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小山本家酒造 灘浜福鶴蔵 空蔵 雄町純米吟醸 @usako庵

神戸大丸のリカーショップで日本酒を物色していたら、
詳しそうな店員さんが、
“どんなものをお探しでしょうか?”
サササと、近づいてきてくださいました。

有馬の宿で頂いた御酒の同じ蔵元から一本と、
こちらならではのお勧めの御酒があれば、それも教えて欲しいと申し上げると、
店頭に並ぶ灘の福寿をまず、お奨めくださいました。


でも、福寿は二年ほど前、灘五郷の酒蔵めぐりをした折に、
蔵元さんで、た~んと試飲とお買い物をした蔵元です。
それを伝えて、美味しいのは良くわかっているので、今回は別な蔵元さんでと言うと、
“ありがとうございますっ”
と、大きなお声でおっしゃってから、
私ならこちらを、とお勧めくださったのが、この御酒。

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空蔵 雄町 純米吟醸(小山本家酒造 灘浜福鶴蔵)でした。
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雄町(おまち=酒米の種類です)、それも全量岡山県産雄町と聞いては、
呑まずには居られないほど、雄町好きな私ゆえ、即決したのはもちろんでしたが、
とても貴重な日本酒であることも伺って、お家で頂くことがとても楽しみになりました。
小山本家酒造 灘浜福鶴蔵 空蔵 雄町純米吟醸 @usako庵_f0039281_20302230.jpg
裏ラベルにはこう書いてありました。
“全国屈指の酒蔵の街、灘五郷のひとつ魚崎郷にある浜福鶴は、
北は六甲おろしで有名な六甲山と南は瀬戸内海に面し、近くには清流住吉川が流れ、
谷崎潤一郎の小説「細雪」の舞台となった倚松庵のある、閑静な街並みにあります。
【空蔵】の由来は平成7年1月17日の朝、神戸を襲った大地震によって浜福鶴の蔵が
全壊するなどの被害に遭い、灘酒復活の願いを込め、ゼロ(空)からの再出発として
【空蔵】が誕生しました。新たな歴史の始まり【空蔵】は、今後も皆様に愛される灘の地酒、
灘を代表する酒となるよう努めてまいります。蔵主”


寒い寒い日に、見つけた天然ものの鰤のさくで鰤しゃぶを。
口の中で、とろりとほどける鰤に空蔵雄町が臆することなく溶け合って、
極上のお味が楽しめたのは、申すまでもありません。


東京のほうでは、きっとなかなか手に入りませんから、どうぞ是非。
と、気持ちよく勧めて下さった店員さんのお召し物には、
そういえば福寿と書いてあったことを、
馥郁とした雄町の香りの向こうに想い起こす食卓です。


# by oomimi_usako | 2018-02-02 20:28 | おうちのお食事 | Comments(0)

有馬温泉へ冬の旅 旅の足あと


しばらくお空を飛んでいなかったので、
ちょいと飛行機で旅に出たくなりました。

良いお湯につかってゆっくり温まれるようなところ。
使えるお休みは週末だけなので、
多少の土地勘があり観光せずともよいところ。
もちろん、
美味しいお料理と御酒にも、恵まれたところ。

そして出掛けたのが、有馬温泉でした。


羽田から伊丹へ飛び、阪急電車でいったん神戸へ。
神戸菊水で、神戸牛の数量限定ランチメニューをいただいて。

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せっかくなので、高架下や三宮センター街、元町界隈をお散歩。
お茶の時間には、王道(?)神戸にしむら珈琲でひと休みして、
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美味しいコーヒーと一緒に、御影のウィーン菓子店セセシオン コンディトアアテリエ
アプフェルシュトゥルーデルを合わせていただきました。

それから、六甲山の真下を通って北上する電車にのって、有馬温泉へ向かいました。
長い地下鉄区間を終えて地上に出るともう、
車窓には、山あいの景色が広がっていました。

有馬温泉駅は小さな駅。
お宿の車に迎えに来ていただいて到着したのは、
切り立つ傾斜地を上手に利用して立てられた、高山荘華野です。

こじんまりした、落ち着いたお宿で、静かな時間が流れていました。

ウェルカムティーでは、美味しく点てて頂いたお抹茶をごちそうになりました。

随所に活けられた季節の花々の歓迎を受けながら、
案内して頂いたお部屋は眺めの良い最上階。
有馬温泉を一望し、遠くに三田の街が見えました。


お湯は、太閤秀吉のお墨付きの金泉と銀泉。
肌当たりの良い柔らかなお湯は、温度もちょうど良く、
温泉があまり得意でない私でも、長湯が楽しめました。


お楽しみのお夕食は、見目麗しいお料理。

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御酒はお宿特注の富久錦(加西市)の純米や吟醸や大吟醸を呑み比べ。
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もちろんお肉は三田牛をしゃぶしゃぶで楽しみました。
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朝食では、テーブルの上で温かな湯気をあげる湯豆腐豆乳鍋に舌鼓。

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時間をかけて、ゆっくりいただくあさご飯は、
なんと贅沢なことでしょう。
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女将のお見送りを受けて、名残惜しくお宿を後にしてから、
お部屋の窓から見えていた、湯煙の立つ源泉の神社へ立ち寄りました。

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有馬のお湯の金泉は、鉄分を含んでいるので、鉄さび色をしています。
お湯のこぼれたところも赤いさび色をしていて、
周囲には独特の香りが漂っていました。


有馬温泉駅から再び三ノ宮へ戻り、
神戸に来たら必ず立ち寄る大丸の地下食料品売り場へ。

この地でしか手に入らない近郊の酒蔵の日本酒や、
つまがりや、ボックサンのお菓子などを調達します。

お昼は軽くたちばなで、明石焼きを食べたら、

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予定していた阪急電車で伊丹空港までゆき、飛んで羽田へ戻りました。


暮れ方の東京の街の灯りは、
冬の澄んだ空気の中で輝きを増していて、
旋回する飛行機の窓の下に、まるで、
小さな宝石がたくさん散らばっているかのように見えました。


# by oomimi_usako | 2018-01-29 22:38 | 旅とおでかけ

有馬温泉へ冬の旅

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羽田から伊丹へ飛んで、
ちょっと神戸に寄ったあと、
ひと山越えて(正確にはひと山くぐって)、
湯けむりの立つ有馬温泉へ。
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そこ此処に楚々とした花々の活けられた
落ち着いた湯宿で、
静かな時間が過ごせました。
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# by oomimi_usako | 2018-01-26 21:40 | 旅とおでかけ