K's Sweet Kitchen ksweetk.exblog.jp

日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
プロフィールを見る
曙橋から程近いところ。
防衛省のいかつい建物をながめつつ、靖国通りから路地を入ったところに、このお店はあります。
フレンチレストラン、ジュードゥマルシェ。
シェフは女の方で、リヨンの“ニコラ・ル・ベック”や“テラス・ド・リヨン”などといった星を冠したレストランで、六年間修行されたという榎本奈緒子氏です。
f0039281_17505087.jpg
全部で16席というこじんまりとしたお店ですが、それゆえ、細かいところにまで目が行き届き、心地よい雰囲気のなかで、お昼のひと時を堪能できました。
f0039281_17545476.jpg
ごぼうのフリットが添えられた、ごぼうの温かいスープ。
冷える日だったので、この始まりの、小さなガラスの器を手のひらで包みながらいただいたら、すっかり身体が温まりました。
滋味溢れるというのは、まさにこういうことだと感じて、コースの初めから良い気持ちになります。
f0039281_17551148.jpg
前菜には、つぶ貝と旬のお野菜を綺麗に盛りあわせたサラダ仕立てのひと皿。
軽い酸味をライムで加えて、すりおろした皮も軽く振りかけてあり、
旨みと軽い塩味と、そしてさっぱり感を、一体にして味わえます。
f0039281_17555056.jpg
古代米のリゾットは、可愛らしいココットで供されました。
太っちょの釜揚げしらすと、グラナパダーノというチーズをクロッカンにしたのものと、
小さくちぎったトレビスを、器の中でザクザク混ぜて頂きます。
いろいろな食感が楽しめました。
f0039281_17552942.jpg
一緒に出して下さる自家製パンが、これまた美味で。
外側はカリッと、中はふんわりもっちりと焼き上がっていて、
これで、ワンプレートと言われても、思わず納得してしまいそう。
美味しいソースがたくさん続きましたので、
それらと併せても、楽しめました。
f0039281_17560817.jpg
お魚のプレートは、香ばしく焼き上げられた平鱸。
立派な春菊のフリットが添えられていて、ソースも春菊。
全てを絡めて頂くと、ほのかな苦みが、アクセントになっていました。
f0039281_17562262.jpg
お肉は蝦夷鹿。
これがまた、なんと柔らかく美味しかったことか。
添えられた根菜やりんごのソテーとのお味の組み合わせも絶妙です。

ワインは、お料理の内容や進行に合わせて、ソムリエの方に三種類を選んで頂きました。
アルザスの白と、ギリシャサントリーニ島の白、そして、赤はミュスカデだったかしら?
日本酒のようには詳しくないので、間違っていたらごめんなさい。
でも、ぴったりのセレクトで、お料理の美味しさが際立ったことは間違いありませんでした。
f0039281_17563408.jpg
f0039281_17564645.jpg

デザートは、二種類。
鎌倉街道七国峠のたまごで作られた自家製プリンは、すっきりとしたたまごのお味に、
程よい焦がし具合のカラメルが、これまた絶妙なバランスで美味ですし、
栗と黄粉のムースとキャラメルアイスに、安納芋のスープが添えられたひと皿も、
こっくりほっこりした秋の味覚が、ギュッと詰まった甘いお皿。
ご一緒したお友だちとともに、最後の感嘆の声を上げました。
スポイトに入っているので、自分で量を調整して加えられるのは、りんごのブランデーカルバドスです。

帰り際には、榎本氏とソムリエの方がお店の御玄関まで出ていらして、見送ってくだって、
まるで、お友だちのお家におよばれしたときの、去り際のような心持になりました。


始まりからおしまいまで、お味そのものの美味しいことはもちろんでしたが、
素材やお味のバランスの絶妙さや、一つ一つのお皿を仕立てるときの細かいご配慮、
感じの良いおもてなしなど、すべてが嬉しいひと時が過ごせるフレンチレストランでした。

f0039281_17511176.jpg




[PR]
by oomimi_usako | 2016-11-20 17:49 | おそとでお食事 | Trackback | Comments(8)