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2009年3月 ただいま後片付け中

鹿児島市内の日中の気温は、だいたい18℃位。
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こちらよりは、やはり吹く風も暖かく、場所によっては、山桜などすでに盛りを過ぎていて、ソメイヨシノもチラホラ咲いているところもありました。

旅から帰った翌日は、結構一日中忙しいものです。
荷物の整理やお洗濯、旅行カバンの陰干し。
写真や資料など、旅の記録の整理。
宅急便であちらから送ったものの到着も、待っていなければなりません。
さらには、空っぽの冷蔵庫の現状復帰も必須。
その上今回は、旅行中に私の10年選手のデジカメが、ついに動かぬようになってしまいましたので、フィルムカメラで撮ったものをCDに落として貰いに写真屋さんに行ったりもしました。(幸いいつもフィルムカメラとデジカメの両方を持って行くようにしていますので、辛うじてお見せ出来る写真は撮れているものと思います)
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ただいま、資料の整理中。
いつものように、見たことや食べたものなど復習を兼ねつつまとめて、そして記事に書かせていただきたいと思います。
九州南部の歴史や、島津家のことなど、いろいろと興味深く学ぶことが出来ました。
ところで、これは鹿児島市内のマンホールの蓋。
真ん中のマークは、“丸に十の字”です!
右を向いても左を向いても、“丸に十の字”にあふれています。
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行く前日に降灰したという桜島でしたが、滞在中に昭和火口で噴火がありました。
時々黒煙や白煙が上がるのも見えましたが、常にそういう状態というわけではありません。
夕陽に照らされた姿は、どっしり落ち着いて、育まれる鹿児島市民(県民)気質を容易に想像出来ました。
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美味しい郷土料理も堪能出来ました。
焼酎国薩摩で、日本酒フリークusakoが何を飲んで過ごしたのか・・・については、旅行記をお楽しみに~!
usakoよりお知らせ>旅行記は、昨年(島根)一昨年(備後安芸)の旅行記と同様に、日ごとにまとめたものを順次UPいたします。しばらくお待ちくださいませ。
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by oomimi_usako | 2009-03-13 16:00 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(6)

2009年3月 春を探しに南薩へ 最終日

最終日は、翌日出社予定の主人のために、早めの帰宅を考えJAL1870便(13:35鹿児島空港発ー15:10羽田空港着)で戻ることにしました。
ヘタに列車などで移動して、戻り損なって(列車の本数少なし)飛行機に乗り遅れると困るので、この日は大人しく、近場の残した所を見に行きました。
↓仙巌園にあった桜島大根の鉢植え(!)
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第五日目(最終日) サヨナラ桜島、またいつか!の巻
<この日見たもの>
◎小松帯刀像

幻の宰相といわれた薩摩藩の家老・・・などと、説明を書くまでもありませんね。
皆さん御存知、小松帯刀君の銅像は、宝山ホール(県文化センター)に立っています。
小松くんと篤姫は、史実としてはお互いに会ったことがない(一回くらいはあるかも)って、ご存知でしたか?
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◎照國神社
第28代島津斉彬は、集成館事業を推進し薩摩の地に数々の功績を残したため、ついに神様になりました。
ここ照國神社のご祭神として、祀られています。
神社の隣りにある探勝園という庭園は、鶴丸(鹿児島)城の庭園でもあったところ。
そこには、斉彬公の大きな銅像が立っています。
あのドラマで頻出していた、青と朱のお守りも、こちらの社務所で買えてしまいます。
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◎加治木町 龍門滝
リムジンバスで九州自動車道を鹿児島空港へ向かう途中、左側の車窓から大きい滝が見られます。
それが日本の滝百選にも選ばれている、龍門滝です。
近くには、薩摩を代表する焼き物である龍門司焼の窯元もあります。

◎鹿児島空港
残り時間は、空港で遊びます。
離島便や国際線も飛んでいるために少し規模が大きめ(地方空港にしては)で、足湯もあったりして、なかなか面白い空港でした。

<この日食べたもの>
◎海ぶどう

空港の売店で見つけた、海ぶどうは、海藻です。
独特のプチプチ感が病みつきになります。
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◎恒例!空弁
旅行にはたいてい飛行機を使うので、帰宅した日の夕食用に、必ず旅先で“空弁”を買って帰ります。
今回、鹿児島空港で入手したもの。
・きびなご鮨(とらや寿司)
指宿に行った日に食べたのは、鹿児島中央駅の駅ビル内支店のもの。
東京ではなかなか普通にはお目にかかれませんので、最後に空港の支店でも買い求めました。
・かごしま黒豚角煮弁当(萬来)
鹿児島産芋焼酎“さつま若潮”でじっくり煮込んだ“かごしま黒豚”を、鹿児島産のお米“伊佐米”の上にたっぷり載せ、鹿児島名物“つぼ漬け”を添えてあります。鹿児島尽くしのお弁当。
・一本釣り鰹めし(枕崎)
枕崎のかつおだしで炊き込んだ“鰹めし”に、特製たれ漬け込み“枕崎ぶえん鰹”が載っています。
“ぶえん鰹”とは、遠洋鰹一本釣り漁で、釣り上げられてすぐの鰹を活き締めして急速冷凍したもののことです。
お弁当だけでは、ちょっとさびしいので、覚え立てのさつま汁を添えました。(旅行前に冷蔵庫を少し綺麗にしましたが、幸いさつま汁の具にできるような根菜類は、ストックしてありましたゆえ。)
二人なのに、なぜ空弁が三つなのか?ということは別にして、鹿児島尽くしで、上手く〆まりました。

<まとめ>
定刻に、鹿児島空港を南に向かって離陸したJAL機は、大きく左に旋回しながら大隅半島を横切り、志布志湾に抜けました。
飛行機の窓から、覗き込むように左後方をみると、春霞みの中に立つ桜島の山影は、少しずつ薄れながら、霞とも雲ともつかないぼんやりした空気の中に見えなくなっていきました。
あのどっしりと力強い桜島に見守られてこそ、いにしえから今に至るまで鹿児島の人々は、かくも力強く暮らしておられるのだということが、わかった気がする旅でした。
・・・そうそう、焼酎が実はとっても美味しいものだということがわかったのも、私にとっては大きな収穫、鹿児島よ、あいがとさげもした!(=ありがとうございましたby鹿児島弁)
でもまだまだ見られなかったところが、たくさんありますので、いずれまた折をみて、訪ねたいと思っています。

ーおしまいー
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by oomimi_usako | 2009-03-12 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(4)

2009年3月 春を探しに南薩へ 第四日目

とても居心地の良かったホテル秀水園を名残り惜しく後にして、この日はまず、国道226号線で開聞岳の麓を薩摩半島の南端、枕崎へ。
(↓秀水園の朝食)
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海岸線に沿った国道からは、東シナ海が望めます。
途中には、空豆やスナックエンドウがたわわに実る畑が、一面に広がっていました。
枕崎は、日本有数のかつおの水揚げを誇る町。
ここで生産されるかつお節は、全国生産量の約四割を占めているそうです。
なんと町全体が、かつおぶしの良い香りに満ちていました。(つまり、おだしの香り!)
さらにここには、全国的に有名な焼酎の蒸溜元、薩摩酒造がありました。
枕崎から北上して、お茶畑の広がる知覧(ちらん)を観光した後、夕方、鹿児島市内へ戻りました。
全工程、南薩観光が運行する“ちらんライナー”を利用。
観光しながら移動していくので、時間的にもお値段的にも、そして、酒蔵で試飲せずにはいられない二人の旅にも、大変お得で便利な現地ツアーです。

第四日目 大型新人?利き焼酎に挑むの巻
<この日見たもの>
◎開聞岳(薩摩富士)
平安時代に大噴火をして、辺り一面を火山灰で埋没させてしまったことを想像しづらいほど綺麗な形をしていました。
つい一昨年まで、CA〇IOがスポンサーだったゴルフトーナメントが、この山麓のゴルフ場で行われていたので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

◎薩摩酒造花渡川蒸溜所・明治蔵 
全国的に有名な焼酎“さつま白波”の蒸溜元、薩摩酒造の焼酎蔵です。
昔ながらの手作り焼酎の製造工程が見学可能で、実際に作業をされている様子を順を追って見ていくことが出来ます。
蒸したお芋、黄金千貫(こがねせんがん)を手作業で処理しているところや、仕込み甕の中でモロミがプツプツと発酵している様子などが拝見出来るほか、焼酎作りの道具や酒器の展示など、焼酎デビュー間もない新人ちゃんにとっては、お勉強させていただくには絶好の場所でした。
見学コースの最後は、待ってました!の試飲コーナー。
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明治蔵限定焼酎も含め、なんと全種類の試飲が出来ます。
『それでは!』と、端から試飲させていただきました。
お味の違いは新人でも理解出来るものの、麹やお芋の種類の違いがどのように影響しているのかを判断するには、まだまだ経験が足りません(当たり前だって!)ので、これからお勉強が必要です(・・・)
せっかくなので、それぞれ気に入ったものを入手。
私は、芋麹仕込みの芋焼酎“ 根唐芋(ねっかい)”を。
主人は、“造りたて一壺酒(お芋=種子島ゴールド)”という、かめ壷で仕込んだ焼酎を蒸留後一ヶ月(通常は確か?三ヶ月)で瓶詰めした出来立て焼酎を選びました。
さらに、蒸し上がったばかりの黄金千貫を一本ずついただいて、おやつにホクホクいただきました。

◎知覧特攻平和会館 
元々知覧には、昭和17年に開校した陸軍飛行学校知覧分教所があり、飛行機の操縦訓練が行われていました。
しかし太平洋戦争の戦況が悪化したため、昭和20年には特攻基地となり、陸軍特別攻撃隊員(特攻隊員)は、ここからも(他、万世、都城、台湾、健軍各基地)沖縄に出撃していったのです。
ここには、戦争の悲惨な結果を直接知らしめる展示は、あまりありません。
展示の殆どが、出撃する前の隊員たち一人一人の写真、笑顔を見せながら皆で写っている集合写真やスナップ、身に付けていたもの、家族へあてた手紙や絶筆なのです。
拝見していると、本当なら普通の学校生活を送り、青春時代をすごし、幸せな新婚生活を送っていたはずの彼らに訪れた、不可避な歴史の波と、そして到底想像し尽くせないその時の気持ちに、思いが巡ります。
どんな悲惨な写真や資料よりも雄弁で確実に、戦争がどういうものであるのかということを、今の私たちに訴えるものでした。
と同時に“その時”から、まだたった60余年しか経っていないということに改めて気がつき、深く考えるところもあるのでした。

◎知覧武家屋敷庭園群
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江戸時代、薩摩藩では「人をもって城となす」の考え方に従い、その領内を外城制度として分散統治していました。
領地内は113個の麓と呼ばれる武家集落に分けられ、その中は、領主や地頭の屋敷である御仮屋を中心にして家臣たちが居を構えていたそうです。
知覧は、島津家の分家である佐多氏が治めていた所で、住居や庭園、石垣などが当時のまま良く残されています。
民家は、二ツ家という独特の形をしています。
また、お庭や入口の石造物には、琉球の影響も見られます。
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◎亀甲城址
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お城に行ったら、まず天守閣に上れ!を、旅の決まりごとの一つとしている私たち(ヘンな)夫婦にとって、ちょっと物足りない鹿児島城。(鹿児島城は天守閣を持ちません
その鬱憤を晴らすかのように、知覧城の出城であった亀甲城址を攻めてみました。
・・・とはいえ、残っているのは山ばかり。
一ヶ月に人が一人くらい歩いているのかも?と思わせるような、遊歩道を登って、そして下りてきました。あ~疲れた。

◎薩摩英国館
城攻め(?)で、疲れたあとは薩摩英国館にて、ティータイムを楽しみました。
こちらは、イギリスと薩摩の(あるいは日本との)歴史や文化の関係を、版画を中心にした資料によって展示しているところで、併設のティールームでは、オリジナルティーが頂けます。
皆様御存知のように、緑茶も、紅茶も元の茶葉は同じもの。
良い茶葉の採れる知覧では、美味しい紅茶も作られているのです。
本場イギリスの“グレート・テースト・アワード2007”で金賞を受賞した“夢ふうき”というお紅茶がこちらのオリジナルです。

◎城山展望台(鹿児島市内)
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鹿児島に来てから、ずっと桜島は、春らしいもやもやした見え方でした。
ところが、この日の夕方鹿児島市内に戻ってきてみると、夕陽を受けてくっきり綺麗な桜島が、“おかえり~”と言ってくれていたのです。
この瞬間を逃すまいと、城山公園の展望台へ。
噴火活動中とはいえ、白煙や黒煙は時々フワフワと上がる程度で、こんなどっしりとした桜島の姿をみることができました。
人というものは、育つ過程で見てきた景色にその性格の一部が左右されるところが有ると思います。
ー鹿児島に、桜島あり
   そして、薩摩びとありー
何だか深く納得してしまう雄大な景色でした。

<この日食べたもの、飲んだもの>
◎知覧茶そば
知覧は、日本有数の緑茶生産地。
一面のお茶畑は、新芽の出ている淡いグリーンの畝と、これから芽が出る濃いグリーンの畝がまるで波のように連なっていました。
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お昼には、知覧茶を使った茶そばをいただきました。
濃くて甘いお茶の香りがしました。

◎知覧の紅茶(薩摩英国館)
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日本のお紅茶も、とても美味です。
楚々とした細面の美しいひとを思わせるお味。
大倉陶苑の青い花のティーカップなんぞが、ぴったりかもしれません。(お紅茶は買いましたので、あとは、ちゃきがいる、ちゃきがいる。。。)

◎しろくま(天文館むじゃき
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鹿児島市内に戻ってすぐ、喉も渇いたので、念願の天文館むじゃきへ。
しろくまを食べました。
練乳がたっぷりかかって、フルーツがたくさん乗っている、要はカキ氷です。
昭和22年、一番最初は、白いカキ氷の上にトッピングされていたレーズンの配置が、くまさんのお顔に似ていたからだとか。
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現在は、フルーツがいろいろ乗った一番シンプルなもの以外に、アイスクリームが乗ったもの、プリンが乗ったもの、チョコレート味のものなど、いろいろあります。

◎市場食堂天文館店
二日目に魚類市場で朝食を食べた市場食堂の、支店です。
鹿児島でしか食べられない首折れサバを、どうしても食べなければ気がすまなかったので、夜営業のこの支店に行きました。
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首折れサバとは、一本釣りのサバを船上で首を折って締め、血抜きして氷水で運んできたもの。
鮮度がよいので、生のままお刺身で頂けるのです。
生のサバは、とろり濃厚なお味。
あわせたのは、小鶴黄麹と、薩摩富士の二種類の焼酎。
良く合って更に美味しくいただけました。
幾ら頂いても飽きないキビナゴと、カツオの腹皮焼きもいただきました。
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usakoの余計な話>美味しそうな焼酎の他に、メニューを見ると日本酒もチラホラ良いものをおいてあるこちらのお店。
カウンターの少し向うで、お一人でお肴と焼酎を楽しまれているおじさまが、おいでになりました。
程よいご気分かとお見受けした次の瞬間・・・
おじさま『今日は、日本酒何か有るの?』
usakoの心の声“おおっ通っぽい頼み方、日本酒好きの人も案外いるのね!”
お店の方『え~っと、明鏡止水がありますよ』
usakoの心の声“まあっ素敵!私もいただきたけれど、今日は焼酎で我慢だわ!”
おじさま『へえ、なかなかだね、じゃあそれ、水割りで!』
・・・・・・・
水割りの日本酒は、どういう形で出されるのだろうか?
それを呑んだおじさまは、どんな反応をなさるのだろうか?
椅子から転げ落ちそうになりながらも、とてもとても興味があったusakoです。
でも、聞いた瞬間に思わず『みずわりぃ~??』と、大声を出してしまった私を、そのおじさまからひたすら隠し続けた主人の顔と身体が邪魔で、結局事の顛末は、わかりませんでした、とさ。
日本酒も、焼酎も、正しく呑みましょう。


◎華蓮 黒豚蒸篭蒸し
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鹿児島でもう一つ食べたかったもの。
それは、黒豚の蒸篭蒸し。
ここは、JA鹿児島県経済連直営店ゆえお薦めの美味しい鹿児島黒豚が、たっぷりのお野菜と共にいただけました。
四角い二段蒸篭の、上に黒豚。下がお野菜。
黒豚の旨みが、湯気と一緒にぽたぽたとお野菜におちて行きます。
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合わせた焼酎は、三岳と、不二才です。
鹿児島黒豚について>約400年前、中国から琉球を経て、鹿児島へ伝わったのが黒豚。
体は黒いけれど、足(4)、鼻(1)、尾(1)の計6箇所が白いので、“六白豚”とも言われています。
お肉はもとより、“白身”とも“白肉”とも呼ばれる脂身さえも、旨みが濃く甘いので、美味しくいただけます。
この豚ちゃん、さつまいもを食べて育っているとか。
だから、芋焼酎と相性が良いんですね。


この日も、良く歩き、良く食べ、良く呑んだ一日でした。
そして最終日へと続きます。
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by oomimi_usako | 2009-03-11 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(2)

2009年3月 春を探しに南薩へ 第三日目

鹿児島を旅するにあたり、資料を取り寄せたり、ガイドブックを購入したりして、事前にいろいろとチェックをしました。
鹿児島市内だけでも、見学したいところはたくさんあって、きちんと見ていくと丸二日以上はかけたいところ。
さらに、北薩にも、南薩にも、大隅半島のほうにも、東シナ海側にも、桜島にも、そして種子島(宇宙センター)にも行きたい!と、夢は地図上を駆け巡るばかり。
しかし良く調べると、“鹿児島はとっても広い!(=見るべき場所が四方八方に拡がっている)”という事実と、“公共交通の便がちょっと悪い!”という事実の狭間で、どこを訪ねるかについて大いに悩んだのでした。
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桜島の昭和火口で噴火があったこの日、午前中市内観光をしたあと、お昼からJR指宿枕崎線で一路、指宿を目差しました。
ちなみに、ニュースで見るまで噴火したことに気が付きませんでした、とさ!

第三日目 砂蒸し風呂は築地市場のようだったの巻
<この日見たもの>
◎福昌寺跡(島津家菩提寺)
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1394年、島津家菩提寺として開山された曹洞宗の寺院“福昌寺”は、明治に入っての廃仏毀釈によって廃寺にされてしまいました。
現在は、墓所だけが残っていて、第6代師久から第28代斉彬までの歴代藩主のほか、関係のあった方々(たぶん。墓誌が見づらい・・・)のお墓が並んでいます。
かなり大事な場所だと思うのですが、案内板なども殆どありません。
この道で良いのだろうか?と思いつつ進んでいくと、緑深い山を背に、落ち着いた静かな墓所がありました。
すぐ前にある玉龍中・高校の生徒たちの元気な声が響いてきて、薩摩の地を守り続けてきた島津家代々の当主たちが、これからの薩摩の子供たちを見守っているかのように感じました。

◎今和泉島津家本邸跡
篤姫が生まれた場所です。
現在は、当時の石垣だけが、残っています。
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◎石橋記念館
江戸時代末期、鹿児島市内を流れる甲突川(こうつきがわ)に肥後の石工岩永三五郎によって五つのアーチ型石橋が架けられました。
上流から、玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋。
これらは、平成5年までの150年もの間、「甲突の五石橋」として市民生活の中で使用され、親しまれてきました。
ところが、その平成5年に鹿児島市内を襲った集中豪雨による洪水により、5つのうち2つの橋が土台から流出してしまい、壊れてしまったのです。
ちょうどその頃、私はOLをしていました。
勤務していた会社の鹿児島支社にも、被災した方々がおり、皆でカンパを募ってお見舞いをしたので、この水害の事は記憶に残っています。
現在は、河岸整備を行ない、残った3つの石橋は移設して、保存されています。
石橋公園に移設された西田橋は、藩主の通る橋として楼門のあった立派な橋で、現在は、その楼門も復元されています。(大河ドラマ撮影にも使用
併設の石橋記念館では、架橋技術や、石橋の歴史などについて、工夫の施された興味深い展示の仕方により、詳しく学ぶことが出来ます。
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◎JR指宿枕崎線
鹿児島中央駅から指宿方面までは、JR指宿枕崎線(本数が少ないので時刻は要チェック)に乗って、約一時間。
霞みに煙る陽春の錦江湾。
ぽっかり浮かぶ桜島。
そして、薄墨色の対岸大隅半島を車窓に眺めながらの、のんびりした列車での移動です。
途中の中名駅で下車したと頃には、世界最大級の原油中継備蓄基地「新日本石油基地、喜入基地」があり、車窓からも眺められます。
ちょうど横付けされていたタンカー二隻の大きさと比較して、その基地の規模の大きさに驚きました。

◎薩摩今和泉家所領跡(薩摩今和泉駅下車)
指宿の二つ手前で途中下車。
駅を挟んで、海側に今和泉家別邸跡(井戸、手水鉢、石垣)、山側に今和泉家墓地があります。
篤姫は、子供の頃ほんの数回遊びに行っただけらしいのですが、本当のお父様忠剛や、お兄様の忠冬、今和泉家代々の当主と奥方様が眠っています。(ちなみに篤姫のお母様のお墓は別のところにあるそうです)
☆「今和泉島津家」とは・・・
出水地方にあった名門和泉家は、跡取りがなく一時家系が途絶えましたが、薩摩藩家臣の中では最も高い家格をもつ一門であったため、島津本家血筋を当主に迎え再興しました。
篤姫の父忠剛も、薩摩藩主斉宣の七男で、つまりは斉彬の叔父にあたります。
この今和泉島津家のほか、重富島津家、加治木島津家、垂水島津家の計四家が、鹿児島城を中心に錦江湾を取り囲むようにして所領を配置され、島津宗家を守る形をとっていたそうです。


◎時遊館COCCOはしむれ考古博物館(指宿)
薩摩今和泉散策後、二駅乗って指宿に向かい、駅の近くの考古博物館へ。(これも列車時刻注意
国指定史跡である指宿橋牟礼(はしむれ)川遺跡に隣接して作られたこの博物館では、旧石器時代から平安時代までのこの地域の人々の暮らしぶりを、出土品から見ることが出来ます。
しかし!
何よりも私が興味を持ったのは、24000年前、鹿児島湾とシラス台地が形成される元となった姶良カルデラの噴火をCGで再現した展示と、874年(平安時代)3月25日、開聞岳の噴火によりこの辺り一帯が村ごと埋もれてしまった事実を表す資料の展示です。
軽井沢でも、実は一番すきなのはアウトレットでも軽井沢銀座でもなく(それも好きだけど鬼押し出しの火山博物館だったりする私。
いくつもあるCG映像を、端から丹念に覗き込み充実したひとときを過ごせました。(ヘンかなあ?)
同時開催の企画展は、「今和泉島津家と篤姫の生きた時代」展。こちらは、主人が鼻をくっつけてみていました。
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◎砂蒸し会館(指宿)
指宿といえば、砂蒸し風呂。
身体は砂に埋もれ、頬っかむりした人のアタマだけが、ずらりと並ぶ光景は、壮観というより異様です。
まな板の上の鯉?砂の上のまぐろ?
『あ~、気持ちよかった!』と蒸された主人は申しました。
『あ~、面白かった!』と見ていた私も言いました。
ちなみに・・・
生まれてこのかた、今までに一度もサウナを体験したことのない私。
もともと普通の温泉自体もあまり得意でないために、砂蒸しでもカメラマンに徹しました。
(それでも温泉宿がすきなのは、ご馳走がいただきたいから)

<この日食べたもの、呑んだ飲んだもの>
◎かからん団子(かからん団子本舗敏太郎)

f0039281_15433349.jpg 鹿児島では、普通の家で昔から食べられていた御餅だそうです。
くにゃふにゅもちもち・・・の食感はクセになりそう。
お味はあずきとよもぎの二種類。
御餅生地自体にそれらを練りこんでから、かからん葉(=サルトリイバラの葉)で包んで蒸してあるので、なんだかスルスルたくさんいただけます。

◎きびなご鮨(とらや寿司)
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東京ではなかなかお目にかかれないきびなごも、鹿児島では通年頂くことができます。
酢味噌で頂くお刺身も絶品なら、お鮨にしてもその品の良いお味が絶品でした。
トッピングに、人参と木の芽を使っているのが、ちょっと不思議で面白い感じです。
元祖きびなご鮨は、姶良郡加治木町のとらや寿司。
鹿児島中央駅ビルと、鹿児島空港にそれぞれ出店があって入手可能です。

◎豚まん(南宝饅頭店)
薩摩の黒豚を使った、モッチリ皮も美味しい豚饅頭でした。
神戸南京町の豚まんより、あっさりしています。

◎薩摩地鶏の五目おむすび(吉祥庵)
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指宿枕崎線車中にて、美味しく頬張ったおむすびは、薩摩地鶏の炊き込み御飯でした。

◎ホテル秀水園
さてさて、今回の旅で一番楽しみにしていたのが、指宿でのお宿です。
数奇屋造りの純和風のお玄関を入ると、正面に枯山水の日本庭園を望むクラシックなロビー。
お部屋も、お玄関を入ると、御香の残り香がかすかに香り、広く静かで、落ち着いた佇まいでした。
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煙草盆の灰皿には、桜島の火山灰が敷かれています。
このお宿を選んだのは、そのお料理が、『プロが選ぶ旅館百選』で23年間連続一位になっていると伺ったから。
素材、お料理法、供し方・・・いずれをとっても、お品が有って、なるほどと深く頷きながら、お夕食はもとより、朝のお食事までもまた楽しませていただいたのでした。
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御酒には、秀水園オリジナル芋焼酎“利右衛門白麹”“利右衛門黒麹”“秀水”の三種飲み比べ。
指宿長太郎窯の粋な酒器も素敵です。
日本酒も美味しそうなラインナップでしたので、見つけてしまった“南州翁(賀茂鶴酒造 鹿児島地区限定辛口)”を、いつもより少なめに美味しく頂戴いたしました。(一応焼酎王国に居るので、気は遣っているつもり)
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この日も、たくさん見て、歩いて、食べて、飲んだ呑んだ一日となりました。
翌日は、いよいよ枕崎で焼酎の試飲に挑んだあと、知覧を経て市内へ戻ります。
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by oomimi_usako | 2009-03-10 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(2)

2009年3月 春を探しに南薩へ 第二日目

NHKの朝のニュースをみていると、画面左上のお天気が表示されるところに、鹿児島各地のお天気と合わせて桜島の風向きが表示されます。
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火山灰の流れる向きは、鹿児島の人々にとってはとても大事なことなのですね。
ちなみに、市中の道端には、ゴミ集積所の他に、火山灰集積所があります。(専用の袋もあるようです)
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第二日目 早くもホームシック?の巻
<この日訪ねたところ>
◎魚市場 
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ホテルからタクシーで、城南町の魚類市場に行きました。
目的は朝ごはん!
守衛さんに、“市場食堂というところに行きたいのですが”と一応申し出て入ります。
詳しくは↓<この日食べたもの>の項をご参照ください。



◎ドルフィンポート 篤姫館
いわゆるショッピングモールですが、お目当ては、3月末まで開催の“篤姫館”。
NHKの息がだいぶかかっていやぁしないか?と思われるのは、“ようこそ2008大河ドラマの世界へ”などという副題がつけられた展示だから。
江戸城大奥へのお渡り廊下が再現されていたり。
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撮影で使用した煌びやかな内掛けが展示されていたり。
豪華なお籠が置いてあったり。
さらに、ハイビジョンシアターの解説ナレーションはNHKアナウンサーでした。
ただ、大奥関連の展示が多いわりには、右を向いても左を向いても、篤姫はじめ薩摩関係者のことばっかりです。(当たり前?)
私のお慕いする堺家定さまのことが、皆無に近かったのが、私的にはかなり不満でした。
宮崎あおいさんのお召しになったオレンジ系の内掛けを掛けさせて貰い、記念撮影して鬱憤を晴らしました。

◎仙厳園磯御殿
鹿児島市中心部から錦江湾沿いに北東へ少し行ったところは、磯地区と呼ばれています。
桜島を間近に望むこの場所に、1658年、仙巌園という別邸を構えたのは19代光久でした。
以後歴代の当主たちによって受け継がれてきたこの場には、島津家の歴史が詰まっています。
現在敷地は50,000㎡。
昨年の大河ドラマで、篤姫が日本一の男の妻になる!と尚五郎さんに宣言していたあの場所、といえばきっとおわかりになる方も多いかもしれませんね。(撮影場所そのものは、一般立ち入り禁止なんですが)
中心にある磯御殿は、明治期に改築して29代忠義が本邸として、また30代忠重が子供の頃に過ごしたところ。
シャンデリアや襖、長押の釘隠しの飾り(幸福を象徴するコウモリの形や、桃の形など)など細部まで気をつけていると、興味深く拝見するところのたくさんあるお屋敷です。
御着物をお召しのガイドさん付きツアーで中を見せていただけます。

園内のお庭は大変贅沢なことに、桜島を築山(!)にそして錦江湾を池(!)に見立てた借景庭園。
他にも見どころ(正門、錫門、鶴燈篭、獅子乗大石燈篭、曲水の庭、千尋巌、発電用ダム跡、ろ過池、望嶽楼、鶴嶺神社など)、がたくさんあります。
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(↑錫門にて)
大河ドラマでの撮影に使われた場所も幾つか有って、フリークの誰かさんは、ウキウキしながら回っていました。(ほんと、ミーハーなんだからっ!)

◎尚古集成館(旧集成館機械工場)
28代斉彬の頃になると、西欧の列強が次々に日本を含めたアジアに進出してくるようになりました。
(↓復元された大砲)
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特に薩摩藩は、列島最南端という位置柄、これら先進諸国に対峙していく策を立てることが急務となり、近代化工業化にいち早く乗り出すことになったのです。
斉彬による、この日本の殖産興業の先駆けとも言うべき様々な事業を総称して“集成館事業”といいます。
磯地区は、斉彬が建設した工場群(製鉄、造船、ガラス製造、紡績、印刷など)があったところで、今は大砲を鋳造した反射炉跡や、1865年に建てられた石造りの元機械工場などが残されています。
建物はどっしりした石造り(鹿児島には石造りの建物が多い?)
中は博物館になっていて、斉彬の集成館事業に関する様々な資料を見ることが出来ます。
(↓反射炉の跡)
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◎磯工芸館 
ノスタルジックな白い壁の建物は、もとは1909年に吉野殖林所として建てられてものを移築したもの。
現在は、薩摩切子のギャラリー(販売もあり)になっていて、裏には切子の製作工程が見学出来る工房(工場)が併設されています。

>途中ですが、ここでusakoの補足
***薩摩切子について***
 薩摩のガラス産業は、27代斉興が当主であった1846年から始まり、28代斉彬が更に発展をさせたものです。斉彬の西欧への深い興味は、このガラス工芸の形にも反映されました。
しかし、1863年の薩英戦争の際、磯地区にあったガラス工場は激しく破壊されてしまい、その後ガラス産業は衰退。明治に入って完全に生産されなくなります。
一旦途絶えた薩摩切子でしたが、現在は島津家系はじめ地元の方々の手によって、その製作が復活されるようになりました。江戸切子とはまた少し違うぼかしの入った伝統的な薩摩切子は、青、赤、緑、黄などとてもカラフルで美しい色をしています。
最近、黒薩摩切子が、島津系の復活ものを扱うところとは別の、作家さんにより開発されました。
黒切子は、極めて難しい技術を必要とするものなのです。
実際手にとって見ると、重厚感のあるモノトーンと透き通ったガラスのバランスが、とても現代的で洗練されていて、素敵です。

-ご参考- 
2009年3月28日~5月17日 まぼろしの薩摩切子展 於:サントリー美術館 
http://suntory.jp/SMA/


◎異人館(旧鹿児島紡績所技師館) 
日本で初めての洋式紡績工場である鹿児島紡績所が建てられたのは、1867年。
そのとき、技術指導に来ていたイギリス人技師の宿舎として用意された建物が、異人館として残されています。  
中を見ることが出来ませんが、路線バスやシティビュー(観光用ループバス)の車窓から眺めることが出来ます。

◎鹿児島市維新ふるさと館
予定の時間の倍くらいかけて見た仙巌園を後にして、シティビューという観光スポットを巡るバスに乗って一路向かったのは、鹿児島中央駅近くの維新ふるさと館です。
比較的新しく建てられたらしいこの資料館のある加治屋町は、西郷隆盛や大久保利通が育った場所。
それに相応しく、ここでは、幕末から明治にかけての鹿児島の歩みを、展示を通して見ることが出来ます。
また、日の丸や君が代が、元々薩摩藩から提案され始められたことの説明もあり、日本最初の君が代を聞くことが出来ます。
君が代は、歌詞は変わっていませんが、今とはちょっと雰囲気の違うイギリス人フェントンにより作曲されたメロディです。

<この日食べたもの飲んだもの>
◎市場食堂(城南町魚類市場内)
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朝のお食事をしに、城南町の魚市場の中にある、市場食堂まで出かけました。
本当は首折れサバの定食をいただきたかったのですが、その日は海が荒れていてサバがないということで、替わりにお刺身定食をいただきました。朝から大満足です。
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◎磯御殿竹徑亭(仙巌園内)
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磯御殿見学ツアーの最後に、お抹茶と和菓子でひと休みさせていただけます。
柚子の香りの竹徑亭オリジナルの桃山は、美味。そして、ここにも丸に十の字!

◎両棒餅(ぢゃんぼもち) (仙巌園内ぢゃんぼ屋)
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磯地区で、あちこちで見かけるのがこのお餅です。
大河ドラマにも登場していましたね。
お茶店でこのお餅を頬張りながら尚五郎さんと篤姫のお兄様がおしゃべりしていたシーン、覚えていらっしゃいますか?
甘辛両方のお味付けがあり、ヤワヤワモッチリの御餅は、幾つでもいただけてしまいそうです。
ちなみにこの御餅には串が二本刺さっていて、鹿児島弁で武士の二本差し(=両棒)のことをぢゃんぼということから、その名がつけられたようです。
(↓撮影にも使われた茶店)
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◎鹿児島ラーメン豚とろ (市内山之口町)
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とろりととろけるチャーシューと濃厚な豚骨スープで行列のできるお店だそうです。
ヘンな時間(=実はおやつ代わり)に行ったので、貸切状態。
こむらさきより、ハード系のお味で、私は好み。主人はノックアウト。




◎恵みのおかげ(市内樋之口町)
現地のガイド冊子をじっくり眺めていましたら、見つけてしまいました。
“郷に入っては郷に従え”という決意で訪れた鹿児島でしたが、早くもホームシックではなけれども、でも、見つけたらどうしても行きたくなりました。
鹿児島では珍しい日本酒のお店“恵みのおかげ”です。
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利き酒師の資格を持つご主人岡氏が、目利き味利き(?)でセレクトされた日本各地の知る人ぞ知る系地酒をたくさん頂くことができます。
美味しい日本酒と、それに良く合うお肴を供してくださりながら、岡氏は、日本酒への熱い想いをカウンターの向うでたくさんお話してくださいました。
岡氏がポツリと、でも感慨深げに『ボクは本当は、カウンターのそちら側に座って居たいんですよ』と、おっしゃったのが、とてもとても印象的でした。
そのお気持ち、何だか解りますわ~。
日本酒好きの方が、鹿児島へご出張あるいは観光でいらっしゃって、ふと美味しい日本酒が恋しくなられたときに、お勧めのお店。
東京でも、これ程のお店には滅多にお目にかかれません。
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呑ん兵衛夫婦が、焼酎王国鹿児島での思いがけない出会いに感激しながらいただいた日本酒は以下の通り。
・一の蔵ひめぜん(乾杯に)
・紀土-KID- 山田錦磨き50% 酵母協会9号 平和酒造(和歌山県海南市)
・穀良都(こくりょうみやこ)山廃純米 復活米使用磨き70% 福岡県三井郡(井上合名会社)
・五凛 純米 兵庫県特A地区産山田錦磨き60% 車多酒造(石川県白山市)
・貴 山田錦 永山本家酒造(山口県宇部市)若干33歳の若き杜氏永山貴博氏の作 男山を産する蔵の御次男さんです。 
・天の戸美稲(あまのとうましね)美山錦磨き55% 麹米吟の精 秋田流花酵母AK-1 浅舞酒造(秋田県横手市)
・東一(あずまいち)純米吟醸 山田錦磨き49% 五町田酒造(佐賀県嬉野市)
・開華 特別純米 第一酒造(栃木県佐野市)
・志太泉 山田錦磨き55% 静岡県酵母NEW-5 焼津酒米研究所(静岡県藤枝市)
◎食後のデザート
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美味しい日本酒をたくさんいただいたあと、ホテルまでの帰途、アイスクリームを入手。
鹿児島といったら忘れてはならない白くまのカップアイスと、紫芋のソフトクリーム。
白くまの食べられる“天文館むじゃき”と言うお店には、追って参上する予定です。

この日も、良く歩き、良く見、良く食べ、そして良く飲んだ一日でした。
旅は三日目へと続きます。
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by oomimi_usako | 2009-03-09 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(8)

2009年3月 春を探しに南薩へ 第一日目 

今年の春合宿・・・いえ、春の旅は、羽田から空路1時間45分の“あの”場所へ行ってまいりました。
最初に申し上げておきたいのですが、これは、私の意向ではございません。(私はタスマニアに行きたかったのよっ!)
あくまで、我が家の当主の希望です。
そう“あの“場所とは、昨年のNHK大河ドラマで湧きに湧いた“薩摩の国”です。

第一日目 郷に入っては郷に従えの巻
羽田からは、お昼前に飛び立ちました。
少々天候が悪く、ずっと雲の上のフライトとなりましたので、地上が見えた時には、すでに眼下には霧島の山々が連なっていました。
鹿児島空港は昔はもっと鹿児島市に近いところにあったそうですが、いまは、霧島寄りにあります。
空から桜島を眺めるためには、到着便なら左側、離陸便なら右側の座席を確保されることをお薦めします。(進入経路は変わらないとは思いますが、念のため、地上係員さんに聞いてネ
さて、初日は日曜日だったので、月曜休館のところを優先してみることにしました。

<この日訪ねたところ>
◎示現流兵法所史料館

示現流兵法は、1592年に流祖東郷藤兵衛門肥前守重位に編み出された薩摩独特の兵法です。
その頃から歴代島津家当主は、この流派の指南を受け、やがて島津斉興(第27代)により『御流儀示現流』と称されるようになりました。
今でも、受け継がれている示現流は、その稽古により肉体と精神の両方を鍛錬することを目的としています。
ちなみに、大河ドラマ篤姫の中で、尚五郎さんが立ち木を打ちつつ鍛錬をしていたのは、このお流派なのではなかったかと思います。
◎ザビエル公園 
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フランシスコザビエルが最初に上陸したのが、鹿児島。
記念碑が建てられていて、その向かいに、モダンな建物にスラリと天に向かう十字架が立つ、ザビエル教会が建てられています。
◎西郷隆盛銅像
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ザビエル公園からお散歩がてら歩けるところに、桜島を見据えてお立ちです。
上野の西郷さんよりほんのちょっとスリム?
この銅像の作者、鹿児島出身の彫刻家安藤照氏は、渋谷の忠犬ハチ公の作者でもあります。
◎鶴丸城跡
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江戸時代の薩摩藩藩主島津氏の居城鹿児島城の跡。
このお城は天守閣のない造りで、建物が、鶴が羽を広げたような形をしていたために鶴丸城と呼ばれました。
本丸は1873年に火災で焼失し、今は石垣やお堀、石橋などが残っています。
石垣には、西南戦争の際の銃弾の跡も、あちこちに残されています。

鹿児島県歴史資料センター 黎明館
鹿児島県の歴史、民俗、美術工芸品などが解りやすく展示され、ここを始めに見ると、鹿児島観光はとても有意義なものになると思います。
ちょうど企画展“島津斉興(なりおき)展”(2009年2月10日~5月6日)が開催されていて、第27代当主が、43年間という長きにわたり藩主を努めたその姿を様々な角度から学ぶことが出来ました。
島津家の歴史は大変古く、初代島津忠久は、源頼朝の長庶子と言われています。
1185年(鎌倉時代初め)頼朝から南九州にあった島津の荘の地頭職に任じられたことから始まるそうで、当初は鎌倉在勤でしたが、三代久経の時の元寇の際に薩摩に赴き、以後四代忠宗からは薩摩に定住していったとのこと。
それから800年、途中、十七代義弘の時に、関が原の戦いで西軍に味方して敗れましたが、結局家康に本領のほぼ全土を安堵され、ずっと今の場所を守り続けてきたのです。
そのためか、歴史を語る史料も多く、それらの保存状態も非常に良いようです。
きちんと保管整理され、そしてまた、それらを広く市民に公開していることは、とても素晴らしいことだと感じました。

◎天文館地区探検
地方都市としては珍しく、非常に大きく賑やかなアーケード街のあるのが、天文館地区です。
地名は、第25代重豪が1779年に、ここに天文観測や薩摩独自の暦を研究するためのドーム屋根を持った施設を建設していたことから由来するそうです。
美味しいお店がたくさんあり、また鹿児島一のデパート山形屋品揃えは日本橋三越や高島屋に匹敵していました)もあります。

<この日食べたもの飲んだもの>
◎鹿児島ラーメン ラーメン専門こむらさき

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昭和25年創業の老舗店です。 
かん水を使っていない麺は、白くストレートでおそうめんのよう。
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スープもチャーシューもあっさりしてとても食べやすく美味しいラーメンでした。

カモテ・アミーゴ 
唐芋ケーキ(東京でも入手可能)で有名なフェスティバロの二階のカフェ。
鹿児島みなみ風農場で作られたさつまいもで作るケーキは、優しい甘さで美味。
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このカモテアミーゴDXという一皿は、唐菜シフォンの上にさつまいもケーキあり、アイスクリームありの嬉しいボリュームです。
ちなみに唐菜とは、唐芋の葉。それを、シフォンケーキに混ぜています。
お味は、苦味のない抹茶を想像してください。
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鹿児島郷土料理 熊襲亭(くまそてい)
まずは、郷土料理で、鹿児島県の食文化をチェック!
あわせるお酒には、一応日本酒も置いて有るようです。
日本酒フリークusako、これまで、両手の指で数えられるくらいしか焼酎をいただいたことがありませんでした。
でも、そこは礼を尽くして、焼酎に挑戦です。
お店の方に相談しつつ頂いてみたのは、
さつま富士 (紅芋白麹)
・黒吉 (芋)(白石酒造)

千代香で供される“正しい”焼酎は、なんと、思いがけず、とても美味。
今まで、東京で飲んでいた焼酎は何だったのかしら?と思ってしまいました。
日本酒にも美味しい飲み方があるのと同じですね。

郷土料理としていただいたのは、次のとおりです。
・きびなごお刺身 
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錦江湾で獲れたニシン科の小魚を、からし酢味噌でいただきます。
味噌は薩摩の麦味噌。
獲れたての、青と銀に輝く綺麗なきびなごは、手開きにして菊の花のように並べた“菊花造り”で、見ても食しても素敵でした。
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・といさし(薩摩地鶏のたたき)
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薩摩地鶏は野菜を餌に育つので、“歩く野菜”と言われているのだそうです。
・筍のお刺身
鹿児島では、もう筍が旬を迎えています。
・きびなごの塩焼き
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きびなごに塩をして焼いたものですが、これがまた焼酎に合うんですね~。
・黒豚の豚骨
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骨付きの黒豚のあばら肉を、黒糖と焼酎と味噌で三時間煮込んだもので、300年前から作られているそうです。
良く煮込まれたお肉は、トロトロです。
・酒寿司
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400年の伝統をもつお料理です。
9種類(つわぶき、たけのこ、しいたけ、こが焼き(卵焼き)、えび、鯛の酢〆、いか、三つ葉、木の芽)の具と、ご飯と薩摩の地酒を同量(基本は一升ずつ)で混ぜ、押して一昼夜発酵させた熟れ寿司。
一説によると、島津のお殿様が、宴会の残りのご飯とお酒を一緒にしておいたら美味しくなったので、それが初め、とか。
あるいは、男尊女卑の強かった薩摩では、女性が男性の前でお酒を飲むことが出来なかったので、女性も楽しめるように、かわりにお寿司にしたともいわれているそうです。
大変美味しいお寿司で、酒好きにはたまりませんが、奈良漬にも酔うような方や、お子様にはかなり“厳しい”アルコール度かと思われます。
使っている地酒は、私たちの良く知る日本酒の地酒とはちょっと異なります。
私がいただいた酒寿司には、タカラボシ地酒(本坊酒造)が使われていました。
この地酒、旨みが強くて、お酒としていただくよりも味醂のようにして使われています。
薩摩に清酒作りが伝えられたのは、1600年頃。
もろみ発酵終了間際に、必ず木灰を加えて酒の保存性を高める製法の灰持酒(あくもちざけ)であったそうです。

・さつま汁
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鶏肉でお味噌仕立てで作るお汁もの。
たけのこ、だいこん、にんじん、ごぼう、ねぎ、こんにゃく、油揚げ、しいたけ、里芋など具沢山。
ちなみに薩摩のお味噌は麦味噌です。

◎地域限定 果実畑あいす最中 篤姫のひなまつり
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菊の御紋型の最中の中には、細かくした桜の葉の塩漬けを混ぜ込んだアイスクリームが閉じ込められています。
ほんのりピンク色も可愛いこのあいす最中は、鹿児島県と宮崎県のファミリーマートで限定販売されてるのです。こういうもののチェックも抜かりなく。

良く見て、良く歩いて、良く食べた半日観光でした。
旅は、二日目へと続きます。
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by oomimi_usako | 2009-03-08 23:59 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(6)


日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


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