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2008年6月 ブリヂストン美術館 岡鹿之助展

岡鹿之助は、好きな画家の一人です。
岡氏は、描くものにこだわりがあります。
そのため、見ようによっては、一風変わっていると言えるかもしれない画風です。
でも、そういうこだわりのあるところが、私が魅力を感じる部分です。
描く対象物の他に、描き出される建造物のラインや、色遣いなどに特長があります。
2008年6月 ブリヂストン美術館  岡鹿之助展  _f0039281_19214387.jpg

今回の展覧会では、気に入った絵画が3つも見つかりました。(私の展覧会の見方については、以前の記事にチラリと書かせていただいておりますので、宜しければご覧下さいませ)
一つめは、“”。
枝に積もる雪と、奥のほうに見える林の中の一軒家の暖かな光が対照的な作品です。
次に“群落(雪)”。
俯瞰的な構図で、欧州の家並みに雪が積もっている様子を描いていますが、その視点の置き方が気に入りました。
そして、“水辺の城”。
お城と、そのお庭にある池に映るお城の姿を、どちらかというと平面的に近い感じで描いているのですが、私には、その空間を通り抜ける五月の(←勝手に決めてます)風が感じられるのです。
と、まあこのような具合。
ご覧にならないと『なんのことやら』と思われるのは当然で、その点お詫び申し上げます。
残念なことに、私の選んだ三点は葉書になっておりませんでした。
2008年6月 ブリヂストン美術館  岡鹿之助展  _f0039281_19223628.jpg

ブリヂストン美術館の一階には、ジョルジェットというティールームがあります。
フレスコ画(実物)などが飾ってあったり、美術関係のちょっとした雑誌なども自由に読めるようになっていて、とても落ち着いた雰囲気。
中央通りの往来を眺めながら、お気に入りの展覧会を見られた余韻を、こちらでしばし楽しみました。
by oomimi_usako | 2008-06-26 19:10 | 展覧会 | Comments(2)
Commented by coed at 2008-06-26 23:39
素敵なお時間の過ごし方ですね。
本当はぴょんぴょんお忙しいのでしょうに、忙しさを感じさせない秘訣は?
私も美術展に出かけると、My Favoriteをチョイスして、帰る前にもう一度、二度、見です。後ろ髪を引かれながら後にして、はがきを探すと無い!ということもしばしば・・・。個性的な好みなのかしら?
Commented by oomimi_usako at 2008-06-27 14:55
☆個性的なcoedさま、またしても私がぴょんぴょんしているところ、どこかでご覧になってましたか?この日も実は新宿と日本橋と渋谷で用事を済ませる合間の、束の間の安息タイムだったのです。
はがきではなく、本物を買って帰れれば嬉しいのよね~♪(←言ってみたかっただけです)
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