄粉をまぶしていただく、なんとも言えない歯応えと食感の船橋屋くず餅は、
小さい頃から結構好きです。

でも、和菓子が多種多様になる昨今。
綺麗で楽しいものにどうしても目が行きがちで、
すぐご近所にある船橋屋の支店も、古風なお店構えをいつも横目で見ながら、通り過ぎるばかりでした。

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週末のお茶の時間用にと思い、その゛船橋屋こよみ”で、くず餅を買い求めました。
黒蜜と黄粉をたっぷりまぶしていただく久し振りのくず餅は、
ツルツルと喉を通り、なんだかいくらでも頂けてしまいそうな美味しさでした。
゛船橋屋こよみ”には、喫茶室も併設されていて、いろいろなアレンジの甘味がいただけます。
今度はくず餅を買いにいくのに合わせて、その甘味も頂いてみようと思っています。



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by oomimi_usako | 2017-03-26 22:21 | あまいもの | Trackback | Comments(0)

豊橋 夢菓房童庵のいちご餅

夢菓房童庵(どうあん)は、愛知県豊橋にある和菓子屋さん。
初めて頂いたこちらのいちご餅は、絶品でした。

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柔らかでなめらかで、ごく薄い求肥。
それが、包んでいるのは、
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程よい甘さに、微かな酸味がチャームポイントの粒の大きな赤い苺。
地元豊橋の契約農家さんが、丹精込めて育てられたものだそうです。
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そして、その苺をうっすらつつむ白餡は、その量がまた絶妙で。

このお品の良さに感服して、
頂きながら思わず唸ってしまいました。


こちらは、店頭販売のみの、現地に出向かないと手に入らないお菓子です。
豊橋にお近い方が羨ましい!




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by oomimi_usako | 2017-02-06 21:03 | あまいもの | Trackback | Comments(6)

横浜元町 香炉庵 花元町

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今日のお茶の時間にいただいたのは、横浜元町にある和菓子屋さん香炉庵の定番お菓子。
花元町という、まあるく可愛いひと口最中です。
このまあるい形は、横浜港の浮玉をモチーフにしているそうです。
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六色のカラフルな最中の皮の中には、それぞれ異なるお味の餡が詰まっていていて、
バラエティーに富んだお味が楽しめます。
麦焦がし色は、つぶ餡。
赤いのが、青梅餡で、黄色いのは杏餡。
緑は蓬黒糖餡、白が胡麻餡、濃い目の麦焦がし色が漉し餡です。
どれを頂くかは、もちろん、じゃんけん合戦で決定しました。
殿との一騎打ちです!
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黒文字の代わりに、まあるい金色のボールがついたスティックで、
ちょいっと突いていただきました。
ちいちゃい可愛いサイズは、おちょぼ口でも大丈夫。
程よい甘さも美味なるもなかでした。
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Thank you, A & K !!




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by oomimi_usako | 2017-01-09 21:36 | あまいもの | Trackback | Comments(6)

新橋 新生堂の切腹最中

『風さそう 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん』

殿中松の廊下の刃傷事件は、この句を残して浅野内匠頭が切腹した(伝)ことで、
いったん終結したかのように見えました。
が、そうではなかったことが、結局、後の世まで、日本の年末を賑わすことになろうとは…。
浅野内匠頭さんもまったく思いもよらないことだったでしょう。

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切腹したのは、お預けになっていた田村右京太夫のお屋敷で、それは今の新橋あたり。
所縁の地にお店を構える御菓子舗新生堂が、この切腹最中を作っています。

最近、ちょっとお店の位置がずれましたが、
『広いお屋敷跡の同じ一角だから、まあいいんじゃないですか?』
と、先日乗ったタクシーの運転手さんが、前を通る時におっしゃってました。

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最中から、溢れんばかりの餡で、切腹を表現している…というそのイメージが、
お菓子の形状として“良いご趣味”かどうかは別として、
サクサクのもなかと、
コクのあるたっぷりした餡と、
その中に潜んでいるもっちりした求肥が、
大層美味しくて、
ひょっとすると、二つ三つ頂けてしまえそうです。

メトロガイド100号記念読者投票「東京うまいもの大賞」第一位。
R25お詫びの品 第一位。
全国ANA空スウィーツ 第一位。
などを受賞されているそうですが、それも納得出来る美味しさでした。



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by oomimi_usako | 2016-12-02 22:50 | あまいもの | Trackback | Comments(2)

お芋のお菓子

秋になると、
なぜか食べたくなる美味しいものの一つ、
お芋のお菓子。

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お芋の産地、川越で、明治20年から続いている和菓子屋さん、くらづくり本舗のお菓子を頂戴したので、お茶の時間に楽しみました。
馥郁とした肉桂の香りが、秋の日の午後の、お茶の時間にぴったりでした。
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包み紙も、郷土色豊かで、楽しいデザイン。
小江戸と呼ばれる川越の街には、まだ行ったことがありません。(案外、近場で行ったことのないところがたくさんあります。その筆頭は…東京タワー!)
メディアで取り上げられているのを時々目にしていますので、
そのうち、出掛けてみたいと思っています。

Special thanks to M-san !!




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by oomimi_usako | 2016-11-07 17:40 | あまいもの | Trackback | Comments(6)

今の時季なら亥の子餅

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お茶の時間に、熱く煎れたお煎茶と一緒に、亥の子餅をいただきました。

旧暦の亥の月亥の日に当たる日に、茶道では開炉の茶事が行われますが、
その際のお茶席菓子として、よく供されるのが亥の子餅です。

そもそも亥の日に、炉を開くという行為と、お餅を食べるという習慣は、別々に存在していたらしく、
茶道の中で、それらが一緒になることで、いまでも両方が伝えられているというのは、
非常に興味深いことだと思います。

古の中国には、亥の月亥の日亥の刻にお餅を食べると無病息災に過ごせるという言い伝えがあり、
それが日本に伝わってきたことが始まりのようです。
平安時代頃には『御亥猪』という宮中行事として、
旧暦亥の月の最初の亥の日に、無病息災と子孫繁栄を願いつつ、
新米をついて作った亥の子のかたちのお餅が献上されていたらしいことは、
『源氏物語』の葵の上の帖にも記されているのだとか。
その習慣は、やがて宮中を下り、一般の人々の間にも広まって、今に至るようです。

一方、同じ亥の日は江戸時代、茶道の炉ひらきのほかに、一般市民の家でも、
火を使って暖をとる火鉢や炬燵など冬のお道具を出す日、とされていたそうです。
なんでも、亥は、陰陽五行では十二支のなかで水性とされるため、
その日に火を入れれば、火事になりにくいと云われていたようです。

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無病息災に、子孫繁栄に、火の用心。
うりぼうの形をした、ほんの小さなこのお餅ですが、
古くから、日本人一人一人が頂くときに込めたその願い。
そうと知れば、時を経た今の時代も変わらずに、願いを込めていただきましょう。
今日の暮らしの安寧が、明日にも明後日にも、ずっとずっとつながりますようにと。



usako補足>たねやさんや、虎屋さんのHPを参考にさせていただきました。
この亥の子餅、11月1日だけの販売のお店もあるようですが、一応11月中なら、手に入れられるお店も多いようです。

ちなみに、2016年の亥の月亥の日は、11月1日でした。
次は、13日、25日(十二支なので)。
食べ逃した場合、最初の亥の日でなくても、肖れるかも?しれません。



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by oomimi_usako | 2016-11-02 14:57 | あまいもの | Trackback | Comments(4)

沢の翠


ー深山の渓谷から湧き出る沢の水が 樹々の下を音もなく流れゆく…ー
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そんな詩情を意匠した…ということだとか。
これは、両口屋是清の“沢の翠”という錦玉羹。
お茶の時間に頂きました。
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沢を渡る風の音まで聞こえてきそうなお菓子。
葉月も終わりに近づきましたが、まだまだ残る暑さが厳しい日々。
こんなお菓子が嬉しいお茶の時間です。
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by oomimi_usako | 2016-08-27 14:54 | あまいもの | Trackback | Comments(6)

福井名物 羽二重やき

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この日のお茶の時間に頂いたのは、
錦梅堂の羽二重やきという、福井名物のお菓子です。
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金色のその姿は、まるで、ふわふわのオムレツケーキのよう。
見るからに美味しそうです。
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でも一番魅力的なのは、羽二重やきという名の所以である羽二重餅が、
餡子と一緒に巻かれていること。

ほら、ほら、みて、みて!
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これが、求肥ラブの私のはあとを、
ぐぐっと掴んでくれました。

福井県は、江戸時代、越前国であったころから、絹織物が盛んに作られていました。
絹織物の中には、羽二重と呼ばれる種類のものがあります。
そこで、名産に因んだお菓子を、越前福井藩松平家御用達の錦梅堂初代紅谷伊三郎氏が作って献上したのが、このお菓子のはじまりのようです。
以来今に至るまで、福井では、羽二重餅をアレンジしたお菓子が、いろいろと作られてるのだとか。

そういわれてみれば、羽二重餅のあの食感は、
しっとりとしたシルクの羽二重生地のあの触感に、
確かに通じるものがあります。

ふわふわ、もちもちの美味しい羽二重やき。
毎日、とは申しません。
週イチ、とも申しません。
でも、月に一個は食べたいな~。




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by oomimi_usako | 2016-05-11 20:49 | あまいもの | Trackback | Comments(12)

名残りの桜を、お皿のうえに。

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お家の回りのソメイヨシノは、
すっかり散ってしまいました。

花に代わって、ためらうように芽吹いていた若葉が、
もう、わがもの顔で、風に翻っています。

散った桜を惜しむように、
とらやさんのさくらの最中で、お茶時間。

桜色をした、七宝焼きのお菓子皿に載せて、
それからお茶器も、桜の透かし模様のものを。
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美味しく頂いたそのあとは、
お皿も、お茶器も、
また来年の桜の季節まで、お片付けしておきましょう。

とらやさんの桜の最中も…?
いえいえ、こちらは、通年いただきますっ。



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by oomimi_usako | 2016-04-13 16:19 | あまいもの | Trackback | Comments(12)

名古屋 餅文総本店の季節限定 春ういろ

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ういろう、と聞くと、どうしても
“拙者、親方と申すは・・・”から始まる外郎売の、
団十郎さんのあの特徴のあるお声が、耳に響いてまいります。

早口言葉も含めて延々長い外郎売の口上は、
一時私も覚えましたが、今となっては記憶もさっぱり曖昧で、
お仕舞いの“ういろうは、いらっしゃりませぬか。”まで、
いつになったら到達するかわからない始末です。

そんな外郎売のセリフをトツンカツンブツブツ、
思い出しながら、お茶を煎れて用意した、この日のおやつ。

1659年創業、名古屋外良元祖と言われる餅文総本店の、季節限定春ういろ。
お土産に頂戴いたしました。
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見た目も可愛らしい茶巾絞り。
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桜色のほうは、刻んだ桜葉ともち米がアクセントになる桜餅ういろ。
もう一つは、蓬生の風味に小豆を敷いた草餅ういろ。
切り分ける手間もないので、とても便利で、
美味しいお茶と一緒に、春の香りを賞味しました。
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待ち遠しい桜の季節を想いながら、
お菓子皿は、桜模様。
そして、お茶碗も、
桜の花びらの透かし模様です。
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by oomimi_usako | 2016-03-09 14:29 | あまいもの | Trackback | Comments(4)


日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


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