人気ブログランキング | 話題のタグを見る

四日市 笹井屋の可愛いもなか

雨に降り込められた日のお茶の時間。
頂きましたのは、水車の回る田舎家の形をしたもなか。
四日市 笹井屋の可愛いもなか_f0039281_22584207.jpg
こちらは、銘菓なが餅で有名な、四日市にある老舗和菓子屋、笹井屋の“采女なごん”です。
なが餅は、薄くのした餅生地の間に小豆餡が挟んである和菓子ですが、
この采女なごんは、ちょうどその逆バージョン。
もなか生地の中の小豆餡に、餅生地が閉じ込めてあるお菓子です。
四日市 笹井屋の可愛いもなか_f0039281_22585945.jpg
ちなみに、采女なごんの名の由来。
朝廷に仕える女官が、昔、采女(うねめ)と呼ばれていて、
伊勢三重郡の郡司のところにも、特別にその采女が遣わされていたそうです。
その郡司の家の有った四日市には、いまでも采女という地名が残っているそうで、
創業天文十九年の地元の老舗和菓子屋として、新しいお菓子を作って采女なごんと名付けた、
ということのようです。(参照:同梱の栞)
四日市 笹井屋の可愛いもなか_f0039281_22590210.jpg
その采女さんが、ひょっこりお家から出てきそうな。
佇まいが、なんとも可愛らしいもなかです。

by oomimi_usako | 2019-10-13 22:55 | あまいもの
<< 伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ... 試作もヤマ場!? >>