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日々のあれこれと、美味しいものの記憶。


by oomimi_usako
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2008年3月 出雲の旅 第一日目

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を(須佐之男命 詠)
古事記によればその昔、奇稲田姫(くしなだひめ)と結婚した須佐之男命(すさのおのみこと)が、出雲の地に新居となる宮殿を完成させました。
その時、地から幾筋もの雲が湧き立ったので、それを見た須佐之男命が詠みましたのが、この歌。
これは和歌の始まりと言われています。
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毎年恒例の春の旅。
今年は神々の古里出雲、不昧公のお膝元松江、そして世界遺産石見銀山へ行ってまいりました。
出雲松江へ行くのは主人は初めてでしたが、私は大学を卒業した春に訪ねているので二回目の旅行です。
また石見銀山は、せっかく近くまで(と言うほど近所ではなかったのですけれど)行くのだから、ということで、足をのばしてみることにいたしました。

今回も、いつもの旅同様、いろいろ観て、食べて、飲んでの旅です。
第一日目 出雲、玉造編
第二日目 石見銀山編
第三日目 松江編(その1)
第四日目 松江編(その2)
全編長文ですが、どうぞお付き合いくださいませ。

さて・・・
出雲空港へは羽田より、1時間半程の空の旅。
着陸直前、飛行機は、松江城の真上を通り(お殿様ごめんなさい!)、宍道湖を東から西へ横切ります。
そして最後に旋回して、西から宍道湖に向かって着陸します。
地上を移動しているだけでは、わかりにくい松江や出雲の周辺の土地の様子が、空から一望するととても良くわかりました。

<この日みたもの>
◎出雲大社
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縁結びの神様としてどなたもご存知の出雲大社(いづもおおやしろ)に、まずはお参りします。
正面鳥居から入り、起伏のある長い松並木の参道を進んでいきます。
銅鳥居の手前に、因幡の白兎神話をモチーフにした、大国主命と白兎の銅像(御慈愛の御神像)がありました。
皮をはがれて泣いていた白兎に、優しく声をかける場面。
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悪戯もののusako・・・ではなくて、因幡の白兎さんは、こんなお顔です。
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手水舎でのお清めも、お作法に則って・・・。
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1744年に建てられた高さ24mの大社造りの本殿に祀られているのは、大国主大神(大国主命)です。
(ちなみに大国主命は、須左之男命の孫の孫です。)
この本殿は、太古の時代には96m、中古の時代でも48mの高さを持っていたらしいことが、文献だけでなく、発掘された巨大な柱の址からも窺い知ることが出来ます。
でも本殿には普段は直接お参り出来ませんので、手前の八足門からお参りします。
ところで、出雲大社のおみくじには、吉凶は書かれていません。
でも、書かれていた言葉(詳細はひみつ)に、usakoはまさに白兎になりましたので、大切に持ち帰ることにしました。
本殿の手前にある拝殿は、総檜作りで長さ7m重さ1500kgのしめ縄がかけられていますが、その巻は普通とは逆方向になっている興味深いものです。
さらに、神楽殿にも長さ13m重さ5000kgのしめ縄がかけられていて、こちらは投げ上げたお賽銭がささればご利益があるのだそうです。
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現在出雲大社は、平成の大遷宮の準備中。
御本殿の修理が終わるのは、2013年になるそうです。

◎連歌庵、出雲阿国の墓
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そもそも私が以前、大学を卒業した春に出雲に来たのは、出雲の阿国さんにお礼を兼ねてお参りをするためでした。
なにしろ歌舞伎を学びたくて日本文学科に入学し、卒論にはもちろん歌舞伎を書いて、晴れて卒業証書を手にしたのですもの。
そしてやはり今回も、“これからも楽しませていただきます”のお願いもこめて出雲阿国さんの墓参をしました。近くには、阿国が尼になり晩年を過ごしたという“連歌庵”もあります。
途中ですがusako余談>大学卒業当時、“早くお嫁さんになれますように”と出雲大社にお願いをするのが“ついで”だったのが、婚期が少々ゆっくりになった理由かしら??



◎古川酒造
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大社町内で唯一の造り酒屋さんでは、出雲大社のお神酒をおさめています。
地酒八千矛(やちほこ)上撰は、ちょっとありがた~い形のものを記念に購入。ご紹介はまた後程。

◎島根県立古代出雲歴史博物館
私達が見に行った日の翌日が、ちょうど開館一周年目だった真新しい博物館でした。
出雲大社の歴史だけでなく、出雲の国の古代から現代に至る歴史についてを学ぶことが出来る密度の濃い展示がされています。
特に、荒神谷遺跡から出土した、358本の銅剣、16本の銅矛、6個の銅鐸、加茂岩倉遺跡から出土した39個の銅鐸が、ずらりとセンス良く陳列されている部屋では、見るものを圧倒する古代の威厳を感じました。
これから出雲に行く方は、この博物館は外せませんよ。

◎山陰本線出雲市駅
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一畑電車出雲大社前駅から出雲市駅までは大社線に乗り、そこからJR山陰本線に乗り換えて玉造温泉駅へ。途中、列車は宍道湖畔を走ります。オパールのような柔らかな色の水面には、白い浪がたっていました。
この出雲市駅の正面は、出雲大社の切妻造り風です。

◎玉造温泉
宍道湖に注ぐ玉湯川の両岸に、約15軒の温泉旅館が立ち並んでいる玉造温泉は、出雲国風土記にも登場する山陰最古の温泉です。
ここで採掘されるメノウで勾玉を造る玉作部(たまづくりべ)達が住むところだったことから、この地名がつけられたと言われています。
この日は、玉造温泉ではもっとも長い歴史のある創業300年の老舗旅館に宿泊しました。
とても柔らかくて優しいお湯で、夕食前・夕食後・朝食前の三回入りましたが、それだけで旅の間中お肌がずっとツルツルでした。

<この日食したもの>
◎名物俵まんじゅう
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大国様(出雲では大黒様を、大国主命に因んでこう書きます)にあやかった俵の形をしたおまんじゅうは、こちら出雲大社の名物。
ふぅんわりと柔らかい皮に、白餡が美味しいのです。









◎因幡のしろうさぎ
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こちらは、白餡が優しいお味の美味しい和菓子ですが、うさぎちゃんの形をしています。
旅館のお茶菓子で頂いて気に入ったので、お土産としても購入しました。
構成とお味については“ひよ子”を想像してください。







◎お宿のお夕食
地のものをふんだんに取り入れたお料理を堪能しました。
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宍道湖の幸、日本海の海の幸、さらには豊かな地の幸。特に奥出雲地方は、美味しいものがたくさん生産される場所です。
島根和牛は、とても品のよいお味。
◎今日の日本酒
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こだわりの酒蔵で作られる稀少な日本酒“王禄”。
旅館に特注で卸しているものだそうです。
“簸上正宗 純米吟醸 七冠馬 一番人気”簸上清酒合名会社
名前に惹かれましたら、これまた走り抜けるようなさらりとしたお味の美味しいお酒でした。

さて旅は二日目へと続きます。
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by oomimi_usako | 2008-03-20 09:00 | 旅とおでかけ | Trackback | Comments(0)