タグ:東銀座 ( 63 ) タグの人気記事

2007年3月 歌舞伎座 夜の部

f0039281_23122966.jpg
今月の歌舞伎座は、義経千本桜の通し狂言。
普段見る機会の少ない四幕目のある夜の部を観に行きました。
演目は、
四幕目 木の実・小金吾討死
五幕目 すし屋
大 詰 川連(かわつら)法眼館・奥庭
です。
仁左衛門丈の“いがみの権太”、いいですね~何と言っても姿が良いです。
洗練された捕りものを観せてくれるのは扇雀丈。『あらっ、参院議長さん?』と見紛うばかりでお綺麗です。
若葉の内侍役を見慣れている時蔵丈は、弥助役です。私はやはり女形の時蔵丈が好きなので、来月の弟さん(=信二郎丈)の襲名披露の時に、存分に拝見することにいたしましょう。
f0039281_23131480.jpg

孝太郎丈の娘役も、いい味出ています。たぶん若い方にも分かりやすい少し現代的な仕草が、とても可愛らしく思えました。
そしてそして、忠信に化けた源九郎狐と言ったら絶対この方!と私が思う菊五郎丈も、ちょっと年季が入ってきましたが予想通り楽しませていただきました。

ところで、歌舞伎のお芝居の中で“ある演目を観た後に必ず決ったものが食べたくなる”という現象が私には起きます。
例えば、直侍がおそばを食べる場面が出た後はおそばを食べたくなる人が増えたという話は、一般的で以前より有名なお話。
その他に私は、野崎村でお光が大根を切る場面を観た後は、ふろふき大根が食べたくなります。(劇中では、なますを作るのですけれどね)
そして、この千本桜のすし屋の段を観た後は、柿の葉寿司が食べたくなるのです。
今回も案の定・・・。
お花見のお伴も兼ねて、久しぶりにちょっとお取り寄せしてみることにいたしましょうか・・・。
f0039281_2313547.jpg

[PR]
by oomimi_usako | 2007-03-19 23:10 | 歌舞伎やお芝居見物 | Comments(4)

2007年1月 壽初春大歌舞伎夜の部

今月の歌舞伎座は、千秋楽に近い夜の部を観劇しました。
f0039281_1725175.jpg

一、廓三番叟
昼夜共に最初の幕は、初春に相応しいお祝いの舞踊です。
街は、もうとっくにお正月気分は抜けきって、節分すら通り越して雛祭りまで進んでいますよね。
でも、そう言えばまだ一月のうち。
少しゆっくり、残る睦月を楽しみましょう・・・そんな気持ちにさせてくれる演目でした。

二、祇園祭礼信仰記 金閣寺
玉三郎丈の雪姫、拝見するのは何年振りでしょう!
私にとっての今月のメインはこれです。
玉三郎丈のお姫様姿を観るたびに、手弱やかで可愛らしく、でも心強く才気に溢れる(=普段は女らしいけれどイザとなったら強くガンバル)そういう女性でありたいと、いつも思うのですが・・・まあそれは“理想”ということで。
この演目の一番の見どころは、どうしても縛られた縄目を切りたかった雪姫が、降り積もった花びらをつま先で集めてネズミを描く所です。
それが本物のネズミとなり、縄目を噛み切ってくれるので、雪姫は戒めから解き放たれる、という段取り。
悲しみと恨みと無念さが、やがて決意に変わり、不思議な力を発揮するまでの豊かな表現力は、見ているものも一緒に一喜一憂してしまうほどです。
玉三郎丈ならではの魅力だと思います。
f0039281_1726210.jpg

花道を通り抜けた玉三郎丈が、落として行かれた花びらが、今日のお土産です。
薄桃色で一枚一枚、きちんと花びらの形なのですよ。

そういえば、その豪華で美しいお衣装を楽しむのも、歌舞伎の見所なのではないかと思っています。
雪姫の桃色の打ち掛けの、優しげで可愛らしいこと!
吉左衛門丈演じる此下東吾の、黒地に金糸銀糸で刺繍された瓢箪柄の裃も見事でした。
f0039281_17263928.jpg

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
前シテと後ジテの対比が楽しい鏡獅子は、これも、大きなお鏡餅の飾られたお正月らしい舞台。
メリハリのある華やかな舞踊です。
ちょうど今回のお席は、花道のすぐ内側で、行き来する役者さんがつぶさに拝見できます。
前シテの引っ込みの時の勘三郎丈は汗びっしょりで、大奮闘のご様子がよくわかりました。
お客様の反応も良く、あんなに喜ぶ観客席の様子を見るのは、久しぶりな気がします。

お正月のNHKの放送時から思っていたのですが、登場する時向かって左に居る胡蝶役お子ちゃま、大変お上手。
これからが楽しみ~と言う印象です。 

四、処女翫浮名横櫛 切られお富(きられおとみ)
最後の幕は切られお富。
福助丈は、初役のお富だそうですが、何だかしっくり板についています。
この方、ちょっとワルめの女の人役が似合うと思います。
この演目は、夜の部の前三つの演目とは打って変わっての世話物で、グッと今様に近付きます。
夢の世界を楽しんだお客様が、終演後、銀座の街にホイッと出られても、戸惑わないためのご配慮だったのかしら??などと思いつつ、家路についたのでした。
[PR]
by oomimi_usako | 2007-01-23 23:59 | 歌舞伎やお芝居見物 | Comments(7)

四月歌舞伎座千秋楽夜の部

今月の歌舞伎座は、六世歌右衛門丈の追善興行で、六代目中村松江の襲名披露と五代目中村玉太郎の初舞台のお披露目でもありました。
夜の部は口上があります。
これは、実際にご覧になったことのない方でも、たぶん御存知だと思いますが、役者さん方が舞台に一列に並び一言ずつご挨拶を述べられた後、“すみからすみまで、ずぃ~と、おん願いあ~げたてまつりまする~”と言って〆る、襲名披露ならではの一幕なのです。
f0039281_075844.jpg

六代目歌右衛門丈は、昔はとても綺麗な女形だったそうですが、私が見始めた頃にはすでに綺麗さよりも、迫力のある芸風が見応えのある役者さんでした。
当たり役と言われるものは特に、鬼気迫る演技に“名優の演技とはこういうものか”と、感動したのを覚えています。
でも晩年には、前の方の座席で拝見していると、細かい所が良く見えてしまい、名演技の迫力が何だかとても痛々しい感じがしてきて、悲しくなってしまったこともありました。

そう…歌舞伎をご覧になる時には、演目や俳優さんによって、おさえる座席も変えることをお薦めします。
基本は、出演者のご年齢が高めの時は中程より後、あるいは二階の前の方。お若い役者さん方が奮闘されるような場合は、中程より前、二階なら最前列。そして、う~んと綺麗な役者さんを見るときは首筋のコリも厭わず、なんたって一階最前列!です。

ほんの少し前(昨年か一昨年位)まで、歌舞伎座の座席は、列に前から“い・ろ・は…”と順番が付いていました。そのため、良い席と言われる7列目から9列目を称して“トチリ”(と・ち・り…だから)と呼んでいたのですよ。
ところが最近、他の劇場と同様に1から始まるフツーの数字の列表示に変えられてしまいました。色気もなにも、あったもんじゃありません。
かくいう私だって例えば、『“よ”は何列め?』と聞かれて即答出来る訳ではありませんが『え~っと、イロハニホヘトチリヌルヲ…』と頭から言って見て『…15列目!』と判るのが、これまた歌舞伎観劇の楽しさ(?)だったりしたものです。
せっかくの歌舞伎座なのに…とそれ以来ずっと私は、ちょっぴり寂しく思っているのです。

☆おまけ!
そう言えば何だっけ?と忘れてしまわれた方のために…。
『いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす』
[PR]
by oomimi_usako | 2006-04-26 00:05 | 歌舞伎やお芝居見物


日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako

プロフィールを見る

最新のコメント

こんにちは♪ 女子会で..
by 2005-1127 at 17:30
わあいいなあ。 こちら..
by marucox0326 at 17:21
☆まりりんままさま、 ..
by oomimi_usako at 16:48
☆ぷうさま、 ま~早速..
by oomimi_usako at 16:44
こんばんは! 確かに、..
by まりりんまま at 19:24
うさこ先生、 先日拝見..
by ぷう at 11:39
☆mamiさま、こんばん..
by oomimi_usako at 22:18
☆きなこの母さまのように..
by oomimi_usako at 22:12
こんにちは~。 「可愛..
by mami-2013 at 13:50
あら~素敵なアイディアで..
by suzu-kinako at 21:06

記事ランキング

タグ

(194)
(183)
(117)
(94)
(86)
(63)
(48)
(43)
(40)
(36)
(36)
(32)
(31)
(30)
(26)
(24)
(22)
(22)
(20)
(20)

カテゴリ

あまいもの
おうちのお食事
おうちの調味料
おそとでお食事
おそとでお酒
usakoのお教室
歌舞伎やお芝居見物
旅とおでかけ
日々の生活
読書
音楽
展覧会
手芸(刺繍など)
お気に入りの品々
草花
どうぶつ
わたくしごと

白鹿辰馬本家酒造
酒粕の美味しいムース!
usakoのレシピはこちらでご紹介中です。


日本酒造組合中央会
楽しい日本酒ライフのためにお世話になっています。

K's Sweets Kitchen お菓子教室に関するご連絡事項はこちらをご覧ください。

★記事との関連が読み取りかねるコメントとTBにつきましては、当方にて削除させていただく場合があります。
あしからずご了承ください。
Copyright(C) 2006-2017 K's Sweets Kitchen All Right Reserved

検索

ブログパーツ