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by oomimi_usako
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歌舞伎座新開場柿葺落四月大歌舞伎 第二部

4月2日に初日を迎えた、新生歌舞伎座の四月興行
私が観劇したのは、あと数日で千秋楽を迎えるという頃でした。
迷って迷って選び抜いた(おおげさ!)第二部は、
今まで観てきた中でも、一、二を争う贅沢感を感じるような配役でした。
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第一幕は、弁天娘女男白波(べんてんむすめめおのしらなみ)、通称白波五人男。
まずは、浜松屋見世先の場。

尾上菊五郎、市川左団次、松本幸四郎、中村吉右衛門、坂東彦三郎・・・と揃った舞台は、良いの悪いの言うのは全くヤボというものです。
お馴染みの弁天小僧浜松屋の場面は、もちろんご見物の方々は、先の先までご承知。
その上でなお、次に出るセリフも、起きるハプニングも、すべてを心待ちにするワクワク感に、客席は満ち溢れていました。

続いて、稲瀬川勢揃いから、極楽寺山門、そして土橋まで。
今回確保した二階席東寄り最前列は、なんと言ってもこれを観る・・・いや眺めるため。
心地よく流れるセリフ(ツラネといいます)を堪能しているうちに、
あら不思議!
菊五郎丈に梅幸丈の面影が、三津五郎丈に先代の面影が、そして彦三郎丈には、羽左衛門丈の面影がたぶってみえてしまいました。
こうした経験が出来るのは、早くから歌舞伎を見始めた私の財産とも言えるもの。←ちょっと自慢げ。
それだけ役者の皆さまも、歳を重ねられたと言うことですが、
どうやらそれだけ私も、歳を重ねていると言うことですね・・・あらら。

そうそう、がんどう返しの菊五郎丈、
御年齢を物ともせずお見事で、極上々吉。

でもね、このお話、通しでみるのが一番面白いのです。
青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)”と言いまして、
河竹黙阿弥が、三代豊国の描いた錦絵に発想を得て書いたお芝居です。
今回もお芝居の中で、突然登場して大屋根から落とされてしまったものを青砥左衛門藤綱が拾うことになる“胡蝶の香合”など、通しでみれば、経緯がはっきり見えてくるというものなのです。
ご見物側の、“寝ずに観られる忍耐力”と、興行側の“思い切りのよさ”があれば、実現することでしょうけれど。

第二幕 忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)通称、将門
舞台わきの山台の上で語られる、常磐津の名曲将門にのって、
坂東玉三郎丈と、尾上松緑丈の美しい踊りが見られます。
このお二人の組み合わせで拝見するのは、私は初めてです。
幕開き、闇に包まれた広い歌舞伎座で、すっぽんをせり上がって来て、
本火のろうそく二本だけの灯りの中、ご見物の視線を吸い込みながら雰囲気を漂わせるのは、玉さまならでは。
松緑丈も、キビキビとした動きがよくて“なかなかいい役者になってきましたねえ”と言う感じでしたが、とにかく最初からお仕舞いまで、うっとり玉さまに見惚れておりました。
最後に、屋体崩しと呼ばれる、セットのお屋敷を舞台上でそのまま崩していく演出が観られます。
私はこの演出が、とても好きです。

それにしても、この日は、終演後、なんだかとっても疲れました。
疲れていても、元気が無くても、
とにかく歌舞伎は私にとっての栄養ドリンクみたいなものなので、
却って元気が出るのが、常なのですが。
思うに、
劇場内は、上へ下への大混雑だし、
お芝居は、三部制で忙しないし、
チケットは、地下と地上を行ったり来たりしないと発券できなくなってしまったし、(今までは、入り口脇でチケットを発券して、そのまますぐに入場出来たのです)・・・。
再び歌舞伎座でお芝居が見られるようになったのは、とても嬉しいことですが、
落ち着いて、じっくり“お芝居そのものを楽しめる”ようになるには、
あと何ヶ月待てば良いのでしょうねえ。

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私の手元の四月歌舞伎のちらしには、あの方のお名前がありました。
“問われて名乗るもおこがましいが・・・”
記憶を手繰り寄せると、響き渡るお声が聞こえてくるようです。

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Commented by june_h at 2013-04-26 18:14
レポお待ちしておりました!
今回の『白波五人男』は、杮落としのお祭りですから、配役は豪華でイイトコ取りでしたね!
イヤホンガイドでもチラっと聞きましたが、さすが黙阿弥モノだけあって「実は親子だった!」というカラクリがあるんですね。
いつか、ぜひ、通しで楽しみたいものです(^^)♪
吉右衛門さんがなさった、日本駄右衛門は、団十郎さんがなさるはずだったんですね…。
私も早く、フラっと幕見が楽しめるくらい、落ち着けばイイなぁと思っております(^^;
Commented by 2005-1127 at 2013-04-26 19:14
こんばんは^^
新しい歌舞伎座に行かれたんですね♪
連日、大盛況のようで・・・早く落ち着きが戻ってくるといいですよね。
Commented by oomimi_usako at 2013-04-27 18:14
☆juneさま、お待たせいたしました!
やはりお祝い興行なので、内容云々は抜きでした(^^;)
まっいいか、と思ったものの、慣れた雰囲気と違ったためか、どっと疲れが~~~。
来月は、もうちょっと何とかなっているでしょうか。
Commented by oomimi_usako at 2013-04-27 18:16
☆モンスーンさま、新装歌舞伎座自体には、先日の開場式の時にすでに入って拝見しているので、どこになにがあるかも把握済み。
ですから、その疲れではないと思うのですが、何しろ、落ち着かなくて~(^^;)
でも、懲りずに来月も参ります~v
Commented by まりりんまま at 2013-04-29 01:05 x
先週末に銀座に行きましたが、駅から入ってお土産売り場を人混みのなか、見てきました。
え、はい、地下1階のみです。長蛇の列にめげて帰ってきました。
ところで、↑のイチゴのスイーツ、素敵~
やはりうさこさまのスイーツは美味しそう☆
Commented by sakurasakuharu221 at 2013-04-29 09:56
こんにちは
コメントのトラックバック機能がよくわからず27日のお料理のところにコメントできませんでした。 こちらで。 春にいちごのスイーツは嬉しいですね! しかも手作りで! いまさらながらですが、うさこさんはスイーツのお教室の先生でいらしゃるのでしょうか?
Commented at 2013-04-29 16:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by oomimi_usako at 2013-04-29 23:41
☆まりりんままさま、いままでは劇場に入らないとあのような場所はなかったですものね。
これからは、歌舞伎をご覧にならずとも、歌舞伎に関するおみやげ物などが見られたり買えたりするので、きっといつも混んでることになるのかも(^^;)
苺のお菓子のこと、ありがとうございます。
あっ!そうそう、お約束の“あれ”をまとめたものをお送りしますね、遅くなってしまいごめんなさい・・・
Commented by oomimi_usako at 2013-04-29 23:47
☆sakurasakuharuさま、コメントありがとうございます。
27日の記事はコメント欄をあけていなくてTBしかつけていなかったものですから、いろいろお手数をおかけしてしまったようでごめんなさい。
ご質問の件ですが・・・そうなんです~じつはお菓子教室をしております。
あまりお教室に関する記事を書いておりませんので、お分かりになりにくかも(^^;)
こそこそ(?)静かにお菓子のセンセをしております。
Commented by oomimi_usako at 2013-04-29 23:54
☆2013-04-29 16:42の非公開さま、お返事遅くなりました、ごめんなさい。
どうぞどうぞ、如何ようにもお任せいたします。

先日お返事いただいたあと(ありがとうございます!)、どうなさったかしら?お分かりいただけたかしら?とソワソワしておりました。
早速覗きに伺いました!
とても素敵に完成されていて、嬉しく拝見しました。
こちらこそありがとうございます~♪
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by oomimi_usako | 2013-04-26 12:48 | 歌舞伎やお芝居見物 | Trackback | Comments(10)